数理科学科

カテゴリ:日光自然探究学習

日光自然探究学習発表会 を実施しました

12月21日(水)の5~7限に、数理科学科1年生による、日光自然探究学習発表会が行われました。

今日は数理科の2年生、保護者の方、教育委員会の指導主事の先生や現地でのフィールドワークでお世話になった外部講師の先生方にもお越しいただき、新たな視点等をご指摘いただき、大変充実した時間になりました。

最初はかなり緊張気味だったと思いますが、発表の中盤ではほどよい緊張感で質疑応答も行われていました。

全体会場 ポスター 植物班

 

班ごとのテーマはこちらです。

奥日光の鹿の骨格と食物について

奥日光で観察したヘビとカエルの生態について

日光戦場ヶ原の湿地帯で変化していく植物について

奥日光の昆虫の生態について

奥日光の鳥の生態について

奥日光のキノコの生態について

奥日光湯滝の水質検査

奥日光の水生昆虫による水質調査

奥日光の滝に関わる地形の調査

昆虫班 キノコ班 水質班 

ご来場いただいた先生方からは、自分たちだけでは気づかなかった点についてご指摘いただいたり、

別の調査方法など、専門的見地からのご意見をいただき、大変刺激になったと思います

今日は複数の先生方から、目的・調査・報告の流れがあり、探究活動に向かう態度がきちんとしている、と高く評価していただきました。

また、今取り組んでいる探究活動が、これからの社会を生きる自分たちにとって必要な力を養成できるプログラムであることもお話しいただきました。

 

この日のために、毎晩遅くまでまとめを行ってきた1年生、お疲れさまでした。

ご指導いただいた外部講師の先生方、またあたたかく見守ってくださる保護者の方へ、感謝申し上げます。

調査研究という「学びの場」を提供してくれた、日光の自然にも感謝したいですね!

ここから、探究活動記録集の作成に向かって、もうひと頑張りです!もう一度内容をきちんと精査し、振り返り、研究としてのまとめをしっかりしましょう。発表して終わりでなく、ここからが大切な学びの時間です。皆さんの今年の集大成となるので、今日新たに気づいた点・深められる点を記録集に掲載する論文に反映できるよう、よりよい探究の時間にしていきましょうキラキラ

数理科学科1年 日光自然探究学習ポスターセッション

 10月13日、1年生の日光自然探究学習の中間報告として、ポスターセッションが行われました。2年生の先輩多くの先生方の前でこれまでの学習の成果を披露し、質疑応答やアドバイスを頂く中で、プレゼンテーション力を高め、12月の本発表に向けて探究を深めることを目指します。

 
 ↑開会式の様子

 密を避け、2つの会場で時間指定で交替しながらのセッションとなりましたが、昆虫樹木草花水質地質シカサンショウウオ等について研究した各班が、この日まで懸命にまとめてきた研究内容を発表しました。

 

 
 
 

 

 

 

 1年生は定期テスト直後で、リハーサル時間も限られていたのですが、ほんの数日でプレゼンテーション力目を見張るほど上達しました。聞いて下さる先輩や先生方によく伝わるように、発声言葉遣い話すスピードアイコンタクト、何処をどう強調するか…等、工夫して頑張ってきましたが、当日も回を重ねるごとに上達し、自らコツを学び取って改善できているようでした

 更に、2年生の質問も本当に素晴らしいものでした。真剣に発表を聞き、ポスターを吟味し「研究がより良くなるにはどうしたらよいか」「これまでの自分たちの経験の中で1年生の参考になることはないか」「どう伝えたら1年生によく理解してもらえるか」考えに考えた上で、発言している姿は、それだけで1年生に大きな刺激になったと思います。

 時間ギリギリまで熱心に質問し、それに1年生もなかなか的確な受け答えを瞬時に繰り出し、見応えのあるポスターセッションとなりました

 1年生の本発表は12月21日です。今度はパワーポイントでの発表となります。2学期期末テストを挟むので意外とのんびりできません。修学旅行から帰ってきた2年生に驚いてもらえるような発表となるよう、探究を進めていきましょう(*^_^*)

