部活動日誌

カテゴリ:リベラルアーツ同好会

令和4年度 全国高等学校社会科学・郷土研究発表大会

リベラルアーツ同好会の3年生2名・2年生3名で結成されたグループが、令和4年8月5日()~6日()に、神奈川県で開催された表題の大会に出場しました。この大会は、予選を通過した全国12の高校の社会科系部活動・同好会が出場できるものです。大会1日目、本校は「三角点の地目の謎を解く ―さくら市の鉄道史―」というテーマで発表を行いました。以下、研究の概要です。

栃木県のさくら市立氏家中学校の敷地内にある四等三角点「氏家中学」。国土地理院の「基準点成果等閲覧サービス」によると、この三角点の現況地目は「学校用地」ではなく「鉄道用地」となっている。また、同じさくら市内の南小学校・押上小学校においても同様の現象が見られる。しかし、それぞれの学校がある地点は、現在いずれも鉄道が走っている場所からは離れている。この地域における鉄道網の移り変わりを探ることで、この疑問に対する答えが見えてくるかもしれないと考え、現地調査・新旧地形図の比較・文献調査などを行った。その結果、氏家中学校は「喜連川人車鐡道」、南小学校は「阿久津河岸への鉄道敷設計画」、押上小学校は「旧東北本線長久保駅」との関連が明らかになり、学校用地にあるのに鉄道用地として登録されていると考えられると結論付けた。

PowerPointのスライドを中心とした13分弱の発表ではありましたが、全国の舞台でも堂々と、特にリベラルアーツ同好会会長の佐々木さんが三角点について語る箇所ではそのマニアックさに会場内に何度も笑いが起こり、和やかな雰囲気の中で発表を行うことができました。

 

 他校の研究発表を聴いていると、そのレベルの高さに圧倒され、このような研究の視点もあるのかとたくさん勉強させられながらも、最優秀賞に次ぐ優秀賞を受賞することができ、努力が結果に結びつくこととなりました。

大会2日目は、他校の生徒と鎌倉の史跡の巡検に参加し、大河ドラマの舞台となっている鎌倉の歴史等について、見聞を広げることができました。

今回の研究発表にあたり、多大なるご協力をいただいた皆様に深く御礼を申し上げます。今後も個々人が「楽しい」と思える研究を継続していきたいと思いますので、引き続き宜しくお願い致します。




高校生ボランティア・アワード2022

リベラルアーツ同好会公民班の生徒が、79日に行われた「高校生VOLUNTEER AWARD2022」の関東甲信越地区B部門に参加をしました。事前に提出したポスターをもとに作成したパワーポイントの資料を活用して、当日はオンラインで画面共有しながらプレゼンテーションを行いました。発表当日は他の12校の学校と日頃の活動内容を紹介し、アドバイスや感想をいただくことができました。
今回の経験を踏まえて、活動をより発展させていきたいと考えています。

なお、作成したポスターについては、高校生ボランティア・アワード (https://lion.or.jp/va/)で閲覧することができます。


他の団体の発表を聞いている様子                 プレゼンテーションしている様子

動画コンテストでファイナリストに選ばれました

 リベラルアーツ同好会公民班の作成した動画が、「#SASS2021 大学生による中高生のためのSDGs/サスティナビリティアワード」において1次審査を通過し、33組のファイナリストに選ばれました。
 大学生が運営するSDGsをテーマとする動画コンテストへの応募でしたが、自分たちで行動を起こし考えてきた内容を5分間の動画の中に詰め込みました。初めての挑戦なので、作成した動画については反省点も多くありますが、是非多くの方に見ていただけるとうれしいです。(詳細はホームページhttps://www.sdgs-award.com/を参照して下さい)

2022年 日本地理学会 春季学術大会 高校生ポスターセッション

 リベラルアーツ同好会地理研究班2年の佐々木良真さん、加藤湊さんが、令和4319日~20日に開催される、標題のポスターセッションに出場することが決定しました。発表タイトルは、「三角点から考える地目の謎 ~栃木県さくら市の小中学校と鉄道用地の関連性~」です。三角点に興味を持って調査を進める過程で生じた疑問に対し、フィールドワーク・文献調査などを通して、自分たちなりの答えを生み出しました(詳細は日本地理学会ホームページ(https://www.ajg.or.jp/hsp/)参照)。本来は東京大学に行って多くの人の前で発表するところでしたが、オンライン開催となってしまったため、当日は、日本地理学会ホームページ内にポスターおよび文書が掲示されます。お時間がありましたら、是非ご覧ください。