“夏の足工”伝統校のプライドを胸に

                      “夏の足工”伝統校のプライドを胸に
ASHIKAGA TECHNICAL High School Baseball Club News                                                   DEC 2018 Vol.33

 本校野球部も来春の飛躍を目指して、苦しいトレーニング期に入りました。もう一段階上のレベルにステップアップするための総合的な身体能力の底上げ。ケガをしない体作り。そして、課題となっている打撃の向上や守備での基本の徹底に加え、精神面の強化をこの時期に図りたいと考えています。そのためには単調で、つらい練習の繰り返しが、どうしても必要になります。何事も根気強く、継続しないことには大きな成果はありません。冬のトレーニングを通じて、部員の1人1人が身体面だけでなく、精神的にも逞しく成長してくれることを願っています。来シーズンに思い切り暴れるためには、この時期の過ごし方が鍵を握ります。今は土の中に潜り、大きく根を張ることに専心したいと思います。
 そして12月15日(土)には監督会主催による県内の各校主将、副主将を対象としたリーダー研修会が実施されました。これは栃木から甲子園で勝ち進めるチームを出したい。そのためには優れたチームリーダーを育てる必要があるとの考えからスタートしており、全国的にも注目を集めているものです。主将を中心に全部員のベクトルを同じにして“良いチーム”に成長してくれることを期待しています。
 さらに16日(日)には、学童野球との交流会が初めて開催されました。以前から中学校野球との交流は行っていましたが、野球をやる子供の減少が顕著となり、野球界全体で危機感が高まっている結果です。まだ手探りの状況ですが、とにかく一歩を踏み出したことに意味があると思います。振り返ると、個人的には、野球を通じて育ててもらった気持ちがあります。100大会を迎えた高校野球が、今後も変わらず続くために、野球に携わる1人として、それを次代に繋ぐ役割は欠かせないものに違いありません。高校でも野球を続けてくれる選手が1人でも増えてくれることを願っています。
 また、部員1人1人が“今シーズンを振り返って”という作文を書きました。正しい自己分析と反省がなければ、大きな進歩は望めません。ご覧頂き、選手の頑張りを温かく見守り下さい。伝統校のプライドを胸に部員一同頑張ります。
 なお、1月14日(月)には過酷な36㎞マラソンも予定しています。今後とも本校野球部の活動にご理解頂き、変わらぬご支援をお願いします。