数理科学科1年日光自然探究学習2日目その2

 地質班は 栃木県立博物館 吉田 貴洋 先生と、半月峠の展望台からスタート。
 立木観音湖畔駐車場、華厳滝観瀑台、竜頭の滝、赤沼を巡り、奥日光が形成された過程を岩石に着目して探ります。班の中で最も高低差があり険しいコース。採取した岩石を握りしめて赤沼駐車場に現れた班員達は、心地よい疲労感と満足そうな表情を浮かべていました。

 動物班(シカチーム&両生類チーム)は ネイチャーガイドコンシェルジュ 安部 輝行 先生と湯滝から出発。シカの生態、食害の実態、駆除方法について探究します。安部先生は「何か違和感はない?」と問いかけ、班員自ら自然を観察し、発見し、学び取ることを促して下さいます。

  

  

 続いてサンショウウオを探しに。幼生3匹に出会えました
 水に入ったり、ヘビと格闘したり、午後まで奮闘しました。

  

  

 鳥班は引き続き刑部先生と赤沼から戦場ヶ原へ。班員達も望遠鏡や撮影にもすっかり慣れ、刑部先生に褒めて頂けるような一枚も撮れました。通りかかるハイカーの中には「何が見えるんですか?」と足を止め、一緒に耳を澄ませ、梢に目を凝らしていく方も。

  

  

 ホテルに戻ったら講師の先生方にご指導頂きながら班ごとに活動をまとめ閉講式で成果を発表しました。講師の先生方からも一言ずつお話頂き、この2日間をしっかりと振り返ることができました。

  

 何時間も自然の中で汗を流し、水に浸かったり、岩をよじ登ったりしながら、観察し、考察し、撮影・録音し…。そんな中、全員が集中力を保ち続け、極めて熱心に取り組み、一人も弱音を吐かず、むしろ生き生きと、怪我も病気もほとんどなし。
 これは決して当たり前のことではないと思います。この数理科学科のパワーに私は一番感動し、とても嬉しい気持ちになりました。

 一緒に汗だく・泥まみれになりながら生徒達の好奇心を引き出して下さった講師の先生方、わざわざ日光まで下見に来て下さったり、お忙しい中、丁寧に準備をして下さり、本当に有り難うございました。その指導力には感銘を受けることばかりでした。我々スタッフにとっても、貴重な「学びの場」となりました。改めて感謝申し上げます。
 そして生徒達を支え、送り出して下さった保護者の方々のお力があるからこその行事です。ご理解ご協力、感謝申し上げます。
 探究活動は12月の成果発表会に向けて、次のステージに入ります。まずは資料や体験したこと、細かなデータをまとめ、分析していきましょう。お世話になった方々への感謝の思いを抱きながら、探究の旅路は続いていくのです。 (*^_^*)

数理科学科1年生日光自然探究学習(初日)

 7月29日(木)、30日(金)、数理科学科1年生の日光自然探究学習が行われました。
 4月から時間をかけて準備してきた、数理科学科1年生の最大の行事です。
 全員元気に小山高を出発。用具係は朝から、班別探究で使う重い荷物をテキパキとバスに運んでくれました。
 日光自然博物館にて開講式。栃木県立博物館 栗原 隆先生から、ご専門の昆虫のお話を中心に「自然とは何か」「自然を探究するとはどういうことか」等、フィールドワークについての心構えを教えて頂きました。

  

 その後、博物館内を見学。県立博物館とはまた違った、日光ならではの展示を楽しみ、各班のテーマに関する資料を熱心に撮影していました。

 

 赤沼駐車場で昼食をとり、いよいよ西ノ湖へ。爽やかな森の中を気持ちよくトレッキングしながら、栗原先生が次々と植物、動物、昆虫、土壌などについて分かりやすくガイドして下さいます

  
  

