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2012年12月の記事一覧

H24修学旅行(1日目)

修学旅行in沖縄

 いちゃりばちょーでー (一度出会えば皆兄弟) 

 11月28日()から12月1日()まで3泊4日で、2年生が沖縄へ修学旅行に行ってきました。沖縄の悲しい歴史を資料館や実際の話から学んだ平和学習は貴重な体験でした。建造物や食、自然や気候など、栃木県との違いも肌で感じることが出来た4日間でした。

1日目(水) 

宇都宮駅~羽田空港~那覇空港~首里城~国際通り・ホテル(那覇)

沖縄への旅の出発点は宇都宮駅でした。7時半に集合して、新幹線、モノレールを乗り継ぎ羽田空港まで行き、そこから飛行機で沖縄まで2時間空の旅。
                          
                     出発式(宇都宮駅)                 ポケモンジェットで那覇空港到着

那覇空港からバスで、15世紀から19世紀にかけてこの地を治めた琉球王国の栄華を物語る首里城へと向かいました。
                          
                      いざ正殿へ                     中国の文化を感じさせる装飾

 見学後ホテルへバスで移動。移動のバスの中では、ガイドさんが沖縄の方言の使い方や歌を教えてくれました。ホテルからすぐ側にある「国際通り」で夕食(ステーキ)を食べ、その後の自由行動では、たくさんのお土産を買う姿が見受けられました。
                          
                       国際通りへ                 ステーキハウスですてーきな夕食(^^)


H24修学旅行(2日目)

2日目(木)

    ~平和記念公園~ひめゆりの塔~ガマ体験~ホテル(北谷町)

 2日目は沖縄の戦争の歴史について学びました。あいにくの雨の中最初に行ったのは平和記念公園でした。

 ここでは、我が県の慰霊の塔「栃木の塔」で黙祷を捧げた後、沖縄戦で亡くなられたすべての人々の氏名を刻んだ「平和の礎」を見学しました。

                                            

                       栃木の塔                        平和の礎

平和祈念資料館へ移動して、まず平和記念資料館友の会の古謝(こじゃ)(こう)(ゆう)さんの講話を聴きました。多くの民間人を含む多数の犠牲者を出した痛ましい沖縄戦の生々しい様子や、戦争は終了しても今なお残る米軍基地の問題等、教科書やニュースでしか知らない話を、直に聞くことができました。
                            

                                        題は「(ぬち)どぅ宝」                            お礼の言葉と花束贈呈

生徒代表 お礼の言葉

今回、私たちのために平和講和を開いてくださりありがとうございました。私たちは今までに沖縄戦争について授業で学んできたこともありましたが、深く考える機会はありませんでした。今回の平和講和で、アメリカ兵に捕まるくらいなら集団自決をするという考えや、降伏後に米軍が占領地を広げるために、銃剣とブルドーザーで住んでいたところを追い払われたことなどの部分では、授業で得た知識で「知っているつもり」であった戦争、そして激戦区となった沖縄での悲劇が鮮明にイメージされ、悲しい経験をされた方々の苦痛、悲しみ、そして現在もマスコミで報道さているとおり、今現在も続いている苦悩などを、沖縄に住まれる方のごくわずかではありますが、実感することができました。

 「戦争」という言葉でひとくくりに解釈されてしまう現代、われわれ矢板東高等学校生は、今日古謝さんが話された話を胸にしまいこみまして、次は遠く離れた栃木の地で、自分たちの子供や地域の方々に伝えていくことが恩返しなのではないかと思います。本日は本当にありがとうございました。

21組 渡邉 絢子

平和記念資料館見学後バスでひめゆりの塔へ移動し、昼食後に資料館を見学しました。この地では「ひめゆり学徒隊」と呼ばれる、沖縄師範学校女子部と沖縄県立第一高等女学校の生徒と教師が、看護要員として沖縄陸軍病院に従軍し、その多くが犠牲となりました。生徒たちは、自分と同年代であった「ひめゆり学徒隊」の写真や資料等をみて沖縄戦の悲惨さを改めて感じさせられました。

その後、各クラスに分かれてガマ体験をしました。ガマとは沖縄本島南部に多くみられる自然洞窟のことで、沖縄戦では住民や日本兵の避難場所として、また野戦病院として利用されていました。ガイドの方の体験談をガマの中で聞き、真っ暗なガマの中での避難生活が、いかに過酷であったかを想像することが出来ました。


 

 

H24修学旅行(3日目)

3日目(金)

    ~各班別研修~ホテル(国頭村奥間)

3日目は各班に分かれた判別研修でした。朝のうちは晴れていたのですが、昼過ぎから小雨が降るすっきりとしない天気でした。生徒たちは夏休み前から計画したコースをタクシーで回り、充実した見学や体験ができたようでした。前日から天候の心配がされていたマリンスポーツも実施されました。タクシーの運転手さんには各班とも大変お世話になりました。

                                      

                 ホテルから荷物を持って出発                  海猿?

                                      

                 あいにくの天気でも海サイコー              ロケットボード

         

 夜は本日のホテル、JALプライベートリゾートオクマで夕食を食べた後エイサーショーがありました。

ショーでは三線や太鼓の演奏や、大太鼓を叩きながら踊る大迫力のエイサーを鑑賞しました。また、鑑賞だけでなく、生徒が踊ったり、先生が沖縄民謡を歌ったりと、みんなで盛り上がる楽しいひと時になりました。
                         
                 一緒に「ハイサイおじさん」を踊っています      太鼓の音が大きく鳴り響く迫力満点のエイサー



H24修学旅行(4日目)

4日目(土)

  ~美ら海水族館~那覇空港~羽田空港~学校

 あっという間に最終日となりました。この日は海洋博公園内にある「美ら海水族館」を見学しました。沖縄の海の魚やサンゴなど、とてもきれいで神秘的な空間が広がっていました。中でも、全長8.5mもの世界最大の魚であるジンベエザメが悠々と泳ぐ巨大水槽「黒潮の海」は圧巻でした。また、イルカのショー「オキちゃん劇場」では、かわいいイルカたちのダイナミックなショーに生徒たちは大満足でした。

                                     

                    オキちゃん劇場                ザトウクジラに食べられる?

楽しかった旅もいよいよもう少しとなりました。美ら海水族館を後にして、バスで那覇空港へ向かいました。約2時間のバスの中では疲れも出てきて眠っている生徒も多く見受けられました。初日、2日目、3日目とお世話になった北部観光バスの運転手さんとガイドさん大変お世話になりました。ガイドさんには様々な沖縄の方言や歌などを教わりました。にへーでーびるさい!!(ありがとうございました!!

 羽田空港で解散式

                                        
                                               羽田空港で解散式

 日本旅行の添乗員さん、4日間大変お世話になりました。


 思い出のたくさん詰まった沖縄を後にして、那覇空港から羽田空港へ。美ら海水族館辺りで情報は入っていたのですが、矢板市では午前中に雪が降りうっすら積もっているとのことでした。羽田空港に着いて沖縄と空気は一変、9時半過ぎに無事学校へ着いた時は真冬の寒さでした。

 この、仲間たちと過ごした34日の修学旅行は、普段の学校生活から離れて沖縄の文化、歴史、自然に触れ、生徒にとって有意義で価値ある時間となり、良い思い出となったことでしょう。