“夏の足工”伝統校のプライドを胸に

                      “夏の足工”伝統校のプライドを胸に 
ASHIKAGA TECHNICAL High School Baseball Club News                     AUG  2019  Vol.41

 今年も熱い夏が終わりました。夏の大会は、春季県大会に続いて青藍泰斗との対戦。1回戦屈指の好カードと注目を集めながら敗戦と、なかなか切り替えもできないままでしたが、多くの方のご尽力により新チームをスタートさせることができました。この場を借りてお礼申し上げます。
 さて、その新チームですが、今年も約1ヶ月間で23試合を消化するハード・スケジュールとなりました。結果は9勝10敗4分けとメンバーも入れ替わり、まだまだ多くの課題を抱えている現状です。ただ、選手は本当によく頑張りました。そして何より、2年生12名と1年生12名の24名全員で、この夏を乗り切れたことを嬉しく思います。部員1人1人が身体面だけでなく、精神的にも逞しく成長してくれたことを実感した夏でした。
 そして、8月2日から2泊3日での土浦遠征も無事、実施することができました。保護者の皆様にはご理解、ご協力を頂き、ありがとうございました。今回の遠征も普段とは違う環境の中、県外の様々なタイプのチームを相手に、選手は貴重な経験を積めたはずです。
 さらに、18日に実施された交流戦では、ブロック準決勝で栃木工業を相手に12対7。春季関東大会に出場した実力校を退けましたが、秋季県大会のシード権を懸けた文星芸大附属戦には0対12で敗れました。ただ、今回の交流戦は、やるべきことができれば、ある程度は戦える手応えを掴んだと同時に、課題も浮き彫りになるなど収穫の多いものでした。県大会を前に緊張感ある本気の戦いを2試合経験できたことも貴重だと思います。本番は次です。この経験を生かしながら秋季県大会では持てる力を発揮し、旋風を巻き起こせるよう一戦一戦、全力で立ち向かいたいと思います。
 最後に、この夏の甲子園は、本県代表の作新学院がベスト8進出を果たし、栃木県のレベルの高さを全国に示してくれました。また、今回は101回目の大会ということで、次の100年に向けての第一歩となり、投手の起用法などにも話題が集まりました。足利工業野球部としても、高校生らしい好チームとなるため日々の練習から真剣な取り組みを続け、努力していく所存です。選手の懸命なプレーに変わらぬご支援をお願いします。