文字
背景
行間
令和6年度第2学期終業式が行われました
令和6年度第2学期終業式が行われました。
栁田校長先生から、2学期の様々な教育活動、課題研究発表会、産業教育フェアとちぎや宇商祭、修学旅行やバス旅行、そして部活動での各種大会出場などへの労いの言葉をいただきました。また、高度資格や全商の各種検定試験に合格した生徒にもお褒めの言葉をいただきました。「このような努力と成果は、自分の未来を切り拓く大きな一歩です。」「多くの学校行事や進路の実現、資格取得の機会を通じて、皆さん一人ひとりが自分のありたい姿を考え、成長することができたと思います。これからも引き続き、自分の目標に向かって努力を続けてください。」
次に、松下電器(現在のパナソニック)創業者である松下幸之助氏の「凡事徹底」という考え方について、お話がありました。
「この言葉は、『どんな小さなことでも徹底的にやり遂げる』という意味を持っています。そして、この考え方は、松下幸之助氏が成功を収めた背景にあります。」
「まず、松下電器(現在のパナソニック)が初めて電気炊飯器の開発に取り組んだ際の話です。」「初めは何度も失敗し、試作品はうまく動作しませんでした。しかし、松下氏は決して諦めることなく、技術者たちに何度も改良を指示しました。『凡事徹底』の精神で、小さな問題を一つ一つ解決し続けた結果、ついには世界で初めての自動炊飯器を完成させたのです。」
「もう一つのエピソードとして、松下電器が海外進出を試みた際の話をご紹介します。言語の違いや文化の違い、現地市場の理解不足など、多くの困難がありました。しかし、松下氏は決して諦めることなく、各国に対する徹底的な市場調査と現地スタッフの育成を推進しました。」「彼の『凡事徹底』の精神は、異なる文化や市場においてもその有効性を発揮したのです。」
「日常業務においても、松下幸之助氏は『凡事徹底』の精神を重視していました。」「例えば、工場の清掃でも、ただ表面的に綺麗にするのではなく、細部まで徹底的に掃除するよう指導していました。」
「このように、松下氏はどんなに小さな仕事でも重要視し、それを徹底的に行うことが成功の鍵であると考えていました。」
「皆さんもこの精神を日々の生活に取り入れることで、きっと素晴らしい未来を築くことができるでしょう。」「地道な努力の積み重ねが、最終的に大きな成果を生むのです。」「今日から『凡事徹底』を心がけ、どんな小さなことでも全力で取り組んでください。それが、皆さんの未来をより豊かにするための第一歩です。」
清掃、授業、検定取得、部活動、家族や友人とのコミュニケーション等、あらゆる場面において、「凡事徹底」の精神で、小さなことから地道に取り組んでいきましょう。自分の将来のため、社会に貢献できる人材になるため、3学期を充実した学期にしていきましょう。