校長室から

校長室から

新年度を迎えて

 令和7年度も校長を拝命しました。遠藤洋です。

 一昨日始業式、昨日入学式が終わりました。

 今年度は小学部2名、中学部1名の新入生を迎えました。また、転校生も2名加わり、40名の児童生徒でスタートしました。新たに加わった教職員も含め、早く学校に慣れ、学習活動が行えるように取り組んでいきたいと思います。

 新学期を迎えるにあたり、児童生徒には挨拶を含めたコミュニケーションと経験を広げるために新しいことにチャレンジしてほしいことを話しました。教職員もそのための指導に取り組んでくれるものと思っています。

 学校経営方針についてはホームページでお知らせします。また保護者の皆様には各学部の目指す児童生徒像や目標をまとめたシートを配布いたします。年度始めですのでぜひご確認ください。

 一年間安全に楽しく学習に取り組めるように教職員が一丸となり指導していきますので、ご支援・ご協力をお願いいたします。

総合的な探求の時間・進路学習発表会

 2月14日(金)に中学部・高等部の生徒による総合的な探求の時間・進路学習発表会が行われました。総合的な探求の時間を使って、中学部・高等部の生徒が1年近くかけ、自分の身近なものについて調べ学習の成果をまとめてスライドにして発表を行いました。後半は、高等部生徒が施設見学や実習を行ったことをスライドにまとめて発表しました。

 総合的な探求の学習では、中学部はお勧めしたい本の紹介やバケツで稲を作り、収穫し、白米にするまでの工程を実際の動きも交えて発表しました。高等部生徒は、キャッシュレス決済やコンビニエンスストアの真相、ATMのしくみ、パラリンピック、私が思う足利の観光名所、日本の遊園地とテーマパークなどバラエティに富んだ内容でした。生徒それぞれの視点でまとめられていて、とても興味深く説明を聞くことができました。この知識を生活に役立ててほしいことを講評で伝えました

 進路学習の発表では、施設の見学や実際に施設で実習を積んだ様子、成果と課題についてまとめてあり、将来に向け、それぞれが経験を積み、考えるきっかえができたのだと感じました。3年生は卒業後に向けてより実践的な実習を行ってきたこともわかりました。講評では、2年生にはさらに実習で経験を積んでいってほしいことと、その中で卒業後の生活について考えてほしいことを話しました。また、3年生には卒業後は社会人としての生活があり、前向きに自分の生活を組立ててほしいこと、難しければ周りの人に相談してほしいことを伝えました。

 生徒たちが積極的に取り組む姿勢は本当に素晴らしく、今後の生活に活かしてほしいと感じました。

新年を迎えて

 新年を迎え、いよいよ3学期が始まりました。

 1月8日の始業式では、児童生徒と新年の挨拶を行い、「新年の目標を立てよう」という話をしました。感染症が流行っていたり、天候も厳しかったりするため、体調を崩している児童生徒もいますが、登校している児童生徒は、寒さに負けず、学習に取り組んでいます。また、冬休みの様子なども掲示物で知ることができ、休みの間、様々な体験をしてきたことがわかり、今後の学習にもつながっていくのかなと感じました。

 3学期は短いのですが、1年のまとめをし、次年度につなげていく大切な学期になります。日々の学習活動を大切にして、成長するための指導を行っていけたらと考えています。今学期も児童生徒の成長を楽しみにしながら、教職員一同、指導に取り組んでいきたいと思います。保護者の方々とも情報を共有しながら、取り組んでいきますので、御協力をお願いいたします。

二学期の大きな行事を終えて

朝晩の冷え込みが厳しくなり、吹いてくる風の冷たさにようやく冬の訪れを感じ始めました。

急激な寒さのため、体調を崩す児童生徒が増えてきました。体調管理の難しさを実感しています。

さて、2学期も残り2週間ほどになりました。今回は、2学期の行事ついて書きたいと思います。

9月に中・高重複障害学級課程2(あすなろ)の修学旅行と院内学級の遠足がありました。

10月は中学部通常・重複障害学級課程1の校外学習、小・中・高重複障害学級課程2(あすなろ)と訪問教育学級の校外学習、小学部通常・重複障害学級課程2の校外学習がありました。

11月は5年ぶりの運動会がありました。院内学級の校外学習と高等部重複障害学級課程1の修学旅行もありました。

(詳しい内容は学習の様子などをご覧ください。)

 どの行事も事前学習として、児童生徒がタブレットなどを活用し、情報を収集し、見たいもの、聞きたいもの、体験したいものを決め、実際に行った場所で体験をしてきました。その後、体験してきたことを元にまとめの学習をしていました。教員が児童生徒の実態に合わせ、興味関心を引くようなものを準備し、学習を進めていたので、児童生徒も期待を持って行事に臨み、様々な経験をすることができたと思います。学習のまとめや報告書を読むと成果が感じられます。このような経験を積み重ね、児童生徒の成長に関われることが教員の醍醐味だと思っています。経験をさらに次の経験につなげられるよう、引き続き指導に取り組んでいきたいと考えています。

二学期が始まって

暑い日が続きますが、2学期が始まり2週間が経とうとしています。

夏休みが終わり、子ども達は元気に登校してきてくれました。学校が待ち遠しかった子もいたようで、笑顔で登校してきてくれ、元気な挨拶もしてもらい、私も嬉しくなりました。

先日、院内学級も回りました。夏の集いで会えた子も多かったのですが、病室から出られない子には久しぶりに会えて、言葉かけもでき、学習の様子も見ることができました。子ども達の体調や様子を見ながらいろいろな季節にちなんだ学習に取り組む様子を見て、いろいろな経験を積み重ねてほしいなと感じました。これからはできるだけ院内にも足を運びたいなと思いました。

この後は修学旅行、遠足と行事が続いていきます。子ども達は体調を整え、学校での学習を踏まえ、新たな経験を積んでほしいなと願っています。私が参加する行事もあり、子ども達と一緒にいろいろな体験ができることを楽しみにしています。