記事

3年化学「タンパク質⑤~調査研究~」

こんにちは。理科教員です。

「酵素の活性は何に影響されるのか?」という問いから始まった一連の探究授業。生徒たちは、前回の「硫酸銅を加えたら白濁した」という実験結果をヒントに、仮説を立て、実験方法を自分たちで考え、検証を重ねてきました。

実験結果を踏まえて方法を練り直し、再挑戦した後、いよいよ発表会です。

生徒たちは、実験の成功だけでなく、うまくいかなかった点や予想外の結果についても率直に共有し、そこから得た学びを丁寧に言葉にしていました。質問タイムでは、教員からの鋭い質問に対して、根拠をもって答える姿も見られ、教室全体が“化学の対話の場”となっていました。

生徒たちは「問い→計画→検証→改善→発表→振り返り」という探究のサイクルを一通り体験しました。特に、結果から短絡的に結論づけず、背景や条件を丁寧に考察する姿勢が育まれたことは、今後の学びにとって大きな財産となるでしょう。