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栃高博物館
2013年6月の記事一覧
栃高博物館 69 ネコザメの卵嚢
栃高博物館 69 ネコザメの卵嚢
分類 軟骨魚綱 ネコザメ目 ネコザメ
学名 Heterodontus japonicus
英名 Japanese bullhead shark
大きさ 最大120cm
分布 太平洋北西部 日本では北海道以南
ネコザメは水族館の人気者です。茶色っぽい体色に黒い横帯が入ります。横といってもこれは 頭を上
にした縦横で(生物の縦横は常に頭が上です)、魚は横になった状態なので、縦帯に見えます。目の上
に皮膚の隆起があり、日本ではこれを猫の耳に、英名では牛の角に見立てて、名前がついています。
ネコザメの卵嚢は螺旋状のひだが特徴です。これで岩の隙間などに固定されます。約1年かけて成長
し、生まれるとすでに、18cmぐらいあります。
分類 軟骨魚綱 ネコザメ目 ネコザメ
学名 Heterodontus japonicus
英名 Japanese bullhead shark
大きさ 最大120cm
分布 太平洋北西部 日本では北海道以南
ネコザメは水族館の人気者です。茶色っぽい体色に黒い横帯が入ります。横といってもこれは 頭を上
にした縦横で(生物の縦横は常に頭が上です)、魚は横になった状態なので、縦帯に見えます。目の上
に皮膚の隆起があり、日本ではこれを猫の耳に、英名では牛の角に見立てて、名前がついています。
ネコザメの卵嚢は螺旋状のひだが特徴です。これで岩の隙間などに固定されます。約1年かけて成長
し、生まれるとすでに、18cmぐらいあります。
栃高博物館 68 ヨツアナカシパン
栃高博物館 68 ヨツアナカシパン
分類 ウニ綱 タコノマクラ目 ヨツアナカシパン科
学名 Peronella japonica
英名 Seabiscuit,Sand doller
大きさ この標本は約4cm
分布 世界中
「菓子パン」です。英名はシービスケット(海のビスケット、菓子パンと同じ発想)、サンドダラー
(荒野の1ドル銀貨ならぬ砂の中の1ドル硬貨)。浅海の砂底にいる薄っぺらなウニで非常に短い
棘があります。これは死んで砂浜に打ち上げられたもので、よく見かけます。向こうが見えるような
大きな穴が開いていればスカシカシパンで、これは中央に小さな穴(生殖孔-卵や精子の出口)
が4つあるのでヨツアナカシパンといいます。表面にはヒトデ模様があります。ウニもヒトデも同じ
仲間で、共通項は「五放射相称」です。
分類 ウニ綱 タコノマクラ目 ヨツアナカシパン科
学名 Peronella japonica
英名 Seabiscuit,Sand doller
大きさ この標本は約4cm
分布 世界中
「菓子パン」です。英名はシービスケット(海のビスケット、菓子パンと同じ発想)、サンドダラー
(荒野の1ドル銀貨ならぬ砂の中の1ドル硬貨)。浅海の砂底にいる薄っぺらなウニで非常に短い
棘があります。これは死んで砂浜に打ち上げられたもので、よく見かけます。向こうが見えるような
大きな穴が開いていればスカシカシパンで、これは中央に小さな穴(生殖孔-卵や精子の出口)
が4つあるのでヨツアナカシパンといいます。表面にはヒトデ模様があります。ウニもヒトデも同じ
仲間で、共通項は「五放射相称」です。
栃高博物館 67 ゴンズイ
栃高博物館 67 ゴンズイ
分類 硬骨魚綱ナマズ目
学名 Plotosus japonicus
英名なし
大きさ10cm~20cm
分布日本沿岸
(japonicus)なので英名なしです。ヒゲはナマズ目の特徴です。本数も多く立派ですね。
「ゴンズイ玉」といって集団で行動する習性があり、私も館山の海で見たことがあります。
この集団形成にはフェロモンが関わっているそうです。ひれに毒があるので、触るときに
注意か、それより触らないことです。
分類 硬骨魚綱ナマズ目
学名 Plotosus japonicus
英名なし
大きさ10cm~20cm
分布日本沿岸
(japonicus)なので英名なしです。ヒゲはナマズ目の特徴です。本数も多く立派ですね。
「ゴンズイ玉」といって集団で行動する習性があり、私も館山の海で見たことがあります。
この集団形成にはフェロモンが関わっているそうです。ひれに毒があるので、触るときに
注意か、それより触らないことです。
栃高博物館 66 イカとタコ
栃高博物館 66 イカとタコ
