文字
背景
行間
進路指導部のページ
【進路】令和4年度 特別支援連携協議会
関係諸機関の方々をお招きして、本校及び聴覚障害教育のご説明をしたり、情報交換及び協議を行ったりしました。
午前中は福祉関係の方々をお招きして聴覚障害についての説明をした後、
「移行に伴う様々な課題について」というテーマで協議会等を実施しました。
午後は企業や行政関係等の方々をお招きして本校の概要や聴覚障害についての説明をした後、行政の方より障害者雇用状況についてのお話をいただき、
さらに、「職場定着に向けた取り組み〜それぞれの立場から」というテーマで協議会等を実施しました。
〜連携協議会のアンケートより(一部抜粋)〜
・一生懸命な姿は見ていて気持ちが良く、温かい気持ちになりました(授業見学の感想)。
・第一言語に手話や指文字があると思いますが、第2第3言語と表現できる方法や手段を多く身に付けると、社会でも生活しやすくなると思われます。
・他社の取り組みや、行政機関の方のお話など大変参考になりました。
・各企業の職場定着に向けた取り組みを会社で情報共有したいです。
その他、有意義な協議会だったとの感想を多数いただきました。
当日はご多忙の中ご参加いただきありがとうございました。今後の指導に反映させていただきます。
進路だより3学期
進路だより 2学期
令和3年度1学期進路だより
令和3年度 栃木県立聾学校特別支援連携協議会の実施について
新型コロナウイルスの影響により5月20日(木)に2年ぶりの開催となりました。午前中は、福祉施設関係などの方々をお招きし、聴覚管理、手話講習会などの実施後、「コロナ禍の中での移行に伴う様々な課題」という協議題で施設や本校卒業生の取り組みや課題についてご意見をいただきました。午後は、企業や行政関係などの方々をお招きし、「コロナ禍での職場定着に向けて」という協議題で始めにハローワークの方から情報提供をいただき、話し合いをもちました。各企業や県内の生活支援センターの方々からは、相談内容としてコロナ禍の中で全員がマスクを着用しているためグループトークに参加できないことやメンタル面の相談の増加に伴う対処の仕方が変わってきていることなどが話題に出ました。
アンケートから
・幼稚部から慣れた場所で相談や教育を受けられるのは、親も子も安心できると思いました。
・生徒が少人数で、子ども達への配慮が行き届いており、しっかり顔が見え変化にも気づける関係性が保たれていると感じました。
・掲示板やUDトークの紹介があり良かったことや聴こえを補うために見える化されていることへの気付きやトイレをきれいにされている印象を受けました。
・新しいツールの話やwithコロナに関する話、他社の取り組み、行政の対応方針などを知ることができ有意義でした。
・ロジャー等知らないものなどの知識を得られて勉強になりました。
・企業の生の声を聞くことができて良かったです。企業間でも学び合っている様子が見られ、印象的でした。
など
当日は、コロナ禍の中で多くの方々に参加していただき大変、ありがとうございました。在学中に必要なことへのアドバイスや具体的な状況に応じた多くのご意見をいただき今後の指導に生かしていきたいと考えております。
【進路指導部】令和2年度進路だより①
【進路】令和2年 特別支援連絡協議会の中止の件について
3学期進路だより
進路だより
【進路講話】高等部、中学部、小学部高学年1組
6月26日(水)に、鹿沼相互信用金庫から、本校卒業生を招いて、講話をしていただきました。前半は、会社の業務を中心に、仕事で必要な心構えなどを話していただきました。後半は、本校生徒からの質問に対して、1つ1つ丁寧に答えていただきました。参加した、高等部17名、中学部14名、小学部高学年1組8名、保護者3名は、熱心に話に聞き入り、有意義な時間を過ごすことができました。
【職場見学】高等部AB組
【職場見学】中学部B、C組・高等部C組
7月5日(金)に鹿沼市方面に職場見学に行ってきました。
武子希望の家では、部品組立やしいたけ栽培等の作業を見学した後、平成19年度卒業生のA・Kさんと話をする機会をいただきました。先輩からは、「仕事中は筆談で周りの方とやりとりをします。仕事は大変だけど好きです。」というお話がありました。
CCVウェルフェアでは、併設のカフェ(デリカフェココボ)にて施設内で作ったパンや野菜を使った昼食を食べました。その後、軽作業やパソコン作業の様子を見学しました。
先輩方の姿を見習い、今後の学習を頑張っていきたいと思います。
令和元年度 栃木県立聾学校特別支援連携協議会の実施について
【アンケートから】
