(高)「第20回新春俳句コンクール」で2年生2名が【優秀賞】【入選】に選ばれました!

信濃毎日新聞社主催「第20回新春俳句コンクール」において、2年生の藤田梨世さんが【入選】、同じく2年の高久ひまりさんが【優秀賞】を受賞しました。

(掲載記事:信濃毎日新聞(2025年1月1日付64面).pdf

選者を務められた俳人・相子智恵(あいこ・ちえ)さん、俳人・西村麒麟(にしむら・きりん)さんの「第20回新春俳句コンクールを終えて」の対談記事はコチラ ⇒ https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2024122700623

 

本コンクールへの出品は、高校2年生の公共の授業において、「公共的な空間をつくる私たち-社会に参画する自立した主体として(伝統と文化とのかかわり)-」という単元の発展学習の一環として、取り組みました。

 

藤田さんの句は、「太陽に 手を差し伸べる 林檎狩り」です。

10月にボランティアで参加した小学生との林檎狩りイベントでの情景を思い浮かべながら詠んだそうです。矢板市と同じくリンゴが有名な長野県を意識して表現したとのことです。

 

高久さんの句は、「友そばに いればいつでも 秋きれい」です。

修学旅行で友人と見た秋の景色を思い浮かべて詠んだそうです。大切な人と四季の美しさを感じることができる喜びを表現したとのことです。

 

俳句を作ることは、季語を用いることで自然や季節の変化に目を向け、四季折々の美しさを再発見する機会になると考えています。また、年齢・性別・社会的地位に関係なく、すべての人が平等に、共に楽しむことができる「ボーダーフリー」な魅力があると感じています。

 

現代の高校生が、SNSやスマートフォンの隆盛や日々のせわしなさのせいか、季節や移り変わりや風の匂いに敏感でないことに寂しさを感じていますが、俳句を通じて、心の中に自然とのつながりを取り戻し、生徒の日々の暮らしに少しでも彩りを添えることができたのならば、嬉しく感じます

 

末筆にはなりますが、本コンテストの運営にご尽力いただいた信濃毎日新聞社様に謝意を表し、受賞の報告といたします。

 

文責:2年公共授業担当 星野廣之

 

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