“夏の足工”伝統校のプライドを胸に

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に 
ASHIKAGA TECHNICAL High School Baseball Club News
OCT 2021 Vol.67

 10月は中間テスト、修学旅行などの学校行事が続き、全部員が揃っての活動が制限された1ヶ月でした。そのため個々のレベルアップに主眼を置く活動が中心となりましたが、そのような状況の中でも1年生大会が実施されました。今回もたくさんのご支援を頂いたことに感謝しています。
 結果は、栃木工業を相手に1対3の敗戦となったものの、選手は持てる力を発揮し、全力で立ち向かいました。1年生同士の戦いということで当然、多くの課題はありますが、真剣勝負の貴重な大会経験を積めたことに大きな意味があるはずです。今大会は、部員不足から合同チームでの参加も目立つ中、本校は単独出場ができ、恵まれていることも感じています。1年生には、この時期の貴重な経験を今後に生かして欲しいと思います。重要なのは、この後です。
 また、10月17日(日)には学生野球の“聖地”神宮球場で、東京六大学野球・秋季リーグ戦を観戦する計画をしましたが、雨天中止となりました。高校球児が甲子園に憧れるように、大学生の目標は神宮球場でプレーすることとなります。甲子園で活躍した選手。将来はプロ野球で活躍するであろう選手も多く、高いレベルの野球を肌で感じる良い機会だっただけに残念でした。本校野球部でも慶野空(帝京平成大学1年)など大学野球部に在籍する先輩部員の他、これから大学野球で頑張ろうとしている部員もいます。足工野球部としての目標は甲子園出場です。しかし、本校部員にはそれで終わることなく、その後も各々が目指す舞台で活躍して欲しいと願っています。
 11月13日(土)からは、今シーズン最後の大会となる秋季市内大会を控えています。新チームで臨んだ県大会は、先輩が2年連続のベスト8進出を果たし、このチームにも大きなチャンスがありましたが、それを生かせませんでした。今回の相手は、好投手を擁する足利大附属高校となり、この一戦を決勝戦のつもりで臨む所存です。今大会も、白鴎大足利が県大会優勝を果たしたように意地と意地のぶつかり合う、ハイレベルな戦いが繰り広げられるのは間違いありません。笑顔で今シーズンを締め括れるよう、部員一同、日夜グラウンドで練習に励んでいます。選手の懸命なプレーに温かいご声援をお願いします。