日誌

水産科掲示板

水産科1年生が水産試験場&なかがわ水遊園の見学に行ってきました

12/9(火)に栃木県水産試験場、なかがわ水遊園にお伺いして施設の見学をさせていただきました。

水産試験場では、栃木県内の水産業の現状や課題になっていること、また、水産試験場がどのような仕事をしているかをわかりやすく教えていただきました。また、ミヤコタナゴを飼育している施設を見せていただき、ミヤコタナゴの生態などを細かく教えていただきました。

 

なかがわ水遊園では、水遊園での仕事内容やどうすれば水族館の職員になることができるかなどを教えていただきました。将来水族館の飼育員になりたいと考えている生徒にとっては実際の現場の方の貴重なお話になったのではないかと思います。また、水遊園のバックヤードも見せていただき、普段は見ることができない水族館の "裏側" を実際に見ることができました。

 

今回の見学はいずれも普段聞くことができない話、見ることのできない施設ばかりでとても貴重な経験になりました。

今後の進路や来年から始まる課題研究に生かしていきたいと思います。

今回ご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。

宇都宮大学で遺伝子解析を行いました!

11月24日(月)国立行政法人宇都宮大学バイオサイエンス教育研究センターに水産科2年橋本・市村・平野・平山の4名で行ってきました。「課題研究」で二枚貝の年齢査定に関する研究をしている4人は遺伝子解析により種を明らかにするために、同センターの松田勝教授にご指導いただき、二枚貝の試料のタンパク質除去処理からDNA抽出までの工程を行いました。遺伝子解析の原理を学んだり、最先端の機器を見ることができたり、松田先生のメダカの研究施設を見学させていただいたり、本当に貴重な体験となりました。松田先生、お忙しい中、本当にありがとうございました。

水産科2年生がアクアポニックス施設見学に行ってきました

11月19日(水)

本校とチョウザメに関する研究で連携を図っている「オリエンタル白石株式会社」のアクアポニックス施設を、見学させていただきました。

「オリエンタル白石株式会社」は、コンクリートの建設工事および製造販売などを中心に行っていますが、数年前からアクアポニックスの研究に取り組まれています。

実験内容など担当の方が優しく教えてくださり、生徒たちは質問をするなど、興味深々。最後にはチョウザメの飼育水で育てた野菜を収穫させていただきました。

貴重な体験をさせていただきありがとうございました。

花丸 LOCAL FISH CAN グランプリ 決勝大会に出場してきました

11月16日(日)

東京都中野区、四季の森公園で行われました「LOCAL FISH CAN グランプリ決勝大会」に水産科3年生のグループが出場しました。

今年は初の屋外での大会となり、一般のお客様に見守られながらの大会となりました。

前日のリハーサルでは、3人揃ってとても緊張した面持ちでした。その後販売実習を行い、初めは上手く話しかけられなかった3名も、他の出場校の生徒さんと協力することで多くのお客様に購入してもらうことができました。

夜何度も練習を重ね、いざ本番。練習の成果が実り、最高のパフォーマンスをすることができました。生徒たちも力を出し切ったようで、発表後はすがすがしい顔をしていました。また出場した9校すべてすばらしい発表で、勉強になるばかりでした。

結果は、会場にいた高校生の投票No.1に与えられる「ティーンズアワード」賞をいただくことができました!

また審査員の方々から「郷土料理の継承に視点をあてたところがすばらしい」「商品名は絶対に変えないで」などお褒めの言葉をいただき、また味や食感の改善点についてもアドバイスをいただくことがきました。

販売に向けて、改良を重ねていきたいと思います!

