SGH活動報告

SGH活動日誌(R1)

5日目

《本日の活動内容》
~各種見学~
・市場見学
・サラワク博物館見学

《活動の詳細》
 いよいよ最終日です。今日は午前中に市場の見学を行いました。クチンで育てている野菜や近海で採ることのできる海鮮を流通している市場です。これまで様々な場面で見ることのできた果物や野菜がそこでは売られていました。中でも一番多く売られていたのがバナナです。日本で販売されているような長いタイプのバナナもあれば、現地ならではの短いバナナもありました。もちろんマレーシアといえば有名な香辛料(胡椒・唐辛子)もたくさん売られていました。基本的には、日本の市場と構成は同じで、売られているもの以外はさほど差がないように感じました。
 その次にサラワク博物館へ行きました。ここでは写真撮影が許可されていないので、本ホームページでは活動の様子を掲載することはできませんが、サラワクの歴史を知るためには是非訪れるべき場所であると感じました。生徒の中には、難しい専門用語(英語)を一生懸命読み取ろうと辞書を調べながら読み込んでいた人もいました。
 

 
 今回、このマレーシア研修は、以上でプログラムを無事終了することができました。今後研究員は、この研修で得たことをまとめて様々な場面で発表することになります。今後の活動についても、随時本ホームページでアップしていきます。

4日目

《本日の活動内容》
~セントテレサ高校訪問~
・校内見学、授業参加
・高校生との交流会
~UNIMAS(マレーシアサラワク大学)訪問~
・言語学部訪問
・資源学部訪問

《活動の詳細》
 本日は、午前中に宿泊先から近い場所にあるセントテレサ高校を訪問しました。まず、校長先生から歓迎の言葉をいただき、続いて教員紹介、生徒会による学校紹介がありました。その後本校の研究員の2学年による佐野高校紹介を行いました。続いて生徒会による学校案内をしていただき、2班に分かれて体験授業を受けさせていただきました。
 

 
 
 
 その後、お茶菓子の作り方を教わり、実際に完成品を食しました。マレーシアでは、1時限目が日本と比べて非常に早い時間から始まり、午前で授業を終えるそうです。午後はクラブ活動の時間となっているということで、10時頃にブレイクタイムという時間が設けられ、その時に日本で言うところのブランチを食べる人も多いようです。
 
 
 その後、場所を移動して、今度はホールに集められた多くの生徒の前で佐野高校の紹介のプレゼンを行いました。セントテレサ高校からの反応は非常によく、質問も活発にでました。日本が夕方の7時限目まで授業があることを伝えると、どよめきが起こりました。文化の違いを実感することができました。
 
 最後に、場所を移してセントテレサ高校の生徒さんによる伝統の踊りを披露してくださいました。その後、本校生徒も混ざって踊りを教えてもらい、最後には一緒に踊りました。短い時間でしたが、大変有意義ある交流会ができました。
 
 
 午後は、サラワク大学を訪問しました。最初に「言語学部」を訪問しました。そこで学校の説明を聞き、生徒からの質問に答えていただきました。その後、実際に大学で日本語を学んでいる学生さんとの交流がありました。また、次に「資源学部」を訪問しました。こちらも同様に学校の説明のあと、生徒の質疑応答という形をとらせていただきました。どちらも生徒からの質問が多く出され、これまで準備してきたことで疑問だった点を全て聞くことができたようです。
 
 
 
 明日は市場見学を行います。いよいよ終盤ですが、気を抜かないように進めていきたいと思います。

3日目

《本日の活動内容》
~ビダユ族のアナライス村~
・村人へのインタビューによる情報収集
・畑の見学

《活動の詳細》
 本日は、現存する多くの民族のうちの一つであるビダユ族のアナライス村へ行きました。一通り村の見学をした後、「森林・農業チーム」「森林・観光チーム」「民族・文化チーム」「語学・教育チーム」の4班に分かれて、それぞれが村人に自分から英語で話しかけて、情報を集めるという活動を行いました。インタビュー時間は約2時間としました。天候は昨日と同様に土砂降りの雨でした。生徒たちは最初こそとまどっていたものの、すぐに適応して話しかけ始めていました。村を訪れていた観光客からも情報を集めていた班もありました。
 

