研修報告

平成24年度 新任学年主任研修(高等学校)研修報告

目  的学年主任の職務・役割、学校教育の諸問題、学年経営上の課題について理解を深め、学年主任としての資質の向上を図る。
日  時平成24年5月18日(金) 9:30~16:00
対  象高等学校の新任学年主任
研修内容1 講  話「学年主任の職務」
2 講  話「高校生段階における発達障害の理解と対応」
3 事例発表「本校における学年経営」
4 研究協議「学年経営上の課題」
講  師県立高等学校教員
総合教育センター職員
研修の様子
講話「学年主任の職務」
講話「高校生段階における発達障害の理解と対応」
事例発表「本校における学年経営」
事例発表「本校における学年経営」
研究協議「学年経営上の課題」
研究協議「学年経営上の課題」

研修評価・振り返りシートから
0 研修の満足度、研修へのニーズ
  ①満足度
 満足  不満足
 
研修満足度40.5 %59.5 %

②研修ニーズ

  • 発達障害生徒の周囲に対する指導、会議の持ち方、一斉メール配信やグループウェアの利用など。
  • 調整力開発ができるようなワークショップ

1  講話「学年主任の職務」

  【研修の目標】
 学年主任の職務と役割について理解を深め、学年主任として学校教育の諸問題に対応できるよう資質の向上を図る。

【講話の感想や参考になったこと】

  • 「学年主任は学校経営の担い手である。」や「学校に流れる空気は教育力を持っている。」、「校長の指示をそのまま伝えるのではなく、一度自分の中で消化して自分の言葉で伝える。」という言葉が印象に残りました。
  • 「担任団が同じ方向を見ていることが大切である。」という言葉は、初めての学年主任でいろいろ不安がある中、改めて頑張ろうと思いました。
  • 学年の目標がどの程度達成できたかを記録に残し、客観的に評価し、反省につなげていくこと。
  • 意思疎通を図るために、学年会議は短くても頻繁に回数を多く行うこと。

2 講話「高校生段階における発達障害の理解と対応」
【研修の目標】
 発達障害の特性を理解し、校内における生徒支援体制の中で学年主任が果たすべき役割について理解する。

【組織的対応の中で、学年主任としてこれから取り組もうと考えたこと】
  • 教科担任等から情報を得て、教育相談係と連携を図りながら取り組んでいきたいです。
  • 支援を必要とする生徒に対してもっと積極的に関わっていくことが大切であることを認識させられました。
  • 今日学んだことを、学年の研修会で共有したいと思います。

3 事例発表「本校における学年経営」
【研修の目標】
 学年経営の具体的な実践事例を聞き、今後の学年経営に役立てるとともに、学年主任として取り組む意欲を高める。

【参考になったこと、学年経営に生かせると思うこと】
  • 相談できる先生がいること、各担任が仕事しやすい環境を作り出すための一言を学年主任が先生方に伝えることが大切であると思いました。
  • 今月の指導上の留意点を学年会資料に書き込むことは3年間を通して指導の一貫性、方向性を定めていくのに有効であると思いました。
  • 学年集会では学年主任以外の先生にも話していただこうと思いました。
  • 担任が一人で抱え込まない、抱え込ませないために日頃のコミュニケーションが重要であると感じました。


4 研究協議「学年経営上の課題」
【研修の目標】
 各学校の学年経営の現状と課題、学年経営上の疑問点、問題点について共通理解を図る。また、組織的な学年経営を行うために必要なことは何かを探り、望ましい学年経営の在り方について理解を深める。

【学年目標に向けて、組織的学年経営で期待されていると考えたこと】
  • 学年目標ひいては目指す学校像に向けて正副担任が協力し合うことが必要であると感じました。
  • 多くの学校の事例からヒントを得て、学校の実情にあった学年経営を考えていくことが必要であり、担任団と生徒、保護者が支え合える組織を作っていくことが大切であると考えました。
  • ミドルリーダーとして3年間の長期的展望に立って、管理職と他の先生方のパイプ役となることです。




平成24年度 新任進路指導主事研修(高等学校、特別支援学校)研修報告

目  的進路指導主事の職務・役割、進路指導の現状と課題等について理解を深め、進路指導主事としての資質の向上を図る。
日  時平成24年6月5日(火) 9:30~16:00
対  象高等学校、特別支援学校の新任進路指導主事
研修内容1 事例発表「進路指導主事としての実践」
2 研究協議「進路指導の実際と課題」
3 講話「今求められる人材とは」
講  師県立那須清峰高等学校教諭
県立矢板東高等学校教諭
県立のざわ特別支援学校教諭
NPO法人キャリアコーチ理事長 髙木義博 氏
研修の様子
事例発表「進路指導主事としての実践」
事例発表「進路指導主事としての実践」
研究協議「進路指導の実際と課題」
講話「今求められる人材とは」

