日誌

現存する校務日誌・勤労動員執務日誌

今回は、校務日誌や勤労動員執務日誌について紹介いたします。

現存する最古の日誌はこちら↓

 

 

 

 

 

校務日誌昭和16年12月8日の記事欄に「第6時限 日米英宣戦布告ニ対シ戦勝祈願ヲ黒磯神社ニ参拝」とあります。

学校教育の現場にも戦争の影が暗い影を落としているのが伺えます。

校務日誌の昭和20年8月15日の学校事項重要欄には、

 

 

 

 

 

「正午玉音放送」と書かれてあります。

こちらは勤労動員執務日誌↓

 

 

 

 

 

こちらにも同じ8月15日、終戦の日記事欄には、

「後十二時零分ヨリ池端ニヲイテ聖旨玉音ヲ拝聴シ感泣(原文のまま)トクル能ハズ」と記載されています。

この日誌は、実践女学校時代に当時の古河電気株式会社日光電気精銅所に学徒動員がかかり、

その引率をしていた教員が書いたものになります。宿舎は金谷ホテルの従業員用の部屋だったそうです。

最大で57名の生徒が赴いた学徒動員。

令和の今、平穏な学校生活が送ることができている幸せを、今一度、再確認しなくてはなりませんね。