“夏の足工”伝統校のプライドを胸に

                      “夏の足工”伝統校のプライドを胸に 
ASHIKAGA TECHNICAL High School Baseball Club News                         OCT 2019 Vol.43

 10月は中間テスト、修学旅行などの学校行事が続き、全部員が揃っての活動を制限された1ヶ月でした。そのため個々のレベルアップに主眼を置く活動が中心となりましたが、そのような状況の中でも1年生大会が実施されました。今回もたくさんの応援を頂いたことに感謝しています。
 初戦は、小山南高校を相手に4対0の勝利。続く栃木農業戦も2対1と競り勝ちました。1年生同士の戦いということで当然、多くの課題はありますが、真剣勝負の貴重な大会経験をもう1試合積めることに意味があります。今大会は、部員不足から合同チームでの参加も目立つ中、本校は単独出場でき、恵まれていることも感じています。1年生には、この時期の貴重な経験を今後に生かして欲しいと思います。
 そして、10月20日(日)には学生野球の“聖地”神宮球場で、東京六大学野球・秋季リーグ戦を観戦しました。高校球児が甲子園に憧れるように、大学生の目標は神宮球場でプレーすることとなります。甲子園で活躍した選手。将来はプロ野球で活躍するであろう選手も多く、高いレベルの野球を肌で感じる良い機会となりました。本校野球部でも、中野航大(関東学園大学3年)、坪井直也(作新学院大学3年)といった先輩部員が大学野球部に在籍しています。足工野球部としての目標は甲子園出場です。しかし、本校部員にはそれで終わることなく、その後も各々が目指す舞台で活躍して欲しいと願っています。この観戦が進路について考える機会にもなり、野球に限らず、勉強へのモチベーションを高める材料の1つにもなってくれることを期待しています。
 また、11月16日(土)からは、今シーズン最後の大会となる秋季市内大会を控えています。新チームで臨んだ県大会では、ベスト8進出は果たしたものの、準々決勝ではまだまだ実力が足りないことを思い知らされました。今回の相手は足利大附属高校となり、この一戦を決勝戦のつもりで臨む所存です。今大会も意地と意地のぶつかり合う、ハイレベルな戦いが繰り広げられるのは間違いありません。笑顔で今シーズンを締め括れるよう、部員一同、日夜グラウンドで練習に励んでいます。選手の全力プレーに温かいご声援をお願いします。