投稿日時: 01/14
院内学級
高等部2年生が、中学部のときから『BIGmack』という赤い大きなスイッチ部分を押すと録音した音声が再生する教材を使い、授業の始めが意識できるように繰り返し取り組んできました。 録音した音声は、学校のチャイム音です。 |
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初めのうちは、補助スイッチを使いました。呼吸で動く腹部にスイッチを置き、圧がかかると「カチッ」とスイッチONになり、「キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン」と再生されます。
⇦ 目を閉じています。 |
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スイッチの重さ、腹部にかかる圧やスイッチのカチッとなる感覚、チャイム音が鳴り、教師が話し掛け、授業が始まる という流れを継続すると、次第に目を開けることが増えてきました。スイッチ、チャイム音、授業が始まるという因果関係が分かり、目を開けることが増えてきたのではないかと、考察しました。 ⇦ チャイム音が鳴り終わる前にパチッと目を開けました。(動画でお伝えできなくて、残念!) |
高等部2年生になった今年度、体調不良で体に触れられない期間がありました。教師が『BIGmack』の赤い大きなスイッチ部分を押し、チャイム音を鳴らすようにしました。
⇦ 目を閉じています。 |
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補助スイッチを使わず、チャイム音のみで目を開けるようになりました。
⇦ チャイム音に気付き、目を開け始めます。 『ん、ん?チャイムなった?』 |
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⇦ ぱっちり目を開けました。 『あ、先生。今日はどんな授業をするのかな?」
中学部から『BIGmack』を使い始めた教師に動画を見てもらうと「おぉ~」と、うれしそうに喜んでいました。あきらめず、繰り返しの取組が生徒の力になり、教師も繰り返しの指導が大切であることを改めて感じた出来事でした。
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