4階学習コーナーから栃木駅・太平山を望む

 1月20()の夕方、敷地内を巡回していると、ドーナツ型の不思議な形状の雲が目に映りました。エレベーターを使って、すぐに4階の学習コーナーに移動。栃木駅・太平山方面を望むと、西の空は赤く染まり、この雲はまるで巨大な生き物のようにも見えてきました。

 

 

【1月20()17:05ごろ撮影】


 『栃木県立学悠館高等学校創立10周年記念誌 生徒10年のあゆみ』
の「編集後記」の一節として、次のような文章が掲載されています。

 

 校内を巡回しながら、ふと足を止める場所がある。4階の学習コーナーである。校舎の南西の角に位置するこの場所からは、栃木駅、太平山をはじめとした栃木市の南部が一望できる。澄み渡った朝夕には、遠く富士山まで浮かびあがる。実は、学悠館高校の中で私の一番好きな場所である。
 きっとここに集う1,000名を超える生徒・教職員には、それぞれにお気に入りの校内スポットがあることであろう。そして、それは、かつて学悠館での日々を過ごしたすべての人々の心の中にも存在することであろう。愛着、居場所、記憶、心象風景……、種々の感懐の詰まった場所が学悠館高校なのである。

 

 4階の学習コーナーに立って周囲を見渡すと、学悠館高校の開校した当時と現在との街並みの変化に気づきます。同時に、学悠館高校の発展の歴史も懐かしくよみがえってきます。
 夕焼け空に浮かぶ雲を見上げながら、まもなく16周年目を迎える学悠館高校の軌跡に思いを馳せる機会となりました。