“夏の足工”伝統校のプライドを胸に

                      “夏の足工”伝統校のプライドを胸に
ASHIKAGA TECHNICAL High School Baseball Club News                                                               AUG  2018  Vol.29

 今年も熱い夏が終わりました。夏の大会は、烏山高校を相手に嬉しい勝利。そして大会7連覇中の優勝候補・作新学院に挑んだ2回戦は、一歩も譲らない熱戦を演じながらの敗戦と、なかなか切り替えもできないままでしたが、多くの方のご尽力により新チームをスタートさせることができました。この場を借りてお礼申し上げます。
 さて、その新チームですが、今年も約1ヶ月間で25試合を消化するハード・スケジュールとなりました。結果は9勝14敗1分け(ノーゲーム1)とメンバーも入れ替わり、まだまだ多くの課題を抱えている現状です。ただ、選手は本当によく頑張りました。そして何より、2年生16名と1年生12名の28名全員で、この夏を乗り切れたことを嬉しく思います。部員1人1人が身体面だけでなく、精神的にも逞しく成長してくれたことを実感した夏でした。
 そして、8月6日から2泊3日での土浦遠征も無事、実施することができました。保護者の皆様にはご理解、ご協力を頂き、ありがとうございました。今回の遠征も普段とは違う環境の中、県外の様々なタイプのチームを相手に、選手は貴重な経験を積めたはずです。
 さらに18日、19日の両日で実施された交流戦では、初戦の栃木飛翔戦を6対3。準決勝でも小山北桜を10対3で退けましたが、佐野日大との決勝は1対3と競り負け、目標としたシード権獲得はなりませんでした。ただ、今回の交流戦は、やるべきことができれば、ある程度は戦える手応えを掴み、同時に課題も浮き彫りになるなど収穫の多いものでした。県大会を前に緊張感ある戦いを3試合経験できたことも貴重だと思います。本番は次です。この経験を生かしながら秋季大会では持てる力を発揮し、旋風を巻き起こせるよう一戦一戦、全力で立ち向かいたいと思います。
 また、この夏の甲子園は、100回の記念大会ということで、多くの先輩方の大変な苦労があって、今があることを再認識する機会となった一方、公立の農業高校である金足農業の決勝進出で大いに盛り上がった大会でした。私立高校全盛の現在、まだチャンスはあることを感じ、勇気をもらった気がします。足利工業野球部としても、高校生らしい好チームとなるため日々の練習から真剣な取り組みを続け、努力していく所存です。選手の懸命なプレーに変わらぬご支援をお願いします。