第3回人間関係スキルアップトレーニング

 9月21日(水)のLHRの時間を使って、すべての生徒を対象に、第3回人間関係スキルアップトレーニングを実施しました。
    
【「チームで協力して救援物資を運べ!」の一場面】
 1年次生と4年次生は、「チームで協力して救援物資を運べ!」を実施しました。困難な状況下にある場合でも協力することの大切さ、コミュニケーションの大切さを実感すること、さらに、その場の状況に応じた適切な問題解決・行動選択ができるようになることをねらいとしています。生徒たちは楽しみながらも、協力、コミュニケーションの大切さを実感することができたようでした。生徒の振り返りシートには、「話し合ってくださいと言われた瞬間、男子が『どうしたらいいと思う?』と話かくけてくれた。緊急時には、こういう積極性が求められると感じまし。」というコメントがありました。
  
【「絵伝言~無人島の動物~」の一場面】
 2年次生は、「絵伝言~無人島の動物」を実施しました。集団の中で、他者と良好な関係を築きながら、望ましい自己表現ができるスキルを身につけることをねらいとしています。グループのリーダーが最初に無人島の上陸し、ある動物を発見するという設定で始まります。その動物が何かをグループのメンバーに絵で伝えます。2番目の人はリーダーの絵を見て3番目の人に伝えます。3番目の人は2番目の人の絵を見て、次の人に伝えます。これを繰り返し、最後のメンバーまで伝えていきます。正確に伝えることができるグループもあれば、途中からずれていってしまうグループもありました。表現することの難しさを実感することができたようでした。生徒の振り返りシートには、「伝えることの難しさを感じました。しかし、精一杯自分の力で伝えることができました。」というコメントが多くありました。
 3年次生は、「正確に気持ちを伝えるには?」を実施しました。自分の気持ちを正確に伝えるためには、言葉だけではなく表情・声・姿勢も重要な要素になることに気づくことをねらいとして、相手に自分の感情を伝えること、相手の気持ちを読み取ることを行いました。様々なシチュエーションのもとでの『ありがとう』、『よかったね』という言葉の裏側を探っていきました。それぞれの場面で、気持ちを伝えることの難しさを実感してくれたようです。生徒の振り返りシートには、「目の動き、息の量、イントネーション、間、手の位置など、気持ちを読み取るヒントはたくさんあることがわかりました。しかし、気持ちを伝えること、気持ちを読み取ることはやっぱり難しい。」というコメントがありました。
 人間関係スキルアップトレーニングは年間で4回実施します。残すはあと1回です。しっかりと参加して、人間関係を構築するヒントを学びましょう。