 
 その後、あっという間に2時間が過ぎ、昼食の前に集めた情報を全員で共有するべくプチ発表会を行いました。やはり現地でのインタビューによって、インターネットでは知り得ない情報を得ることができたようです。
 
 
 その後、ビダユ族の伝統料理を、村でいただきました。
 
 午後は、実際に胡椒等を栽培している畑を見に行きました。誰もがすぐ近くかと思いましたが、これが実に遠く、村から出て高低差の大きい道をしばらく歩き、さらに山を登ってようやく畑にたどり着きました。その道中では、村の方が生えている植物の説明をしていただきました。畑の維持管理の大変さを痛感しました。
 
 
 
 明日はサラワク州内の伝統校であるセントテレサ高校とサラワク大学を訪問します。生徒はそこで本校の紹介を英語で行い、交流とインタビューを行います。実りある交流ができることを期待します。

2日目

《本日の活動内容》
~マタン野生動物センター~
・サラワク森林公社の保全活動や施設の説明会
・オランウータンの世話や餌付け体験
~サラワク文化村~
・施設見学
・伝統舞踊の見学

《活動の詳細》
 昨日は移動日だったため、本日から本格的なフィールドワークが始まりました。朝食後、マタン野生動物センターへ向かいました。ここでは森林の保全や絶滅の危機に瀕しているオランウータンの保全活動を行っています。
 まずは施設の説明を受けました。主にオランウータンについてどのように保護活動をしているかの説明がありました。引き取りうや負傷したオランウータンを保護しては治療や餌付けを行い、自然に返すという活動をしているということです。質疑応答についても、生徒が英語でするなど、大変勉強になった説明会でした。
 


 その後、オランウータンの餌作り体験と、檻の清掃活動を行いました。実際に保全活動がどのようにされているのかを体験しました。天候はあいにくの土砂降りでしたが、生徒は施設の方やサラワク大学生に教わりながら一生懸命作業を行っていました。保全活動とはどのようなものかを、ほんの一部でしたが体験することができました。終了後にその活動の参加証明書を一人一人にいただきました。
 
 
 昼食後、サラワク文化村では実存する7つの異なる部族の村の様子を見学しました。そこではそれぞれのおもてなしの仕方や文化の違い等を学ぶことができました。昔とはだいぶ文化も風習も変わっているようですが、その名残については今も残っているようです。
 
 
 その後、シアターで伝統舞踊の見学をしました。それぞれの大変個性のある部族の踊りを見ることができました。
 
 明日はいよいよその内の一つであるビダユ族が住むアナライズ村へフィールドワークを行ってきます。生徒にとっては、初の現地での英語実践となります。これまで準備してきたことを生かして良い研修になるようにしていきます。

1日目

 本日からSGHマレーシアフィールドワークがいよいよ始まります。募集に応じた14名の生徒たちがそれぞれ「森林・焼畑分野」・「森林・観光分野」・「民族・文化」・「語学・教育」の4チームを結成し、協力し合いながら研究するテーマを追求していきます。
 既に何度も学校で何度も話し合いを重ねて、調べたいことや質問したいことをまとめて本フィールドワークに明日から望みます。充実した研修にしたいと思います。
 

 

SGHキックオフセレモニー

4月15日(月)本校体育館を会場にSGH講演会を実施し、本校SGH活動の4年目がいよいよ始まりました。

 講演会に先立ち、SGH推進部長による本校SGHの概略の説明、生徒による昨年度のSGH活動の海外グローバル研修及び、とびたて!留学JAPNAでロンドンへ短期留学した店網くんから報告がありました。

 講演は、本校グローバル統括アドバイザーである東京海洋大学の小松俊明教授にしていただきました。

 テーマは「今、アジアで何が起きているのか~日本の高校生の未来を考える」でした。

 これから本校の4年目のSGH活動が本格化します。活動の様子は、今後も当HPでお知らせしていきます。ぜひ御期待ください。

 小松先生、ありがとうございました。