“夏の足工”伝統校のプライドを胸に

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に
ASHIKAGA TECHNICAL High School Baseball Club News

OCT 2023 Vol.91

 10月に入り、日に日に日没が早まりました。そのため日々の練習では、強い打球を打つためのスイングやトレーニングなど、個々のレベルアップに主眼を置く活動が中心となっています。しかし、そのような状況の中でも1年生大会が実施されました。今回は栃木農業と合同チームでの参加となりましたが、変わらずたくさんのご支援を頂いたことに感謝しています。
 結果は、まず佐野・佐野東・清風の合同チームを相手に9対3。1年生同士の戦いということで当然、多くの課題はありますが、真剣勝負の貴重な大会経験をもう1試合積む権利を得たことに意味がありました。そして地区の代表決定戦となった次戦は、佐野松桜に11対7で競り勝ち、県大会への出場権を獲得。14回目となる1年生大会で、本校としては初めての県大会出場となります。今回は、特に合同チームでの参加ということで、大会に出たというだけで終わりにしたくないという気持ちがあっただけに嬉しく思います。ただ、現状では、県大会出場に値するだけの実力がないことも事実です。県大会では作新学院との対戦が決まっており、1年生には、この時期に作新学院と勝負できる意味を理解し、できるだけの準備をして欲しいと思います。対戦しただけでは終わりたくありません。
 また、10月22日(日)には選抜の出場権を懸けた関東大会を観戦することができました。各県の代表校の対戦ということでレベルが高く、選手には刺激になったはずです。足工野球部としての目標は甲子園出場であり、そのためにはどれだけの実力が必要かを確認する良い機会となりました。この観戦を機会に、選手の意識するレベルや基準が上がることを期待しています。
 11月11日(土)からは、今シーズン最後の大会となる秋季市内大会を控えています。新チームで臨んだ県大会では、どのチームも必死であり、簡単な試合はないこと。そして大会を勝ち上がるには、絶対的に実力が足りないことを実感しました。今回の市内大会も、秋季県大会で白鴎大足利が関東大会の出場権を獲得した他、本校に加えて足利高校と足利大附属も2勝を挙げるなど、意地と意地のぶつかり合う、ハイレベルな戦いが繰り広げられるのは間違いありません。本校としては、初戦となる12日の準決勝を、決勝戦のつもりで臨む所存です。笑顔で今シーズンを締め括れるよう、部員一同、日夜グラウンドで練習に励んでいます。選手の懸命なプレーに温かいご声援をお願いします。