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2011年12月の記事一覧
歴史散歩5 強歩大会
これは昭和40年代の「強歩大会」の写真である。ジャージが違うせいか、現在の生徒より大人っぽいように見える。これから伊許山(益子町)か、井頭公園まで歩くところなのだろう、みんなきりっと引き締まった顔をしている。いずれも片道10キロ近い道のりである。
本校には「歩く」伝統があるようだ。開校当時の修学旅行は、真岡から宇都宮まで20キロ近い道を歩いて(下駄履き、袴姿で!)、日光線に乗り日光参拝をしている。また、徒歩ではないが昭和17年には日光方面に「自転車行軍」をしている。午前6時に本校を出発し、午後1時に日光清滝に到着しているのだから、当時の女学生達の健脚ぶりには驚く。さらに、戦中の食糧事情の悪い中で鬼怒川まで歩き建物の土台にするための石を背負って戻ることもしている。さぞ大変だったろうが、女学生達はしっかりと歩き通したのだ。(このことは西門近くの「桜下聴石の碑」に刻まれ、石垣の一部が残されている。)こうして振り返ると、山を歩くワンダーフォーゲル部をはじめ本校の部活動が強さを誇るのも、伝統に支えられていることが感じられるのである。
本校には「歩く」伝統があるようだ。開校当時の修学旅行は、真岡から宇都宮まで20キロ近い道を歩いて(下駄履き、袴姿で!)、日光線に乗り日光参拝をしている。また、徒歩ではないが昭和17年には日光方面に「自転車行軍」をしている。午前6時に本校を出発し、午後1時に日光清滝に到着しているのだから、当時の女学生達の健脚ぶりには驚く。さらに、戦中の食糧事情の悪い中で鬼怒川まで歩き建物の土台にするための石を背負って戻ることもしている。さぞ大変だったろうが、女学生達はしっかりと歩き通したのだ。(このことは西門近くの「桜下聴石の碑」に刻まれ、石垣の一部が残されている。)こうして振り返ると、山を歩くワンダーフォーゲル部をはじめ本校の部活動が強さを誇るのも、伝統に支えられていることが感じられるのである。
歴史散歩4 高等女学校校旗
創立百周年事業の一環として、真岡高等女学校校旗の額装も行った。
紫色の地に、重厚な刺繍がほどこされた金色を基調とする校章が輝き、周囲も金色の房で飾られている。左隅に栃木県立真岡高等女学校と校名が刺繍されている。
一見して気づくのは、この校旗が非常に新しいことである。もちろん、額装に当たり多少の補修は施されているのだが、ほとんど色あせもなく、特に刺繍の色鮮やかなことは驚くばかりである。校史を省みると、昭和4年11月6日に「校旗樹立式」が行われている。それから、二十年近く「校旗」として活躍したはずであるのに、こうも美しいことから、大切に大切に受け継がれてきたことがよく分かる。この校旗の額は、記念式典当日に会場ロビーに飾られ、女学校OBの皆さんをはじめ、来客の皆様の目を楽しませてくれた。(現在は渉外部室に展示してある。)
紫色の地に、重厚な刺繍がほどこされた金色を基調とする校章が輝き、周囲も金色の房で飾られている。左隅に栃木県立真岡高等女学校と校名が刺繍されている。
一見して気づくのは、この校旗が非常に新しいことである。もちろん、額装に当たり多少の補修は施されているのだが、ほとんど色あせもなく、特に刺繍の色鮮やかなことは驚くばかりである。校史を省みると、昭和4年11月6日に「校旗樹立式」が行われている。それから、二十年近く「校旗」として活躍したはずであるのに、こうも美しいことから、大切に大切に受け継がれてきたことがよく分かる。この校旗の額は、記念式典当日に会場ロビーに飾られ、女学校OBの皆さんをはじめ、来客の皆様の目を楽しませてくれた。(現在は渉外部室に展示してある。)
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