“夏の足工”伝統校のプライドを胸に

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に 
ASHIKAGA TECHNICAL High School Baseball Club News
NOV 2021 Vol.68

 足利市内大会では、たくさんの応援を頂きありがとうございました。秋季県大会後は、この大会で優勝することに目標を切り替え、練習してきました。しかし、結果は足利大附属を相手に3対5での敗戦。攻守に渡って実力の不足を思い知らされました。この舞台でできないのは、力が足りないということです。チームのスローガンにもなっている“伝統校のプライド”を胸に秘めながら今後も練習に取り組み、この悔しさは来春に晴らしたいと思います。
 また、例年であれば11月は、高野連・監督会主催の練習会において県の選抜選手を選び、大学生との試合を行うことで県全体のレベルアップを図ったり、中学生を対象とした強化練習会も実施していました。しかし、昨年度に続いて新型コロナウイルスによる影響で、これらの取り組みはすべて中止になっています。これらの取り組みにより刺激を受けたり、普段とは違った立場から野球に接することで基本を再認識すること、さらに、教えることの難しさを実感する良い機会となっていただけに残念に思います。1日でも早く、今まで通りの日常に戻れたらと願わずにはいられません。
 最後に、11月23日の試合を以て、今シーズンの全試合日程が終了しました。新チーム結成以来、皆様のお力添えにより例年より少ないとはいえ、33試合を無事に消化できたことに感謝申し上げます。結果は17勝13敗3分けとなりました。振り返れば、気持ちの整理もつかないままでの新チームスタート。土浦遠征をはじめ、予定した練習試合のほとんどが中止になり、活動自体も大幅に制限されました。そして、大会での悔しい敗戦など実に様々なことがありました。この経験を生かし、前進していきたいと思います。一昨年のチームは、春からの休校措置等により、58試合しかできないまま高校野球を終わりました。現チームも、これから何試合できるか分かりませんが、野球ができるのは当たり前ではないこと。さらに好きな野球ができることに感謝して、1日1日を大切にしたいと思います。これからオフ・シーズンとなりますが、この時期の過ごし方が来シーズンの飛躍の鍵を握ります。“良いチーム”そして“勝てるチーム”となれるよう、これからも地道な努力を続ける所存です。今後も変わらぬご支援をお願いします。