ヒマワリは、どっちを向いて咲いている?

 「まっすぐ育つ向日葵:開花宣言」(2019/06/15 18:41UP)の記事を掲載しました。ヒマワリの画像の1枚1枚をよく見ると、みごとな大輪の勢ぞろいです。太陽の光をたくさん浴びて輝く黄色は、植物のたくましい生命力を感じさせます。
 HPで紹介した後も、大小さまざまなサイズのヒマワリが次から次へと咲き続けています。およそ50本のヒマワリが敷地南側の植え込みを彩っています。
  


 ところが、不思議なことに、この
ヒマワリは花の向いている方向がまちまちなのです。東や北を向いたり、うつむいたりといった具合に。もともと、ヒマワリは、茎が成長していく過程で、太陽の動きに合わせて向きを変えるという特徴があると言われています。
 そういえば、梅雨期の天候不順が久しく、例年の気温を大きく下回る「梅雨寒」(つゆざむ)も続いています。太陽もほとんど顔を見せていません。栃木市内では、ようやく7月17()に午後まで、少しまとまった時間、日射しを浴びることができました。

  

 

 植え込みの近くにはサルスベリなどの樹木も植栽されています。この木が特定の時間帯の日光をさえぎっています。また、学悠館高校では、夜になるとグラウンドや体育館の照明、街路灯、誘蛾灯の強い光が点()きます。ヒマワリの向きには、ひょっとするとこれらの影響も考えられます。

  

 

 もしかしたら、教室や体育館、グラウンドから聞こえてくる生徒の皆さんの明るい笑い声に反応して北を向いているのかもしれません。
 ヒマワリ“ほほ笑み”は、生徒の皆さんを今日も優しく見守り続けているようです。