令和5年度修業式が行われました

 本日、今年度の終業式が行われました。式での校長講話のテーマは「言葉(ことば)」です。

 まず最初に、校長先生は次のように生徒に伝え、それを生徒は紙に書いていきました。大きい〇を一つ書きその中に、①線を一本入れる。②△を一つ書く。③〇を二つ書く。友人と自分が書いたものを見比べてみると同じだった生徒はいませんでした。

 次に校長先生は伝え方を変えます。人間の顔をイメージしてから③②①の順にもう一度書かせました。先ほどと伝え方が逆です。すると、同じような絵を多くの生徒が書きました。

 これを通して、言葉は一人一人とらえ方が異なることや相手にわかるように伝えないと誤解や不愉快な思いをさせてしまうことが分かります。時には先生の指導や友人からの指摘など、厳しい言葉を向けられることもありますが、そこには自分を磨くヒントが隠されているかもしれません。校長先生は、言葉を伝えるとき受けるときには相手を思いやる気持ちと感謝の気持ちを持ってほしいとおっしゃっておりました。

 「未来の自分ために今の自分がある!」

校長先生は今年度で校長の職を退職します。生徒たちの希望ある将来を願ったこの最後の言葉とあつい思いを胸に刻み、次年度も自分に磨きをかけていきましょう。