記事

3年化学「タンパク質④~調査研究~」 研究授業

こんにちは。理科教員です。

本日はいよいよ調査研究の大舞台です。教育委員会から5名の方をお招きし、授業公開をします。

前回の授業では、「酵素の活性は何に影響されるのか?」という問いに対して、生徒たちが自分たちで実験方法を考え、実際に検証を行いました。温度やpH、硫酸銅などの条件を変えて酵素の反応を調べる中で、予想通りの結果が出たグループもあれば、思いがけない反応に戸惑うグループもありました。

今回の授業では、その実験結果をもとに、もう一度方法を見直して再挑戦することに。なぜ予想と違う結果になったのか?どこに改善の余地があるのか?――生徒たちは前回の記録をもとに、仮説の再検討と実験計画の修正に取り組みました。

 

いよいよ授業が始まりました。もう教員は何も指導する必要はありません。

 

 

生徒が主体的に実験を行い、積極的に議論をしています。

 

「反応時間が短すぎたかも」「温度管理が甘かった」「硫酸銅の濃度を変えてみよう」など、各グループから具体的な改善案が出され、再び教室は活発な議論の場に。自分たちの“失敗”を出発点に、より深い理解へとつなげる姿勢が印象的でした。再実験では、前回の反省を活かした工夫が随所に見られ、より明確な結果が得られたグループも。生徒たちは、探究が一度きりでは終わらないこと、試行錯誤の中にこそ学びがあることを実感していました。