令和7年度芸術鑑賞会を行いました

令和7年10月28日、本校体育館にて芸術鑑賞会を開催しました。今年度は、日本の伝統芸能をテーマに、落語・太神楽・和妻の三演目を鑑賞しました。

まず登場されたのは、落語家の林家十八(とっぱち)さんです。

  

小話や短めの落語を披露してくださり、会場は早くも笑いに包まれました。落語の世界への導入として、生徒たちも自然と引き込まれていく様子が印象的でした。

 続いては、和妻師の和田奈月さんによる幻想的なマジックショー。 

  

美しい布や和傘を使った演出は、まるで夢の世界にいるような感覚を与えてくれました。また、生徒も演目の一部のお手伝いをする場面もあり、和田さんの軽快な語り口とともに、指名された生徒は楽しんで参加していました。

 休憩をはさみ、後半は太神楽曲芸師の翁家勝丸師匠と丸さんによる迫力のある曲芸。

  

「五階茶碗」と呼ばれる、顎に載せた台に湯飲みなどを重ねていく演目では、絶妙なバランスで積み重ねられる茶碗を生徒たちは息をのんで見守り、歓声をあげていました。

 最後は、二代目 林家木久蔵師匠の落語です。

  

ご自身の経験を交えたユーモアあふれる語り口と巧みな話術で、生徒たちは笑いの渦に包まれました。江戸の人情や風情を感じることができる貴重な時間となりました。

 今回の芸術鑑賞会を通して、生徒たちは日本の伝統文化に触れ、芸の奥深さや表現の豊かさを学ぶことができました。今後も、こうした体験を通じて、感性を育み、文化への理解を深めていってほしいと思います。