研修評価・振り返りシートから
0 研修の満足度
  ①満足度
 満足  不満足
 
研修満足度35.3 %64.7 %

1  事例発表「進路指導主事としての実践」

  【研修の目標】
 事例発表を通して、進路指導主事としての職務内容や役割、進路指導部としての具体的な取組や実践について理解を深める。

【主な意見・感想、参考になったこと】

  • 各学年の生徒に対して、進路指導部として働きかけをする時間と場を設定していきたいと思いました。
  • 紹介された5S活動(整理、整頓、清掃、清潔、躾)を自校でも実践していきたいです。
  • 進路指導主事としてミドルアップダウンマネジメントをしっかりと行っていきたいです。
  • キャリア教育の取組を通して、各学部の連携の強化や各教員の意識の高揚を図っていきたいと考えました。
  • 肢体不自由部の初めての卒業生を送り出すので、紹介された実践事例は大変参考になりました。

2  研究協議「進路指導の実際と課題」
【研修の目標】
 研究協議を通して、進路指導を進める上での具体的な課題を明らかにし、進路指導主事及び進路指導部としての今後の方策と取組について理解を深める。

【主な意見・感想、参考になったこと】
  • 目的をもって進学する必要があることを意識付けしていきたいです。
  • 開放的な進路指導室にするための環境整備を行っていきたいと思います。
  • 学校として目指すものを見極めて、進路指導の充実を図っていきたいと考えました。
  • インターンシップの際の校内の役割分担を見直したいと思いました。
  • 進路指導部として、各学部の連携と組織力を高める工夫を行っていきたいです。

3  講話「今求められる人材とは」
【研修の目標】
 社会ではどのような人材が求められているかを確認する。そして、社会が求める人材を育成・輩出するために、進路指導主事及び進路指導部にどのような役割を期待されているかについて、キャリア教育の観点から理解を深める。

【主な意見・感想、参考になったこと】
  • 授業の中で暗記型から思考型に変化させる指導を行っていきたいです。
  • 授業や部活動を通し、忍耐力や応用力を育んでいきたいと思います。
  • 内的モチベーションや勤労観・職業観を育成するための一貫したキャリア教育を充実させていきたいと思います。
  • 「職業=人生」であることを生徒に意識させていきたいです。
  • 人材の育成には、内的モチベーションとして「愛・所属の欲求」が大切であることを教えていただきました。
  • 企業を支えるモチベーションについての考え方は、学部経営や学級経営にも生かせると思いました。
  • 日本の産業構造の変化により、社会が求めているものも変化していることを感じました。





平成24年度 新任学習指導主任研修(小学校・中学校)第1日

目  的学習指導主任の職務・役割や学習指導の今日的課題について理解し、校内における実践を通して、学習指導主任としての資質の向上を図る。
日  時平成24年5月28日(月) 9:30~16:00
対  象小・中学校の新任学習指導主任
研修内容1 講話「学習指導主任に求められるもの」
2 説明「とちぎ教育振興ビジョン(三期計画)」 
3 講話「本県の学習指導の現状と課題」
4 講話「学習指導主任の職務と実際」
5 講話「組織力の向上を図る校内研修の充実」
講  師総合教育センター教育研修専門員
県教委事務局学校教育課副主幹
鹿沼市立北小学校教諭
栃木市立栃木南中学校教諭
総合教育センター研究調査部副主幹
研修の様子

講話「学習指導主任の職務と実際(小学校)」


講話「学習指導主任の職務と実際(中学校)」


研修評価・振り返りシートから

0 研修の満足度、研修へのニーズ
  ①満足度

 満足  不満足
 
研修満足度61 %37 %1 %1 %



②研修ニーズ

  • 授業研究会の持ち方(小学校)
  • 組織マネジメント(小学校)
  • 評価の在り方(中学校)

1  講話「学習指導主任に求められるもの」

  【研修の目標】

 学習指導主任としての職務と役割について理解する。

【講話を聞いての主な感想や参考になったこと】

  • 学習指導主任の法的根拠や役割について理解できました。
  • 企画・調整力が大切だと実感しました。
  • ぼんやりとしていた学習指導主任の職務についてイメージがわき、自分なりにやってみようと思うことができました。
  • 「信頼関係をもとに」という点が心に残りました。
  • 「立場が人を育ててくれる」という言葉にはっとさせられ、がんばろうと思いました。

