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“夏の足工”伝統校のプライドを胸に
“夏の足工”伝統校のプライドを胸に
ASHIKAGA TECHNICAL High School Baseball Club News
AUG 2021 Vol.65
今年も熱い夏が終わりました。夏の大会は、國學院栃木との対戦となり、1回戦屈指の好カードと注目を集めました。しかし、結果は敗戦と、なかなか切り替えもできないままでしたが、多くの方のご尽力により新チームをスタートさせることができました。この場を借りてお礼申し上げます。
ただ、新チームですが、今年は新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言も発令されたことで、ほとんどの練習試合が中止。土浦遠征も実施できませんでした。さらに、日頃の練習から多くの制限がある中での活動となり、改めて野球ができるのは当たり前ではなく、今までがどれだけ恵まれていたかを感じた夏でもありました。
そして、22日に実施された交流戦では、ブロック準決勝で小山西高校と対戦。選手はチャレンジャーとして立ち向かいました。しかし、結果は悔しい7回コールド、1対9での敗戦に終わりました。内容的にも投打に渡っての完敗であり、厳しい現実を突きつけられる形となりました。技術面だけでなく、苦しい展開になると、それを立て直せないまま終わるなど、逞しさという部分にも課題が残りました。ただ、練習不足はどのチームも同じであり、多かれ少なかれどのチームにも課題があるのは変わりません。それだけに課題と正面から向き合い、克服できれば、本校にも大きなチャンスがあると思っています。何れにしても県大会を前に、そういった経験ができたことは貴重だと思います。本番は次です。この経験を生かしながら秋季県大会では持てる力を発揮し、県立高校としては唯一の2年連続ベスト8進出という先輩方の活躍を上回るような旋風を巻き起こせるよう一戦一戦、全力で立ち向かいたいと思います。
最後に、これからも新型コロナウイルスの感染拡大等により先が見えず、予断を許さない状況が続きます。しかし、その中でも足利工業野球部としては、高校生らしい好チームとなるため日々の練習から真剣な取り組みを続け、努力していく所存です。選手の懸命なプレーに変わらぬご支援をお願いします。