進路情報

「看護の出前授業」および卒業生の話を聞く会実施報告

 進路指導部では、毎年夏休みの期間を利用して、看護医療系の進路を希望している生徒を対象として、面接練習等の体験活動を実施しています。
 今年度は面接練習だけでなく、7月21日(水)には栃木県看護協会の方をお招きして「看護の出前授業」を、8月3日(火)にはこの3月に宇都宮南高校を卒業し、それぞれ自治医科大学看護学部および獨協医科大学看護学部に進学した卒業生を講師にお呼びして卒業生の話を聞く会を実施しました。
 「看護の出前授業」には、主に3年生に参加してもらいましたが、人の命を扱う医療従事者としての心構えや仕事のやりがいなど、地元の医療のために日々力を尽くされている方の話は説得力があり、生徒たちはとても勉強になったと思います。
 また、卒業生の話を聞く会では、卒業生がどのように高校3年間努力を重ねてきたか、志望大学に進学後4月から7月までどのような日常を送っているかを、高校の時に使っていた問題集や参考書、学習時間等を記入した白ノート、実際に面接練習の時に使った面接用ノート、大学の授業で使っているテキストなどを見せていただきながら、細かな部分まで説明していただきました。部活動を頑張りながら希望進路を実現した先輩の話は、部活動と学業の両立のための苦労など、これから学習を続けていく生徒にとってとても参考になったと思います。
 後半の面接練習についても、生徒たちが自ら、面接官、受験者、観察者と立場を変えて何回か取り組む中で、自分のできていない部分や取り組まなければならない部分が見えてきたのではないかと思います。
 進路指導部では、今後も生徒達が希望進路を実現できるよう、バックアップを続けていきます。
 
 「看護の出前授業」の様子       グループでの面接練習の様子

SDGs模擬授業について

進路指導部では、キャリア教育の一環として、宇南の生徒の皆さんに様々な学びの機会を提供しようと考えています。今年度は6月25日(金)放課後 大学の先生をお招きしてSDGs模擬授業を実施しました。

今回おいでいただいたのは 
 東洋大学 国際社会学部 教授 高橋典史 先生
講演テーマは
 「宗教文化を学んで日本と世界の人々について理解を深めよう」
参加生徒は、生徒3年生75名の他、2年生1名、1年生2名 の計78名、他教員5名が参加しました。

先生からは、日本の移民の現状を様々な事例をあげて教えていたいただきました。
西欧諸国の移民政策が世代をまたいだ恒久的な受け入れであるのに対し、日本の移民政策は、就労を目的とした一時的な受け入れであること、日本に在留している移民の方々が、地域の宗教施設を拠点として、様々なボランティア活動などに参加し、地域の活性化にも一役買っていることなど、学ぶことがたくさんある模擬授業でした。参加した生徒からも、「学ぶことが多かった」「国籍や宗教が違っても、違いがあることを理解し、互いを尊重していきたい」など前向きな感想がたくさん寄せられました。
参加した生徒の皆さんは、模擬授業を聴いただけで終わりにせず、自分自身の学びへと学びを深化させていってもらいたいと思っています。
進路指導部では、今後も生徒の皆さんの学びをサポートする企画を実施していきますので、興味のある生徒は是非参加してください。

3学年進路講演会


 6月15日(火)に、3学年進路講演会が実施されました。
 3年生は4年制大学、看護・医療系、専門学校、就職 のそれぞれの進路希望別に分かれて、各講師の方からお話を頂きました。
 4年制大学希望者は第1体育館で河合塾の野村寛氏から最新の入試動向についての話や受験生としての心構えについてお話して頂きました。
 看護・医療系希望者は、第2体育館で東京医療保健大の田沢弘昭氏から看護医療職を目指すことについての心構えや入試に向けた具体的なアドバイスをお話して頂きました。
 専門学校希望者は、前半は専門学校を選ぶときの注意点などについて、後半は教室で各専門学校別に分かれてお話して頂きました。
 就職希望者は、今年度は公務員希望者が多いことから、警察、消防を受験する際の学習のポイントや志望理由書の書き方などについてお話頂きました。
 生徒の皆さんは、それぞれの進路を考える上で貴重な体験になったことと思います。
 この機会を無駄にせず、進路実現に向けて努力を続けて欲しいと思います。