“夏の足工”伝統校のプライドを胸に

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に 
ASHIKAGA TECHNICAL High School Baseball Club News
JAN 2021 Vol.58

 令和3年も幕を開け、2年生にとってはいよいよ最後、勝負の年となりました。
 新チームのスタートからここまで本当に早かった気がします。そんな中、保護者会の協力を頂き、1月3日(日)に必勝祈願を実施することができました。この場を借りてお礼申し上げます。必勝祈願は最勝寺にて護摩を焚いて頂き、厳かな雰囲気の中、今年1年をケガなくプレーでき、良い結果を残せるよう祈願しました。部員一同、気持ちを新たに精進していきたいと思います。改めて、気持ちの引き締まる思いがありました。
 その一方で、36㎞マラソンについては緊急事態宣言が再発令されたことで中止となりました。個人的には、一度始めたことは最後までやり切ることの大切さを感じています。36㎞という気の遠くなるような距離にも、挫けそうな自分に打ち克ち、歩かずに完走することで“達成感を得る”“裏づけのある自信をつける”そして“チームの絆を深める”という3つを得ることを目的としていました。さらに、保護者の皆様にも入念な準備をして頂いていただけに残念に思います。部員には、本来はこのマラソンで得られるべきだったものを何で得るか。日頃の練習で、どう補うかが課題となります。
 選抜出場校も決まり、春もそこまで来ています。足工野球部としても秋のベスト8進出という結果は大きな自信となりました。その一方、準々決勝以上で勝負するには決定的に実力が足りないことも事実です。本気で“甲子園”を狙えるレベルに到達できるよう、選手にはなお一層、足工グラウンドでの日々の練習を大切にして、来るべき春に備えて欲しいと思います。21世紀枠での選出が有力視されていた石橋高校は、残念ながら選出されませんでした。この悔しさを胸に練習に取り組み、さらに手強い相手になることを感じています。
 最後に、部員1人1人が「新春の抱負」を色紙に書きました。今年の目標、決意表明となっています。ご覧頂き、選手を温かく見守り下さい。本年も変わらぬ、ご支援をお願いします。