今回の缶詰を開発するにあたり、那珂川町の方や卒業生、そして宮城県のサメ加工業者の方々にたくさんの支援をいただきました。

本当にありがとうございました。

お祝い 令和7年度 関東・東海地区水産・海洋高等学校課題研究発表会が行われました

11月14日(金)に馬頭高校を主管校として、栃木県で令和7年度 関東・東海地区水産・海洋高等学校課題研究発表会が行われ、関東・東海地区11校の代表チームが研究発表を行いました。

機械系もの作りや養殖、食品、生物観察など、様々な分野の研究について発表がありました。どの学校の発表もすばらしく、運営として参加した水産クラブ役員にとって、とても有意義な時間となりました。

審査の結果、「マグロ未利用部位の有効活用」について研究をおこなった、静岡県立焼津水産高校が最優秀賞となりました。

そして、「淡水二枚貝ヨコハマシジラガイ貝殻表面の成長線による年齢査定」について研究をおこなった、本校が優秀賞となりました!

最優秀賞と優秀賞の2校が、12月12日に愛媛県で行われる全国大会に出場します。

焼津水産高校のみなさん、そして本校のみなさん、関東・東海地区の代表として頑張ってきてください!

そして大会運営で大活躍であった、本校水産クラブのみなさん、本当にお疲れさまでした!

 

2025年度栃木県立大田原高等学校 SSHポスター発表会に参加しました

2025年11月5日(水)

 水産科2年生淡水二枚貝研究班が大田原高校からご招待いただき、SSH発表会で発表しました。

 課題研究活動の一環として大田原高校2年生50グループと3年生3グループによって行われる大田原高校の校内発表会ですが、大田原女子高の3グループと私たち馬頭高水産科が外部団体として参加させていただきました。

 参加メンバーは下写真の4人です。

左から橋本、岡本、市村、平山

 この4人に、都合により欠席した平野くんを加えた5人が「課題研究」で研究してきた「淡水二枚貝ヨコハマシジラガイ貝殻表面の成長線による年齢査定について」をポスター発表しました。

 先日、馬頭高校において行われた校内研究発表大会で発表していたので、初めての発表ではなかったのですが、充分な時間が与えられ、プレゼンテーションソフトの機能で説明を続ける形式でなく、大分苦労しました。対面の大田原高校生、先生方やご来賓の方々に直接語り掛けるようにポスターを通して説明するスタイルは、内容を完全に理解したうえで初めて聞いた人にわかるように要点をまとめて伝える必要があります。合計4回ほど発表しましたが、1度目が一番要領が悪く、4回目が一番うまくいきました。はじめて相対する人の前でのドキドキと緊張を体験できただけでなく、自分たちの発表内容をより深く理解することにもつながり、質問に対しても、客観的に自分たちの研究をみつめることができる良い機会となりました。大田原高校生の質問も、とても的を射ていて、すごいなと思いました。

 私たちの研究に対して、多くの方からお褒めの言葉をいただきました。自信になりましたし、今後もっともっと研究を深めたいと思いました。さらに調査と考察を続け、コンクールや学会等に報告文を提出したり、いろいろな場所で発表したいと思います。今回、このような機会を与えていただいた大田原高校に本当に感謝しています。ありがとうございました。

お知らせ 「LOCAL FISH CAN グランプリ」決勝大会に出場します!

この度、水産科3年生の生徒が「LOCAL FISH CAN グランプリ」にエントリーし、見事決勝大会への出場権をえることができました。

「LOCAL FISH CAN グランプリ」とは、高校生が地域の課題魚を用いた缶詰やパウチ商品を開発し、魅力を伝えあう大会です。私たちが対象とした課題魚は、栃木県に古くから根付く、サメ食文化の「ネズミザメ」です。江戸時代からすでに食べられていたモロ(ネズミザメ)ですが、若い世代では食べる機会が減っていると言われています。海なし県で続く、ユニークな食文化の継承のためにも、手軽に食べることができる缶詰を考案したいと思い、エントリーをしました。

11月16日(日)東京都中野区 四季の森公園で決勝大会が行われます!

