2025年5月の記事一覧
令和7(2025)年度 教育の情報化に対応した学校の在り方に関する調査研究 第1回調査研究委員会および学習会
今年度、研究調査部情報教育支援チームが取り組んでいる調査研究のテーマは、昨年度からの継続で「プログラミング教育の充実を目指して」です。小・中・高を通して児童生徒が習得すべき資質・能力およびカリキュラムの在り方等について調査研究を行い、本県のプログラミング教育の充実を図ることを目的としています。今年度は小学校、中学校の先生方に調査研究協力委員をお願いして授業実践やカリキュラムの検討を行います。
5月27日(月)、当センターにおいて、国立教育政策研究所教育課程調査官の渡邊茂一氏をお招きし、第1回調査研究委員会および学習会を行いました。講話の中では、中央教育審議会の資料をもとに、情報技術と情報教育を取り巻く現代社会の状況、情報活用能力を育成する取組の現状と課題などを伺い、プログラミング教育の大切さについて考えることができました。また、子どもたちが熱心に取り組み、楽しんでプログラミングを行っているたくさんの事例や、高等学校まで系統立てられたプログラミング教育のイメージなど、今後の調査研究を進める上でのヒントを得るとともに、渡邊調査官のプログラミング教育に対する熱い思いを拝聴しました。
学習会には研究協力委員や所内の指導主事のみならず、市町教育委員会、教育事務所、義務教育課、高校教育課、特別支援教育課の指導主事にも御参加いただきました。調査研究を進めるにあたり、関係各所とも連携・協力しながら進めていきたいと思います。
学習会後は、研究協力委員の先生方に、本調査研究の進め方等に関する詳しい説明を行いました。その後、授業実践を行う実施クラスの検討や次回の委員会に向けての打合せ等を行いました。
今年度も、調査研究委員会や情報教育支援チームでの打合せの様子など、本調査研究の途中経過等を随時掲載していく予定です。お楽しみに。
情報教育支援チームでは「とちぎ教育ICTポータルサイト」を運営しております。そちらでも調査研究の進捗を随時お知らせします。ぜひ御覧ください。
令和7(2025)年度 教科指導充実に関する調査研究 第1回調査研究委員会・学習会
今年度の高等学校における教科指導充実に関する調査研究のテーマは、「深い学びを促す単元(題材)を見通した授業デザインの工夫~自ら学ぶ生徒の育成を目指して~」です。今後2年間に渡り、各教科で「深い学び」に焦点をあてた授業の在り方を研究していきます。令和7年度は地歴公民科、理科(物理、化学)、保健体育科、農業科、工業科、商業科の授業実践を行います。
5月16日(金)、当センターにおいて、第1回調査研究委員会・学習会を行いました。京都大学大学院教育学研究科の石井英真准教授より、事前収録によるご講話をいただきました。講話を通して、深い学びを促すための問いの在り方や評価方法など、具体的な授業作りのヒントを得ることができました。
今後は、研究協力委員の先生方とセンターの指導主事とで議論を深め、具体的な指導計画を立てていく予定です。変化の激しいこの時代に求められる資質・能力を生徒たちに育成し生涯に渡って主体的に学び続けられるよう、深い学びを促す単元を見通した授業デザインについて研究していきます。
この調査研究通信では、経過を随時掲載していく予定です。