“夏の足工”伝統校のプライドを胸に

                      “夏の足工”伝統校のプライドを胸に
ASHIKAGA TECHNICAL High School Baseball Club News
OCT 2020 Vol.54

 10月は、例年であれば修学旅行をはじめとした学校行事が続き、慌ただしい1ヶ月となりますが、今年度についてはそういった行事のほとんどが中止となり、改めて今までにない1年であることを感じました。ただ、そのような状況の中でも1年生大会が実施され、今回もたくさんのご支援を頂いたことに感謝しています。
 しかし、結果は栃木工業を相手に1対7での敗戦。1年生チームでの大会ということで上手くいかなくて当然ですが、勝負に挑む姿勢をはじめ多くの課題が浮き彫りとなりました。その反省をもとに、もう1試合、戦う機会があればという気持ちがあり、その部分を残念に思います。それでも今大会は、部員不足から合同チームでの参加も目立つ中、本校は単独出場でき、恵まれていることも感じています。1年生には、この時期の貴重な経験を今後に生かして欲しいと思います。
 また、本校野球部としても例年であれば10月に学生野球の“聖地”神宮球場で、東京六大学野球・秋季リーグ戦を観戦していましたが、今年は新型コロナウィルス感染の見地から中止の判断をしました。高校球児が甲子園に憧れるように、大学生の目標は神宮球場でプレーすることと言われます。甲子園で活躍した選手。将来はプロ野球で活躍するであろう選手も多く、高いレベルの野球を肌で感じる良い機会だっただけに、こちらも残念でした。本校でも、教育実習も行った中野航大(関東学園大学4年)など大学野球部に在籍する先輩部員の他、これから大学野球で頑張ろうとしている部員もいます。足工野球部としての目標は甲子園出場です。しかし、本校部員にはそれで終わることなく、その後も各々が目指す舞台で活躍して欲しいと願っています。
 また、11月14日(土)からは、今シーズン最後の大会となる秋季市内大会を控えています。新チームで臨んだ県大会では、県立高校としては唯一の2年連続ベスト8進出は果たしたものの、準々決勝では悔しい敗戦を喫しました。今回の大会も本校の他、白鴎大足利が県大会ベスト8入りしたことからも、意地と意地のぶつかり合う、ハイレベルな戦いが繰り広げられるのは間違いありません。笑顔で今シーズンを締め括れるよう、部員一同、日夜グラウンドで練習に励んでいます。選手の懸命なプレーに温かいご声援をお願いします。