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専門研修「視覚障害スポーツの理解~伴走~」

 今年度は視覚障害スポーツの理解の研修として、「伴走の基本」について体育科の職員を中心に、教職員全員で研修を行いました。事前の研修として参考動画を視聴したり、ミニミニ研修(朝の時間を利用して行っている研修)の中で、伴走ロープや腕の振り方などについての説明を聞いたりして、当日を迎えました。当日は、体育科の職員によるデモンストレーションを見ながら解説を聞いた後、実践を行いました。二人一組で、アイマスクを着けた職員の伴走を体験しました。頭では理解していても、実際に身体を動かしたり言葉で合図や状況を説明することの難しさを体験しました。また、アイマスクを着けて走る役割の体験では、伴走されて走る児童生徒の状況を理解するための貴重な機会となりました。体験後には資料で確認しながらのふりかえりも行い、有意義な研修となりました。この体験を今後、児童生徒への教育活動に還元していけたらと思います。

アイマスクを着けた職員と2人組で伴走する、される体験をする。  アイマスクを着けた職員と2人組になってトラックを走る

フラワーアレンジメント教室

 12月3日(水)、日本フラワーデザイナー協会栃木県支部の方を講師に招き、家庭科の授業で中学部生3名、高等部普通科生2名が「フラワーアレンジメント教室」に参加しました。

 この企画は、日本フラワーデザイナー協会が、2014年から全国の盲学校等の生徒に対し、お花に触れて、お花のすばらしさを知ってもらうことを目的に行われている「花の宅配便事業」によるものです。ほとんどの生徒が、フラワーアレンジメントは初めてでしたが、丁寧なアドバイスを受けながら、枝や花をどの位置にどの向きに入れるか工夫しながら楽しそうに活動していました。材料は同じでもそれぞれの個性が感じられる素敵な作品が完成しました。生徒から、「お花のいい香りがしました。」「きれいに飾れてうれしいです。」「楽しい教室をありがとうございました。」などの感想がありました。


 

令和7年度 第2回保護者会

 12月1日(月)第2回保護者会を実施しました。

 全体会では、「①研修動画」「②生成AI」「③障害理解」について、保護者研修を実施しました。①については、点字を読むときに気をつけたいことの動画を例に、御家庭で参考にしていただけるような動画を、今後本校HPに掲載予定であるという話がありました。②については、生成AIの仕組みから使用する際のメリット・デメリットの説明がありました。③については、視覚障害当事者の方の著書から障害について考えました。

 アンケートでは、それぞれ「点字の基本的な読み方を動画で具体的に知ることで参考になった。」「生成AIについて詳しく知ることができた。正しい使い方や注意点を学べた。」「人権や個性について改めて考える機会になった。」などの感想をいただきました。授業参観では、「がんばっている姿を見ることができた。」といった主旨の感想が多く寄せられていました。

 お忙しい中、御参加くださった保護者の皆様、ありがとうございました。当日残念ながら参加できなかった保護者の皆様には資料を配付いたしました。今後ともよろしくお願いいたします。

国際医療福祉大学 視覚リハビリテーション実習受け入れ

 12月2日(火)、国際医療福祉大学保健医療学部視機能療法学科の学生46名が来校し、「将来ロービジョン・ケアに携わる専門家チームの一員としての視点を醸成する」ことを目的に、見学実習を行いました。

 学校概要の説明を受けた後、学生は4班に分かれ、理療科、視覚障害に特化したICT機器、STT体験、点字図書などについて見学・体験しました。参加した学生の皆さんは、メモを取りながら熱心に参加していました。

 その後、昨年度から地域支援を担当している「とちもうeyeサポートセンター」の活動について説明を受けました。将来、視能訓練士としてロービジョン・ケアに携わり、本校とともに地域支援に関わる方が出てくることを期待しています。学生の皆様の今後のご活躍を心よりお祈りします。

   

 

寄宿舎 第2回、第3回外出活動

 11月13日(木)は中学部男子舎生1名、25日(火)は高等部男子舎生2名が、それぞれJR宇都宮駅周辺にスクールバスにて外出しました。

 中学部男子舎生は、家電量販店で大好きなスマホやPCに触れたあと、ラーメン店に行きました。『学生大盛り無料』の表示を見つけ、すかさず注文。大盛りラーメンを完食しました。帰ってからも、集めたパンフレットでPCについてじっくり調べていました。

