化学部
化学部の主な活動は巴波川の水質汚濁に関する調査研究です。
水質調査は昭和39年から現在まで続いていて、
化学的酸素要求量(COD)や溶存酸素量(DO)等の測定を行っています。
巴波川の水質は、以前に比べてずいぶんとよくなってきているようです。

化学
日誌

化学部からのお知らせ

化学部 近況報告

現在、部員は2年次生8名で、SSHクラブ化学班としても活動しています。

3グループに分かれ、

・大谷石の吸着能に関する研究

・金属の表面積変化に関する研究

・電気分解に関する研究

に取り組んでいます。

 

8月には全国のSSH指定校が集まり神戸で開催されるSSH生徒研究発表会に、大谷石グループが本校代表として参加します。また、9月に開催される日本金属学会2025年秋期講演大会「第14回高校生・高専学生ポスターセッション」に2グループが参加します。

上記の他にも、毎年、日本学生科学賞栃木県大会への応募や化学工学会学生発表会への参加など数多くの外部発表に挑戦し、探究力やプレゼンテーションスキルの向上に努めています。

 

なお、表面積の研究では測定機器を市内の株式会社ブル精密様からお借りしたり、大谷石の研究では宇都宮大学、群馬大学の先生方からの指導助言をいただいたりと、普段の研究活動は、地元企業や大学からのサポートで成り立っています。

 また、半世紀以上続く、巴波川の水質調査も毎年全員で行い、栃木市役所にレポートを提出しています。

以上、近況報告でした。SSHのページも是非ご覧ください。

化学部 島津ぶんせき体験スクール 受講

現在、化学部は「表面積グループ」「リン酸グループ」に分かれて、活動しています。
この度、表面積グループ(4名)が、
島津ぶんせき体験スクール「表面観察コース」(オンライン限定開催)
を受講しました。

島津ぶんせき体験スクールは株式会社島津製作所が開催する化学スクールで、
島津製作所の様々な分析装置を使って、分析装置の原理を体感し学べる内容
となっています。小・中・高校生が対象だそうです。

当日は、京都と栃木をオンラインでつなぎ、講義を受けました。
走査型プローブ顕微鏡の仕組みについて、実際にCD-Rを観察しながら学びました。

生徒たちは普段、金属表面をレーザー顕微鏡を用いて観察・研究を行っています。
測定原理は異なりますが、今回は、普段使用していない顕微鏡や観察したことの
無い対象物だったので、大変勉強になり、新たな学びがありました。
写真は、当日の様子です。
ちなみに、リン酸グループが普段使用している本校の分光光度計は島津製作所
のものです。