日誌

2学年 職人の集い

6月5日(月) 建設関連体験型ガイダンス「職人の集い」を行いました。
天候にも恵まれ、爽やかな晴天の中、2年生は一日をかけて6つの工事を体験しました。

【お世話になった事業所】 
左官工事:株式会社 町田建塗工業・・・体育館への渡り廊下の床の漆喰塗り
内装工事:株式会社 小西屋・・・進路指導室でのクロス張り
塗装工事:株式会社 武田塗装工業・・・プール更衣室外壁塗装
足場工事:株式会社 たいよう足場・・・塗装工事の足場設置
鉄筋工事:株式会社 カネダ・・・講堂にて鉄筋組立体験
圧接工事:株式会社 大場工業・・・体育館外にて圧接作業体験


漆喰塗り体験では、渡り廊下の床の漆喰塗りを行いました。お手本はとても簡単そうに見えましたが、実際にやってみると思うように漆喰が広がらなかったりムラができてしまったりと、とても難しい作業であることがわかりました。
ただ、塗ったところがきれいになっていく様子を見て、生徒はとてもうれしそうな様子でした。

 

 

 

クロス張り体験では、進路室のクロス張りを行いました。クロスが壁にピタッとくっつく様子はとても気持ちのいいものでしたが、壁の端っこやコンセントの部分、つなぎ目の部分などをきれいに仕上げるのは至難の業で、体験をしながら職人さんのすごさを感じることができました。

  

 

 

塗装体験では、プールの更衣室の外壁塗装を行いました。外壁の色がみるみるうちに変わっていくのがとても楽しかったようで、髪や服に塗料がついていることも気にせずに黙々と作業をしていました。職人さんは私たちの目ではわからないような色のムラにも気づいていて、職人さんの手掛けたところは一層きれいな仕上がりになっていました。

  

 

 

足場工事の体験では、塗装の場所での足場設置、解体を行いました。力のいる作業も多く、中には苦戦している生徒もいましたが、それぞれが力を振り絞って足場を組み立てていました。組み立て作業を行う中で、安全な足場を作るための工夫も教えていただき、いろいろなことに気をつけながら作業をしていることがわかりました。

  

 

 

鉄筋工事体験では、鉄筋の組み立て体験を行いました。針金で結ぶには、手で行う方法と機械を使う方法がありましたが、職人さんは手作業でも機械に負けずとも劣らない速さで作業をしていて驚きました。また、針金でつなぎ合わせた鉄筋が、実際に今過ごしている校舎の中にも使われていることを知り、その重要性を実感することができました。

  

  

 

圧接工事の体験では、実際に機械を使用して圧接の体験をしました。初めて行う圧接は、炎の色や金属の溶ける様子が迫力があり、またとてもきれいでした。圧接は、接着剤のようなものでくっつけるのとは違い、つなぎ目が完全にくっつくことを断面を見せてもらいながら教えていただきました。圧接を行うことによって、丈夫な骨組みができることを知りました。

  

 

 

今回の職人の集いでは、昨年度の卒業生が2名、職人として来てくれました。入社して数か月ながら、職人として顔つきの変わった姿を見ることができ、うれしくなりました。

  

閉会式では、朝の緊張した面もちとは全く異なり、生徒は充実した表情で、「建設業に興味を持った!」「就職したい!」という声も多く上がりました。
今回の職人の集いを通して、生徒は、それぞれの仕事の面白さ、大切さ、やりがいなどを実感を持って知ることができたと思います。

  

 

職人の皆様、貴重な体験をさせていただき本当にありがとうございました。