分類 軟体動物門 頭足綱 イカは十腕形上目 タコは八腕形上目
英名 イカ squid、Cuttlefish(甲イカ)
タコ Octopus(8本足という意味)、devilfish(悪魔の魚)
イカ(左)とタコ(右)を並べて撮影してみました。同じ頭足綱に属します。本当は頭足ではなく体と足
です。足の付け根に漏斗(ロート)という出水管があり、ジェット水流を足先方向に噴出し体前方に泳ぎ
ます。この写真では下向きですね。漏斗の両側にはすばらしく進化した眼があります。細長いイカの体
には透明でペラペラの骨(エンペラ)があり、丸い体のタコにはありません。私たちの食生活を豊かにし
てくれますが、日本以外ではあまり食べないようです。デビルフィシュですからね。タコは飼育しやすい
ですが、イカは難しい。水族館でイカ見たことありますか。タコの体にイカのようなひれがついていたら
それはタコではなく、イカなのでしょうか。変な質問ですが答えは「タコ」です。深海には通称「ダンボ」
というタコがいて、丸い体についたひれで優雅に泳ぎます。イカタコ話でした。
分類 軟体動物門 頭足綱 イカは十腕形上目 タコは八腕形上目
英名 イカ squid、Cuttlefish(甲イカ)
タコ Octopus(8本足という意味)、devilfish(悪魔の魚)
イカ(左)とタコ(右)を並べて撮影してみました。同じ頭足綱に属します。本当は頭足ではなく体と足
です。足の付け根に漏斗(ロート)という出水管があり、ジェット水流を足先方向に噴出し体前方に泳ぎ
ます。この写真では下向きですね。漏斗の両側にはすばらしく進化した眼があります。細長いイカの体
には透明でペラペラの骨(エンペラ)があり、丸い体のタコにはありません。私たちの食生活を豊かにし
てくれますが、日本以外ではあまり食べないようです。デビルフィシュですからね。タコは飼育しやすい
ですが、イカは難しい。水族館でイカ見たことありますか。タコの体にイカのようなひれがついていたら
それはタコではなく、イカなのでしょうか。変な質問ですが答えは「タコ」です。深海には通称「ダンボ」
というタコがいて、丸い体についたひれで優雅に泳ぎます。イカタコ話でした。
栃高博物館 65 サメの歯とアンモナイト
栃高博物館 65 サメの歯とアンモナイト
サメの歯 (軟骨魚綱 Shark teeth) 軟骨魚なので、骨はほとんど化石になりませんが、歯は
硬く化石になります。またサメの歯は数が多く、生え替わるので、たくさん発見されています。サメは
4億年前の古生代に現れ、現在も繁栄しています。この標本の歯を側面に沿ってはかると3.5cm
ありますが、世界最大のサメの歯の化石は18cmあります。歯の大きさから推定すると、大きさ20m
以上、体重25t以上だそうです。名を「メガロドン」といいます。
アンモナイト (軟体動物門 頭足綱 Ammonite) 古生代シルル紀から中生代白亜紀末まで
およそ3億5000万年繁栄した生物です。(三葉虫より長いがサメより短い!)今も生きているのが
オウムガイです。三葉虫と同様に示準化石となっています。この標本は2cmですが、最大は直径
2mです。不思議なことに恐竜とともに絶滅しています。
サメの歯 (軟骨魚綱 Shark teeth) 軟骨魚なので、骨はほとんど化石になりませんが、歯は
硬く化石になります。またサメの歯は数が多く、生え替わるので、たくさん発見されています。サメは
4億年前の古生代に現れ、現在も繁栄しています。この標本の歯を側面に沿ってはかると3.5cm
ありますが、世界最大のサメの歯の化石は18cmあります。歯の大きさから推定すると、大きさ20m
以上、体重25t以上だそうです。名を「メガロドン」といいます。
アンモナイト (軟体動物門 頭足綱 Ammonite) 古生代シルル紀から中生代白亜紀末まで
およそ3億5000万年繁栄した生物です。(三葉虫より長いがサメより短い!)今も生きているのが
オウムガイです。三葉虫と同様に示準化石となっています。この標本は2cmですが、最大は直径
2mです。不思議なことに恐竜とともに絶滅しています。
1999年11月26日開設
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栃木県立
栃木高等学校
〒328-0016
栃木県栃木市入舟町12-4
TEL 0282-22-2595
FAX 0282-22-2534
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