①1対1、1対2等とても手厚い指導を感じました。就職してからは、同じ対応は難しいと思うのでそのギャップを埋めるような支援の必要性を考えていきたいと思いました。
②授業時に生徒の発言が少ないと感じました。間違っていても良いので積極的に発言する習慣があると良いと思います。
③グループトークがとても良かったです。企業の方々は、たくさん話せて良かったと思います。特に障害を持つ方が、自分の居場所を職場で見つけられることが定着につながることを改めて感じました。
当日は、お忙しい中、参加していただいた方々、大変ありがとうございました。今年度の午後の協議会につきましては2つのグループに分かれての話し合いとなりました。具体的な状況に応じた多くのご意見をいただき今後の指導に生かしていきたいと考えております。
2009年度卒業生より
私は、『鹿沼相互信用金庫』という金融機関に勤めています。勤務歴は早9年が経ちました。「かぬましんきん」は、地元の信用金庫として、本店が所在する鹿沼市をはじめ、宇都宮市、日光市、栃木市に支店があり、合計12店舗で営業しています。業務内容は、預金・融資(貸付)・為替(振込等)といった金融機関の基本業務をはじめとして、各種金融商品の取扱い、お客様のサポート・相談業務等々幅広く活動しています。
その中で、私は本部の事務管理部・事務集中グループという部署に所属しており、当グループは全店の事務を効率化するため、本部に事務処理を集約し様々な業務を行っています。主な仕事には、自動振替・決済業務(口座振替等)、為替業務(振込、手形・小切手等)出納業務(現金管理等)、各種登録業務(ファイリング)等があり、その中で私は、自動振替・決済業務、登録業務をメインとして仕事をしています。正確な事務処理を行うことが当然の部署であり、取扱う書類は個人情報等が満載で、日々神経を使い、ミスをしないよう気を付けています。
後輩の皆さんに伝えたいことは、歴代の諸先輩も話されているとおり、何事にも積極的に行動すること、取り組むことが大切かと思います。分からないことがあれば、自分から進んで確認したり、何か新しいことにも失敗を恐れずチャレンジしたりする意気込みが大切であると思います。また、社会・職場では協調性が重要であり、何か困ったことがあれば、お互いに助け合うことが大切です。
それらの積極性、協調性が重要というのは、皆さんの学生生活でも共通する点があると思いますので、社会に出るまでに自分なりに心掛け、学生生活を有意義に過ごしてください。2009年度卒業 Y・Oさん
平成30年度 栃木県立聾学校特別支援連携協議会の実施について
5月22日(火)の午前中は、福祉施設関係などの方々をお招きし、手話講習会、その後、「移行に伴う様々な課題について」という協議題で一人ずつ課題点や改善方法などを出し合い、意見交換を行いました。午後は、企業、行政関係などの方々を招き、「職場定着に向けた取り組みについて」という協議題で話し合いを持ち、最後にハローワークの方から情報提供をいただき、具体的には「職場での孤独感」と言うことに絞り、各企業から様々な意見が出ました。
アンケートから
① 聴覚障害者の利用者に対してすぐに使える内容を講義して頂き勉強になりました。
② 他作業所での取り組みや支援方法の話が聞けて有意義な協議会でした。
③ 「聴覚障害について」の話がとてもわかりやすかったので、ぜひ会社に来て頂き、理解度の促進を手助けしてほしいと感じました。
④ 聴覚障害の方とのコミュニケーションを取る話のきっかけとして何か一つでも自信が持てることを身に付けることも大切であるということを知ることができました。
など他にも多くの参考になるご意見をいただきました。
当日は、お忙しい中、参加していただいた方々、大変ありがとうございました。多くのご意見をいただき今後の指導に生かしていきたいと考えております。
進路だより
卒業生より
1996年3月に栃木県立聾学校を卒業した「T.T」です。
現在「富士通テレコムネットワークス株式会社」に勤務しております。
製造部のSMTという職場で働いており、現状の仕事内容は下記のとおりです。
【仕事の内容】
1.自動機の機械についてるカ-トリッジのメンテナンス(綺麗にすること)
2.部品を包んだ丸い物(リール)をアルミ袋に包装する作業
そしてパソコン作業で確認の上、棚へ入庫処理
3.他の会社(外注)への基板払い出し
4.改善作業(作業をやりやすくする為の改善)
【働く上でのアドバイス】
・一般常識のマナ-
・何をすべきか自分で先を考え、行動にうつすこと。(積極性)
私は、学生時代にスポ-ツが大好きで、色々積極的にやってきました。
