第4回「寺子屋みらい」形状記憶合金カーを走らせよう!開催

 9月29()、午前9時から会議室で〝第4回「寺子屋みらい」形状記憶合金カーを走らせよう!〟が開催されました。講師には、足利大学工学部教授の小林重昭先生をお招きしました。


 お湯につけると一瞬で元の直線の状態に戻る「形状記憶合金」の実験、「形状記憶合金カー」を走らせるデモンストレーションなどでは、参加した皆さんがとても驚いた様子でした。

 

1.鉄・銅・アルミニウム・マグネシウム・チタン・ニッケルの6種類の金属に触れてみる。
 それぞれの重さ(比重の差)を実感。軽い順に並び替える。その後、比重の重いタングステンも持ってみる。その、ずしりとした重さに驚く。
  


2.1円玉、10円玉、食塩水、濾紙(ろし)を使って電池を作り、電子オルゴールを鳴らす。
 男子チームは、絶妙のチームワーク。ヒントが出される前に作り上げ、小林先生から褒められる。

   


3.パワーポイントで純金属と鋼、鋳鉄、ステンレス鋼などの合金の説明。



4.形状記憶合金の実験。細い針金状の形状記憶合金を自分で好きな形に変形させる。
 お湯の中に投入。一瞬で元の直線の状態に戻ったので、とても驚く。

  

 

5.形状記憶合金の細い針金がタイヤを回転させる。この仕組みをビーカー内での実験をとおして理解する。
 形状記憶合金の細い針金を用いた、形状記憶合金カーを廊下で走らせてみる。

    

6.原子の結合をはじめ形状記憶合金について学ぶ。


7.質疑応答の時間に、生徒が熱心に質問する。



〔生徒の感想より〕

29Dクラス O君

お湯の中で、形状記憶合金の針金の形がぴんと元に戻ったことは印象的でした。スピードが速かったので、びっくりしました。この合金が色々な所で応用されていることを知り、金属は大きな可能性を持つものなんだなと実感しました。

28Bクラス Nさん

 新幹線やメガネの部品にも応用されていて、その活用法に感動しました。原理を知ると、自分の知識がさらに深まった気がします。家に帰ったら、今日の実験を家族に話そうと思います。