 

 高等部男子舎生2名は、大型書店で買い物後、ファミリーレストランで夕食を食べました。ドリンクバーの機械を操作して自分で飲み物を注いだり、前から興味のあった配膳ロボットについて実物を間近にしながら説明を受けたりして、さまざまな経験を重ねることができました。

 どちらのグループも、いつもとは違う経験をし、充実した外出になりました。

  

 

中学部木工教室を実施しました

 学校支援ボランティアの梅宮信一様、尚子様を講師にお招きして、木工教室を実施しました。今年は、花台を制作しました。

 梅宮様が材料を加工した状態で用意してくださり、いろいろな道具を使って組み立てました。生徒たちは、初めての道具の扱い方を覚えること、立体構造を考えること、完成までの期待感などを味わいながら取り組んでいました。

 生徒たちは、今度はいすを作りたい、と言っており、来年の木工教室を楽しみにしています。

 作るものや工法等を工夫してくださり、ありがとうございました。

薬物乱用防止教室を実施しました

  11月27日(木)、薬物乱用防止教室が実施されました。講師は学校薬剤師の野山先生です。大麻などの違法薬物、医療機関で処方された薬や市販薬の過剰摂取、エナジードリンクについてお話を伺いました。また、胃薬をジュースで飲むとどうなるのかという実験をしました。三角フラスコに胃薬を入れ、そこにジュースを注ぐと、なんと三角フラスコから泡が噴き出しました。生徒、教員とも驚き、改めて薬の正しい飲み方を学ぶ有意義な時間となりました 。

      

第32回関東地区盲学校生徒会連合文化祭参加について

 11月5日(水)第32回関東地区盲学校生徒会連合文化祭がオンラインにて開催され、本校からは高等部普通科2年生1名、そしてオブザーバーとして普通科1年生2名が参加しました。

 午前中は本校含め10校の盲学校より、学校の紹介や音楽発表、朗読劇など、創意工夫に溢れた発表がありました。本校からは高等部2年生の生徒2名が作詞作曲編曲をしたオリジナルソング動画を発表しました。大人と子どもの狭間で葛藤している自分たちの思いを歌い上げたもので、夏休み中から制作してきました。発表後には多くの学校から称賛のリアクションをいただきました。

 午後はグループに分かれ、「ワードウルフ」というレクリエーションゲームを楽しみました。言葉を使った駆け引きに苦戦しながらも、楽しく交流する様子が見られました。会の最後にはテーマソングであるNEWSの「weeeek」を歌いました。

 次年度は茨城県立盲学校、その翌年は本校が主管校となります。関東地区の盲学校の貴重な交流の場として有意義なものとなるよう、生徒と教員で力を合わせて準備していきたいと思います。

PTA研修会 Ⅱ(校外)へ行きました

 11月21日(金)、小山市の社会福祉法人めぶき会 いちごの里めぶきファームを訪問しました。 

 はじめに、職員の方から施設の概要について御説明をいただき、その後、いちごの里内の施設を案内していただきました。年間およそ30万人が訪れるいちごの里はとても広く、農業、加工、販売までを一体的に行う「6次産業化」に取り組む就労継続支援A型事業所として、利用者の皆様一人ひとりが自分に合った仕事に携われるよう、さまざまな工夫がなされていました。

 本校卒業生がスタッフの皆様の暖かいサポートを受けながら、生き生きと働いている様子を間近に見ることができ、大変うれしく思いました。また、卒業後も自分らしく活躍している姿に触れ、学校での学びが社会に繋がっていることを実感しました。

 見学後は、ビュッフェ形式の食事を楽しみ、和やかな雰囲気の中で保護者の皆様と交流を深めることができました。

 今回の研修に御協力くださいました施設の皆様、そして御参加くださいました保護者の皆様、ありがとうございました。

 

PTA清掃作業がありました

 10月20日(月)に、PTAによる体育館の清掃作業を行いました。ステージやステージ袖、キャットウォーク、床、窓など、普段なかなか手が届かないところまで、丁寧に掃除をしていただきました。皆さんの協力で体育館がとてもきれいになり、気持ちよく使用できるようになりました。また、運動会当日晴れて校庭で実施できましたが、雨天の場合体育館を使用することになっていましたので、雨でも澄んだ空気のもと競技ができたと思います。

 御協力いただいた15名の皆様、ありがとうございました。