ようこそ石橋高校へ


                 

栃木県立石橋高等学校 校長 新井 聡

 

 石橋高校のホームページにアクセスしていただきまして、ありがとうございます。
 このホームページは、最新の情報を皆様にお伝えするため、不定期ではありますが、随時更新してまいりますので、今後もこまめにご覧いただければ幸いです。
 本校は、大正13年(1924年)4月に県下8番目の旧制中学、県立石橋中学校として開校し、戦後の学制改革によって石橋高等学校となり、昭和24年から男女共学を実施している、今年度で創立100年目を迎える歴史と伝統のある学校です。創立以来、数多くの優れた人材を育成、輩出しており、卒業生の総数は20,000名を超え、県内・国内はもとより、海外でも多くの方々が活躍しています。
 開校当時から校訓として「爾(なんじ)の立てるところを深く掘れ」という、ドイツの哲学者ニーチェの著作「悦ばしき知識」の中に出てくる言葉を掲げています。この言葉は生徒に強く「自己啓発」を求めており、自分が主体的かつ積極的に行動することで、自分の中に秘められた資質や能力を十分に発揮できるようになることを目指しています。
 また、教育方針として「本校創立以来の伝統を受け継ぎ、地域や社会の要請ならびに生徒の実態に応じ、よりよい社会の形成に主体的に参画する知・徳・体の調和のとれた心豊かな人間の育成を図る。」、さらに、教育目標として「①豊かな知性と広い教養を身につける ②進んで心身を磨き、主体的な態度を養う ③自己の在り方を深く考え、高い志をもつ ④社会の形成者として必要な資質を高める」が設定されています。
 私たち教職員は、生徒一人ひとりが石橋高校で学ぶことに誇りと喜びを持ち、自信に満ちあふれた高校生活を送れるよう、全員で力を合わせて支援していきたいと思います。また、さらなる成長、飛躍を遂げるとともに、地域に愛され信頼される学校になるよう、日々の教育活動に力を注いでまいります。
 教育活動の特色等については、学校紹介や部活動などの各ページをご覧ください。そして、このホームページをご覧いただいた中学生の皆さんや保護者の皆様には、街中にありながら落ち着いた環境にある本校で、将来の大きな夢や希望を叶えるために非常に重要な高校生活の3年間を過ごすことを思い浮かべ、本校への進学を目指していただければと考えております。また、地域の皆様やその他関係者の皆様には、引き続き本校へのご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。
コバルトブルーの空(校長室より)

校長室日誌

野球部がセンバツ大会21世紀枠候補校として関東・東京地区から推薦されました。

昨日は、2年前と同様にたくさんの新聞記者が石高に来校し、取材をしてくださいました。ありがとうございました。

1都7県から挙がっていたいずれの学校も素晴らしい活動をたくさん実践している中で、本校を選んでいただいたことは大変光栄なことで、とてもうれしく思います。出場の可能性を与えていただき、希望や夢を抱きながら厳しい冬の練習に励めるのは、とてもありがたいことなので、高いモチベーションを維持しながら個人の技量を高めていくとともに、仲間に対する気遣いや思いやり、コミュニケーション力をこれまで以上にたくさん発揮して、チーム力の大きな成長を実現してくれることを期待します。

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石高生へ:「いよいよ通常登校のスタートです」(校長室より)

 3週間にわたる分散登校、お疲れ様でした。個人面談から始まり、体育館でのホームルーム、そして、クラスを2分割してのテストやオリエンテーションなど、多くの生徒が着実にメニューをこなしてくれたことを感謝します。

 6月1日から通常登校が始まります。短縮とはいえ7時間授業の毎日が続くので、暖機運転からいきなりトップギアに入る状態ですが、まずは自分にとって最適な日常生活のリズムを確立させることに努めてください。メリハリのある生活を実践できると確実に力がついていきます。

 もちろん、新型コロナウイルスに対する脅威がなくなったわけではないので、感染防止対策及び体調管理は、これまで通りキチンと実行してください。石高を卒業後、かなりの人が大学生活で一人暮らしを始めることになると思いますが、その時に充実した生活を送るためにも今のうちから身につけておくと役に立つ能力の一つなので、手洗いや検温など面倒くさがらず習慣化できるよう取り組んでいきましょう。

 また、少しずつですが、部活動も再開されます。とくに3年生はインターハイ県予選など各種大会やイベント等が相次いで中止となり、締めくくりとなる目標を喪失してしまった人もたくさんいると思います。本人にしかわからない悲しみや辛さに対しては、かける言葉が見つかりません。それでも、これまでの約2年間の部活動に対する真摯な取り組みには敬意を表したいです。そして、仲間をはじめ得られたものがたくさんあるはずなので、それを糧にして前を向いてしっかり歩いて行ってください。中途半端や不完全燃焼になってしまった気持ちに対しては、大学生や社会人になってからその分野に再び(あるいは新たに興味関心を持った別の内容であっても)力を入れて取り組むことで、これまで以上に大きな喜びや感動を得てほしいと思います。

 この休業期間に充実した生活があまり実践できなかった人も、自分を見つめ考える機会は少なからずあったはずです。心配や不安は、時には友人や家族等の助けを得て解決できることもありますが、多くは自分自身で考え行動することで乗り越えていかなければなりません。心身両面の着実な成長を期待しています。
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石高生へ:「学校再開に向けて」(校長室より)

 新型コロナウイルスの影響で令和2年度の授業が開始できない状況が続いており、不安な気持ちがさらに大きくなっている生徒もいると思います。私自身、石高に着任して皆さんと対面できたのは、2・3年生が4月6日の着任式と8日の離任式の時、1年生は7日の入学式の時のみで、始業式は放送で実施したので、短い時間しか顔を合わせておらず、毎日石高に出勤しても明るく元気な皆さんの声が聞こえないのは本当に寂しい限りです。学校の主役は生徒の皆さんであることを痛感しています。6月1日から学校が再開できることを今は祈るばかりです。

 すでに一斉メールやホームページで確認したと思いますが、各県立学校では来週11日から学校再開に向けての準備を少しずつ進めていくことになりました。ただし、面談や学習指導等は必要最小かつ限られた時間ですので、基本的な自学自習体制は継続することになります。始業式でも話したことですが、引き続き次の3点を意識してください。

①自分の身の安全は自分で守る:健康管理・感染防止対策を今まで以上に実践する
②自律&自立の力を十分に発揮する:今やるべきことを着実にこなしていく
③友人と上手に励まし合う:対面は制限されるので、スマートフォン等を活用する

 誰もが経験したことのない想定外の状況下だからこそ、この厳しい時期を乗り越えて学力だけでなく人間力も成長させることで、騒動が終息して振り返った時に頑張った自分をほめてあげられるような生活が実践できるよう期待しています。
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