野球部のキャプテン、陸上、剣詩舞クラブ、生徒会副会長等を行い、学生のときに学んだ事が今仕事をする上でも活かされていると思います。
昨年、一昨年とアビリンピックに出場した時も「強い気持ち(積極性)」と周りの人たちとのコミュニケーションの大切さを実感しました。
まずは自分が得意な分野を見つけて、それを伸ばして積極的に活動して欲しいと思います。頑張って下さい。先輩として応援しています。
進路講話を実施しました
7月7日(金)に中学部・高等部生、小学部高学年児童や保護者の参加など多くの人が集まり、本校卒業生で現在、宇都宮市役所にお勤めしている先輩を招いて進路講話を行いました。多くの参考になる言葉をいただきましたが、その中でも特に大切と思われることをいくつか挙げてみました。
1 職場でのコミュニケーションと信頼関係について
・自分から積極的に周囲の人たちに声をかけ、困り感を知ってもらう。
・会話には敬語を使うと信頼関係がアップし、会話がスムーズにいく。
・挨拶の必要性(会話したことない人や部署が違う人にも会釈を忘れない)
2 手話を覚えて仲間を増やす
・自分の近くにいる人に積極的に簡単な手話を教えることで手話に興味を持っても
らい、手話を使ってくれる職員が増えてくる。
3 働く意味を理解する
・進路決定は早くから動き出すことが必要。どんな仕事をしたいのかをよく考えて目
標を持って計画的に進めていってほしい。
・生きていくために仕事は必要である。
4 働く上で必要なこと
・健康であること
・一度仕事に就いたら辞めないで自分に責任を持って最後まで頑張る。
・困った時は、一人で悩まず周りの人に相談して支えてもらう。
・辞めて違う職に就いても、くせになって何回も辞めることになってしまう。
最後は、生徒からの質問内容にも答えていただくなど有意義な時間を過ごすことができました。今後は、これらの内容を進路を考える上で生かしていきたいと考えています。
平成29年度 栃木県立聾学校特別支援連携協議会の実施について
5月23日(月)、栃木県障害福祉課や福祉施設関係などの方々をお招きし、「現場でのコミュニケーション方法等の課題について」、午後は、企業、行政関係などの方々をお招きし、ハローワークの方から「支援体制の構築について」の話題提供のあと、それぞれ話し合いを持ちました。
午前中には、栃木県障害福祉課の方から、国が進めているユニバーサル農業を栃木県でも工賃向上のために農業と福祉の連携を具体化して拡大する動きがあることの話をいただきました。
福祉施設関係の方からの問題点として次の点が挙げられました。
① 手話のできる職員の不足による聴覚障害者とのコミュニケーションの難しさ
② 聴覚障害者の気持ちの伝わらなさや友人関係での思い悩んでいたりする事例
③ 気をひきたい行動など
これらに対し、本校からは、次のようなアドバイスを行いました。
① 見通しの大切さ、特に視覚的支援を使っての生活の見通しの必要性
② 行動の無視、プラス行動の時にほめる
午後は、ハローワークの方からの話題提供のあと、企業の方より次の質問がありました。
① コミュニケーション面でマスク使用が必要な職場では口元が見えないといった問題
② 安全関係や地震対策など
これに対し、話し合いでは、他の企業から次のような回答が寄せられました。
① マスク使用の職場では、周囲の職員の手話の向上が必須であるが、現時点では携帯
できるホワイトボードを使っての筆談が多いこと
② 安全関係の問題では、閉じ込め対策として防犯ブザーの使用や携帯電話の使用許
可、ホイッスルの使用
当日は、お忙しい中、参加していただいた方々、大変ありがとうございました。多くのご意見をいただき今後の指導に活かしていきたいと考えております。
第1学期高等部産業現場等における実習
第1学期 高等部産業現場等における実習を行いました!
高等部では、社会に出て働くということの意義を知り、仕事をするときの態度等を学ぶために、校外の企業や福祉施設での実習を各学期1~2週間行っています。
今回は、3年生1名について、2週間、企業での実習を行いました。初めは緊張した様子が見られましたが、少しずつ、作業にも習熟し、しっかり取り組むことができました。また、仕事をする上では、作業の能力だけではなく、態度や周囲の方とのコミュニケーションも大切です。「挨拶、返事、報告、相談」について実践したり、休憩時間にも、社員の皆様とお話をしたりと、学校での授業時に学んだことを生かせるように、努力することができました。
会社でいただいた課題を学校に持ち帰り、改善やさらなる向上を目指して、日々の生活に取り組んでいきます。
1年生についても、2学期から実習が始まります。それに向けて、学習を頑張っていきましょう。