2  講話「本県の学習指導の現状と課題」

【研修の目標】

 本県の学習指導の現状と課題を理解し、自校の学習指導を充実するための手掛かりを考えることができる。

【 講話を聞いての主な感想や参考になったこと 】

  • 「とちぎ教育振興ビジョン」をしっかり読んでいこうと感じました。
  • 本県児童の学力についてよく分かりました。
  • 県の学習状況調査より「学習したことが他の学習に生かされていない」という課題は自分の学校でも大きな課題だと思います。
  • 本県の子どもたちの「よさ」を再確認できました。
  • 本県の現状が具体的で理解しやすかったです。本校の学校課題が県の施策とどのように関連付いているか改めて理解できました。

3  講話「学習指導主任の職務と実際」

【研修の目標】

 先進的な取組をしている学校の研究主任(学習指導主任)の発表を聞き、自校の取組に生かすことができる。

【実践発表を聞いて、自校の取組に生かせそうなこと 】

  • 仲間の良さを生かしながら研究していくこと(小学校)
  • 校内研修の取り組み方(小学校)
  • 授業を教師同士が積極的に公開できるシステム(小学校)
  • 生徒による教員の評価(中学校)
  • 教科にとらわれず、全職員が互いに認め合いながら授業を向上させていくこと(中学校)

4 講話「組織力の向上を図る校内研修の充実」

【研修の目標】

 教職員同士をつなぎ、専門性や経験を生かす仕組みをつくるための校内研修の在り方について理解し、学習指導の中核として取り組む意欲をもつ。

【参考になったことや、自校の取組に生かせそうなこと】

  • 具体的な研修の進め方を、事例をもとに説明していただき今後の手掛かりがつかめました。
  • 全職員で取り組んでいくことの大切さが分かりました。
  • (校内研修は)ワークショップ型にすると問題点が明らかになり手だてが考えやすいこと
  • 「学習に関するアンケート」の結果を授業改善に生かすこと
  • 目指す授業像を明確にしてそれを共有していくこと



平成24年度 新任校長研修(高等学校、特別支援学校)第2日

目  的校長としての職務、今日的な教育課題、学校経営の在り方等について総合的に理解を深め、校長としての資質の向上を図る。
日  時平成24年6月4日(月) 9:30~16:00
対  象高等学校、特別支援学校の新任校長
研修内容1 講話「事務室の財務と事務室との連携」
2 講話・演習「学校経営ビジョンの構築と学校経営」
3 研究協議「学校経営上の諸課題」
講  師県立学校主幹兼事務長
総合教育センター職員
研修の様子
講話「事務室の財務と事務室との連携」
講話・演習「学校経営ビジョンの構築と学校経営」
研究協議「学校経営上の諸課題」
研究協議「学校経営上の諸課題」

研修評価・振り返りシートから
0 研修の満足度、研修へのニーズ
  ①満足度
 満足  不満足
 
研修満足度67.6 %30.4 %



②研修ニーズ

  • マネジメント、法令・法規演習、危機管理、財務、地域連携、人材育成など

1  講話「事務室の財務と事務室との連携」

  【研修の目標】
 事務室の業務、学校特有の財務について理解するとともに、事務室との連携の重要性を再確認する。

【講話を聞いての主な意見・感想】

  • 会計・決算の流れ、「銀行印」の意味などについて知り、改めて重要性を認識しました。    
  • 学校事務の様子がよく分かりました。財務会計についてはとくに注意を払っていきたいです。    
  • 事務長会の全国的な動きが分かりました。本県の課題について認識でき、あらためて事務室の重要性を考えさせられました。
  • 今後も事務長をはじめ、事務職員とのコミュニケーションをとって連携を強めていきたいです。

2  講話・演習「学校経営ビジョンの構築と学校経営」
【研修の目標】
 学校組織マネジメントの意義を再確認するとともに、自校の学校経営ビジョンを構築するためのヒントを得る。

【講話・演習を聞いての主な意見・感想】
  • 現状分析に基づく学校のミッション等を、全職員で共有することの大切さを再認識できました。本校の付加価値が、教職員の気付きから生まれるような仕組み、組織づくりを少しでも進めていきたいです。
  • 学校組織マネジメントについて、おおむね理解できました。もう一度自分なりに学び、本校の経営に生かしていきたいと思いました。校内研修も実施してみたいと思います。
  • 講話を聞いた後は、色々とやりたいことが思い浮かんできました。持続・発展させていきたいと思います。
3  研究協議「学校経営上の諸課題」
【研修の目標】
 学校のビジョンとそれを実現するために工夫している点や課題、さらに、その他の学校経営上の課題について共通理解を図るとともに、校長としての的確な学校経営の手法を模索する。