 西ノ湖の景色に感動していると突然の雨。文字通り、身も心も洗われました。
 遠くで雷も聞こえてきたので急いで記念撮影をして帰ります。

 
 

 帰り道も最後まで熱心にご指導下さった栗原先生。
 1日大変お世話になり有り難うございました。(*^_^*)

 ホテル着。まず今日のまとめと明日の班別行動の用具の準備。
 皆が協力してとてもスムースに進み、おいしい夕食と温泉をゆっくり満喫できました。
 

数理科学科1年生 日光自然探究学習STARTプログラム

 6/22(水)、23(木)の7限目、数理科学科1年生が、日光自然探究学習STARTプログラムに取り組みました。
 まず、探究学習において、本、研究論文、ネットなどから情報収集する場合の注意点や、引用する際のマナー、著作権に関する基礎用語について学びました。

 

 各自好きな本を選び、実際に奥付を見て文献を引用する際の練習をしています。



 後半は、各グループの研究テーマについて、具体的な研究内容を話し合ったり、そのために必要な情報を収集したりしました。
 動物、植物、地質、鳥類、昆虫、水質…等、検討しているテーマは様々。
 図鑑、先輩方の研究、栃木県立博物館の企画展図録… 皆、真剣な表情で見入っています。
 
  

 学べば学ぶほど、当日のフィールドワークで得るものも大きくなることでしょう。チームワークを発揮して実りの多い現地調査になるよう、入念に準備していきましょうね。ここが「探究」の入口です!

令和3年度 日光自然探究学習 情報交換会

6/9(水)の7限目に、日光自然探究学習についての情報交換会が行われました。
これは、2年生が昨年取り組んだ日光自然探究学習の内容について、1年生へ簡単に発表することで、今度は1年生がモチベーションを高めることを目的としています。
日光自然探究学習」は数理科学科の1年生にとって、事前・事後研修も含めて年間を通して取り組む大きな活動なのです。
今回2年生が紹介した内容は以下の通りです。

「日光の両生類・爬虫類」
「樹木の地上部と根の特徴の関係性」
「日光湯ノ湖西岸における土壌と木の関係性」
「戦場ヶ原における甲虫の生息場所と生態」
「奥日光に生息するチョウの種類」
「湯ノ湖周辺の鳥類」
「日光の地形を構成する岩石」


1年生は、発表の方法や見習いたい点について一生懸命メモをとっていました!

   

今年、実際に1年生が日光でフィールドワークをするのは7月末日を予定しています。
これから1年生は、調べたいテーマに分かれて事前研究をすすめます。
事前研究では、現地で特に何を観察してくるかを具体的にしたり、フィールドワーク必要な知識を深めていきます。

この時間に、2年生から1年生へ引き継がれた情報や課題をもとに、1年生がよりよい探究学習につなげてくれることを期待しています!日光を探究するバトンは、2年生から1年生に確実に渡されました。さぁ、数理科1年生の皆さん、頑張っていきましょう!

数理科学科1年生 日光自然探究学習発表会

12月22日(火)6,7時限目に、数理科学科1年生日光探究学習報告会が行われました。同科の2年生も発表を見学質問もさせてもらいました。
 今年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、日光自然探究学習は半日の日程に縮小され、調査時間が短いという制限がある中ではありましたが、「できること」に精一杯取り組んできました。

 本日の報告会には、保護者の方々も見に来てくださり、とても緊張感のある中で発表することができました。数理科学科の1年生として始めての発表でしたが、堂々と発表できており、2年生の課題研究にもつながる良い発表でした。学年の垣根なく積極的に質問が飛び交い、数理科学科1、2年生全員の熱意と科学に対する高い興味関心がうかがえました。質疑応答の中からさらなる課題が発見でき、次のプロセスが見いだせた人もいるのではないでしょうか。


参加した先生方の感想・コメント
・探究活動は「仮説検証考察表現→次の課題・・」といった探究のプロセスが大切です。さらに意識して、2年生の課題研究につなげていってほしい。