また私たちの活動を、RADIO BERRY『那珂良しラジオ』の鈴木さんが取材に来てくださいました!缶詰開発における苦労や大会への意気込みを語らせていただきました。

 11 月 13 日(木)午後 5 時 10 分頃~20 分頃に夕方ワイド番組・木曜『B.E.A.T』内で放送予定になっています。ぜひこちらも聞いていただけたら嬉しいです。

 

我慢 クラスメイトと行う「最後」のガサガサ

3年生になると、様々な実習や行事で「最後」という言葉を多く聞くようになります。

1年生の時から訪れている、学校近くの用水路。ここは営農の時期だけ水を流す水路で、毎年、生物層の季節変化を観察するために訪れていました。

8月31日に水路への水が遮断され、水路に取り残された生物の確認にでかけました。これから冬になるということで、このメンバーでガサガサをするのもこれで「最後」になるかと。

採集できた生物はとても少なかったですが、スナヤツメやタガメをみることができました。

みんなとても一生懸命、そして楽しそうな姿が印象的でした!

 

水産感謝祭を行いました!

10月24日(金)

水産科実習場で水産感謝祭が行われました。

朝こそ冷えたものの、昼にはすっかり晴れ渡り暑さすら感じる青空の下での実施となりました。

 

 

 

 

 

 

最初に毎年恒例のカレーライスと鮎の塩焼きを食べ、学年対抗の競技へ備えます。

どちらも3年生が朝から手間暇かけて調理してくれたもの、競技の準備も含め先輩たちに多大なる感謝を!

 

 

 

 

 

 

最初は今年初の種目となったクイズ大会。各学年の代表者3名が水産科の先生方の難問に挑みます。

水棲生物に関する問題に対してストレートに聞いたことのある選択肢を選んだら間違えたり、深読みしすぎて間違えたり・・・。当然正確な知識の差が出た問題も。

 

 

 

 

 

 

続いて金魚すくい。各学年の腕自慢が揃う中、3年生が後輩たちを圧倒的スコアで突き放し1位に。

ポイが破れてもまだまだ金魚をすくう猛者もいました。

 

 

 

 

 

 

今年初の種目キャスティング。釣り竿を使って7m離れた的を狙います。普段の釣り竿捌きの見せ所です。

的が思っていたよりも小さくなかなか当たらない分、当たった時の歓声は自然と大きくなります。

 

 

 

 

 

 

釣り勝負。竿が折れたり糸が切れたりと様々なアクシデントが飛び交う中、1匹でも多いニジマスを釣ろうと各学年奮闘します。

こちらでは1年生が先輩たちを抑えて1位をとることができました。

 

 

 

 

 

 

最後は網を使った取り上げ。水の中を走り回り大量のニジマスを取り上げ1年生と2年生が同点に!

陸上からはニジマスの位置報告が叫ばれたり、取り上げ時にはクラス一丸となって喜んだりと非常に盛り上がる試合でした。

 

 

 

 

 

 

5種目の総合優勝は2年生です。1年生と3年生はどちらも譲らず同率2位となり、接戦となった感謝祭でした。

水温が低い予想となっていたため実施を断念した種目もありましたが、今年も最後まで楽しく1日を過ごすことができました。

1学年 河川調査

 10月21日(火)に1年生水産科は那珂川の小川地先で河川調査を実施いたしました。

 まず、実際に川に入り、生き物調査を実施しました。捕まえた生き物を分類してみると、カワゲラやヘビトンボなどきれいな川に生息している生き物がたくさんいることがわかりました。

  

 その後、川の様子や水質の調査を行いました。水質調査記録用紙に生徒たちは水の色やにおい、川にごみがあるか、川底の感触など調べ、記入しました。検査キットを用いて、pHやCODなどの水質分析も行いました。透視度計で見てみると、1m以上の深さもきれいにみることができ、この指標からも調査した場所の川がきれいだということがわかりました。

   

  
 生徒はとても一生懸命に活動を行い、いい調査ができました。調査のためにご協力をいただいた皆様、ありがとうございました。