“夏の足工”伝統校のプライドを胸に

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に
ASHIKAGA TECHNICAL High School Baseball Club News
SEP 2021 Vol.66

 新チームで迎えた秋季県大会では、たくさんの応援を頂きありがとうございました。
 新チーム結成後は、この大会を勝ち抜くことを目標に練習してきました。そして迎えた初戦は、足利高校を相手に8対4。常に得点圏に走者を背負う展開ながら、踏ん張れたことで苦しい戦いを制しました。交流戦では、試合を立て直せないままの悔しい敗戦を喫しただけに、粘り強い戦いができたことに価値があると思います。
 しかし、2回戦となる高根沢高校戦は1対2の敗戦。初戦とは対照的に、チャンスの数では圧倒的に上回りながら、あと1本が出ない本当に悔しい結果となりました。ただ、それでも立ち止まっている時間はありません。次なる目標に向けて再スタートを切るには、この結果を現地点の力と潔く認める必要があります。実際に、今大会は緊急事態宣言の発令に伴い、チームとしての活動が大きく制限されたことで、今まで以上に各自の自覚が問われる大会となりました。大会を勝ち上がるのは簡単でなく、ベスト8以上を基準としての練習や取り組み。そしてチームとしての目標である甲子園出場に近づくには、普段の生活から、もう一度見つめ直す必要性も感じています。勝つためには確固たるチーム力が必要です。この悔しさを忘れず“良いチーム”“勝てるチーム”となれるよう、チーム一丸となって努力していく所存です。
 次なる目標は市内大会での優勝となります。今回の市内大会も、県大会で白鴎大足利が優勝したように意地と意地のぶつかり合う、ハイレベルな戦いが繰り広げられるのは間違いありません。メンバー争いも白紙からのスタートとなります。懸命にプレーする選手に引き続き、温かいご声援をお願いします。
 また、10月は1年生大会も実施されます。本校の初戦は16日となり、この時期の大会経験は貴重な財産となるはずです。残念ながら保護者も含めた完全な無観客試合となりますが、1年生チームの活躍をご期待下さい。今後も新型コロナウイルスの感染状況により、どれだけの活動ができるか分からない状況にあります。それだけに感染には十分な注意を払いながら、1試合1試合を大切に戦いたいと思います。本校野球部の活動に変わらぬご理解、ご協力をお願いします。