・探究は、人と話すことも大切です。そこから新たな気づきが生まれます。

・探究をしながら見通しを持ち、常に振り返ることが大切です。その繰り返しが探究を深めることにつながります。

考察をもっと深めると良いでしょう。そのためにもグループでもっと話し合い、考える時間をとってほしいと思います。

・もっと資料にあたり、図鑑や本で調べる努力をしてほしいと思います。インターネットの情報は二次資料の可能性があるので、注意してほしい。

 

今回の発表で学んだことを、来年の課題研究に是非活かしてほしいと思います。
1年生の皆さんは、発表内容も含め、冊子にまとめる作業が残っています仕上げは丁寧に、念入りに頑張りましょう。ひとまず、お疲れ様でした。
2年生の皆さんは、課題研究発表会が来月に迫っています。後輩たちに模範を示せるよう頑張って下さい。「見通し」を持って常に「振り返り」ながら、ちょっとずつ前進していきましょう! (*^_^*)

      

数理科学科 日光自然探究学習ポスターセッション

 10月14日(水)数理科学科1、2年生による日光自然探究学習ポスターセッションが行われました。1年生は各班ごとに2年生の先輩方にポスタープレゼンテーションを行い、先輩方からの質問に答え、コメント等を頂きました。

 今回のポスターセッションの目的は次の3点です。
1.自然探究学習のまとめを行うことにより、情報を編集構成する能力を身につけるとともに、今後の課題研究への取り組みの意識付けとする。
2.質疑応答により、課題の再確認をし探究を深める
3.ポスタープレゼンテーションを行うことにより、情報発信能力を養う

 1年生にとっては、入学後初めての発表の場でした。これまで準備してきたことをもとに、一生懸命にプレゼンテーションしていました。教頭先生が仰ったように「相手意識を持って(聞き手のことを考えて)プレゼンに取り組む」ことができたでしょうか。
 2年生は、1年生各班の発表をじっくりと聴き、多くの質問や指摘をしてくれました。後輩のためにMotivational Feedback(動機付けになるコメント)を行うことができたでしょうか。
 今回のポスターセッションを通して、1,2年生ともに新たな課題が見つかったことと思います。今後の探究にしっかりと生かしていってください。
 懸命に説明しようともがく1年生と、ビシビシと指摘をしたり感想を述べる2年生を見て、1年生の今後の伸び代に対する期待感と、2年生の確かな成長を感じることができました。今後の成果発表会までしっかり準備をしていくことになります。これからも頑張っていきましょう! (*^_^*)

 
 
 
 
 
 

数理科学科1年生 スタートプログラム

 8月26日(水)6,7限に、数理科学科1年生を対象にスタートプログラムを行いました。今回の活動は、8月5日に行った日光自然探究学習で学んだことをまとめるとともに、10月中旬に行われる、ポスターセッションの企画書作成を行いました。
 現地調査で実施したことを振り返り、分かったことや気づいたこと等について、生徒一人一人が意見を出し合い、グループ内で活発に意見交換がなされました。この活動を生かして、グループごとに個性を生かしたポスターを作成し、調査した内容について「探究」することで、今後の課題研究につなげていきたいと思います。12月にはポスターセッションを踏まえたプレゼンテーションも予定されています。探究学習はここからが本番ですね! (^_^)

   

日光自然探究学習(現地調査)

 8月5日(水)数理科学科1年生40名を対象に、奥日光日光自然探究学習を行いました。今年度は新型コロナウイルス感染症拡大の不安もあり、日帰りで行いました。
 午前は、外部講師の方々とともに、各テーマ(動物・植物・昆虫・菌地衣類・地質・鳥)で班ごとに調査を行いました。午後は、日光アストリアホテルで、講師の方々にアドバイスをいただきながら午前中の調査のまとめを行いました。
 今回の調査で、日光の自然についてより深く知ることができ、とても有意義な探究学習となりました。今後は現地で調査したことをもとにさらに深め、12月の『日光自然探究学習発表会』に向けて、探究活動を進めていきます。 (*^_^*)