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2年化学「塩の液性」

こんにちは。理科教員です。

授業の問いは、「塩は水に溶かすと中性になるのか?」です。

 

「塩って、酸と塩基が中和してできるものだから、水に溶かしたら中性になるんじゃない?」
そんな素朴な疑問を持つはずです。ほとんどの生徒はそのような予想をしました。

まずは塩化アンモニウム・酢酸ナトリウム・塩化ナトリウム、塩を水に溶かして、液性(pH)を調べてみました。

結果は予想とは違い、塩によって液性が酸性・塩基性・中性とさまざまでした。

では、なぜこのような結果になったのか。

生徒は仮説を立てたうえで、炭酸水素ナトリウム、硫酸水素ナトリウムでも同様に実験をしました。

 

 

生徒たちは、自分たちの仮説と実験結果を比べながら、化学の奥深さを実感していました。こうした体験を通して、「考える→試す→わかる」という学びの楽しさが広がっています。

これからも、生徒の「なぜ?」を大切にした授業づくりを続けていきます。