【研究協議を通しての主な意見・感想】
  • 学校活性化について、議論しました。情報発信の大切さ、授業を魅力的にすることなど、基本を充実させることが大切ということを確認しました。中学校訪問は、やはり重要だと分かりました。    
  • 人材育成について、教頭、教務、主幹、部主任クラスの育成は、直接校長が係わり合い、一緒に学校を経営していく気持ちでやっていくことが大切であると思いました。    
  • 他校の抱えている問題についてとても参考になりました。また、本校の課題解決のヒントを得ることができて、とても良い研修になりました。    






平成24年度 新任主幹教諭研修(小学校・中学校)第1日

目  的主幹教諭としての職務、今日的な教育課題、学校経営の在り方等について理解を深め,主幹教諭としての資質の向上を図る。
日  時平成24年5月15日(火) 9:30~16:00
対  象小・中学校の新任主幹教諭
研修内容1 講話「主幹教諭への期待」
2 講話「校長が期待する主幹教諭像」
3 事例発表「主幹教諭としての実践」
4 講話・演習「学校組織マネジメント(1)」
講  師県教委事務局教職員課長補佐
小・中学校長
小・中学校主幹教諭
総合教育センター職員
研修の様子
講話「主幹教諭への期待」
講話「校長が期待する主幹教諭像」
事例発表「主幹教諭としての実践」
講話・演習「学校組織マネジメント(1)」

研修評価・振り返りシートから
0 研修の満足度、研修へのニーズ
  ①満足度
 満足  不満足
 
研修満足度47 %53 %



②研修ニーズ

  • 主幹教諭としての具体的事例
  • 学校組織マネジメント(演習)
  • 教務との違い など

1  講話「主幹教諭への期待」

  【研修の目標】
 国や県の教育施策、教育課題について理解を深めるとともに、その推進、解決に向けた主幹教諭の役割を理解する。また、主幹教諭としての心得について認識を深め、主幹教諭としての自覚を高める。

【講話を聞いての主な意見・感想】

  • 学校という一つの組織の中で、管理職、教職員、児童生徒、保護者、地域の方々などと積極的にかかわり、よりよい学校運営のためミドルリーダーとして円滑な学校運営を推進していくことが大切だと感じました。
  • 先生方とのコミュニケーションを土台に、学校の実態・実情に応じて仕事を進めていきたいと思いました。

2  講話「校長が期待する主幹教諭像」
【研修の目標】
 管理職が考える学校に迫るために、主幹教諭にはどのような役割が期待されているのかを聴くことによって、主幹教諭としての具体的な取組のヒントとする。

【講話を通しての主な意見・感想】
  • 適正かつ機能的に職務を遂行しながらも、同僚性の大切さを考え、よりよい職場の雰囲気を醸成させたいと思いました。
  • 風通しのよい職員室、何でも話し合える地域づくりを目指したいと思いました。
  • 若手教員の育成、校長の考え方の理解、教頭の仕事ぶりに学ぶことなどを行っていきたいと思いました。
3  事例発表「主幹教諭としての実践」
【研修の目標】
 主幹教諭の実践的な取組を聴くことによって、主幹教諭の役割を理解するとともに、自らの取組のヒントとする。

【事例発表を聞いての主な意見・感想】
  • 校内コミュニティのような互助的教職員集団を生み出せるような働きかけが必要だと感じました。
  • 待ちの姿勢でなく、自ら課題を発見し解決していくような攻めの姿勢が必要だと実感しました。
  • 主幹教諭として、学校内の人間関係を良くして、風通しの良い環境にすることが重要であることを再確認しました。

4 講話・演習「学校組織マネジメント(1)」
【研修の目標】
 組織的、機動的な学校運営の実践に向け、学校組織マネジメントの概要を理解する。また、主幹教諭として学校経営への参画意識を高め、課題解決の方策を探るとともに、具体的な取組を考える。

【講話・演習を聞いての主な意見・感想】
  • いろいろな立場の人からの意見を吸い上げ、学校経営に生かせるよう提示していきたいと思いました。
  • もっと多くの外部環境を生かした学校経営や開かれた学校づくりにも貢献したいと考えました。
  • SWOTの手法を、様々なチーム(組織)で生かしていきたいと思いました。