令和3年度 学校からのお知らせ

2022年3月の記事一覧

ICTを活用した学習について

       学習用端末(タブレット)や電子黒板など、昨年度から今年度にかけて学校に導入されたICT(情報通信技術)を活用した学習について紹介します。

   ICT機器を、小学部、中学部、高等部それぞれの段階に応じた場面と方法で学習に取り入れることで、児童生徒の主体性を引き出すことにつながっています。また、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防止しながら、これまでと違った方法で学習を保障することにも活用されています。

             【小学部】 

                〇オンラインによる「6年生を送る会」

   5年生の司会と4年生のタブレット操作で進行し、お祝いの言葉や卒業生の挨拶は各教室で行いました。この一年間でオンラインによる行事参加にも随分慣れ、タブレットのカメラに向かって手を振ったり、6年生の立派な挨拶に「いいね!」や「拍手」のリアクションを送ったりしていました。最後のダンスではお互いが踊る姿を見ながら一体感を味わうことができました。
              


                 〇オンラインによる「児童生徒が居住する地域の学校との交流活動」

   新型コロナウイルス感染症の感染防止のため、直接的な交流活動を控えていますが、ICTの活用により、間接的ではあってもお互いの顔を見てやりとりしたり、同時に同じ活動をしたりすることができて、交流の目的を十分に達成することができました。
            
  

             【中学部】 

                〇電子黒板を活用した「職業・家庭」の学習

   食事の栄養バランスを学習できるアプリを電子黒板に映して使いました。主食、主菜、副菜をイラストから選ぶと、一食分の栄養素が視覚的に分かりやすく提示されるアプリで、生徒たちは不足している栄養素を含む副菜を追加したり、友達が考えた献立を参考にして自分の食事を考えたり、主体的に学習することができました。 
             

 
                         〇タブレットとパソコンを使った「美術」の学習   

   タブレットで撮影した画像をパソコンのソフトで加工して、デジタルアートを作成しました。様々な効果を試した後に気に入ったものを選択し、自分が撮った写真を加工しました。生徒たちは、撮影したものとは全く違う雰囲気に変わる画像を楽しみながら、積極的に撮影や加工を行っていました。何度でもやり直しができて容易に保存ができることも、デジタルの良さです。
                            

     【高等部】

                  〇タブレットを活用した「国語」(調べよう伝えよう)の学習

   それぞれに「自分が好きなもの」というテーマで、タブレットを使って検索しました。さらに、調べたことをクラスのみん なに発表し、聞いた人はそのテーマについて、自分でも調べてみるという学習を行いました。自分が調べたことを相手に伝わるように話したり、友達が調べたことを聞いたり、互いにやりとりしながら学習することができました。
           

 

                  〇タブレットとプロジェクターを活用した「児童生徒会役員選挙」の事前学習

   タブレットと教室のプロジェクターをつなぎ、『NHK for school』の選挙制度についてのコンテンツを利用して学習しました。物語形式の10分程度の動画なので、楽しく視聴しながら選挙の仕組みについて学習できました。もう一度視聴して内容を振り返り、理解を深めることもできました。