日誌

水産科掲示板

栃木県立博物館主催 集まれ自然好きに参加しました!

令和6年2月25日(日)栃木県立博物館で、県内自然愛好者・研究者による活動・研究発表会が開催され、本校水産科3年廣田くん、同じく2年緑川さん、茂垣さんの3人で「喜連川と本校水産実習場の淡水海綿」の発表を行いました。

3人は「課題研究」という授業で淡水海綿について研究を行い、喜連川と馬頭高校水産科実習場付近で見つかった海綿が「カワカイメン」であることを突き止めました。また、定期的な生息調査や観察を通して、海綿の生理生態に対する疑問点やいくつかの分かったことを説明しました。

聴衆の方々は、みな自然に対して強い関心を持った方々ばかり。発表後には、質問者が何人も並んで待って下さるような状況で、とても反響の大きい発表となったと思います。3人にとってもこれからさらに調査研究を進めていく、良い刺激になったようでした。また、小学生の研究報告をはじめ、他の発表者の研究内容も非常に興味深く、とても参考になりました。このようなイベントにこれからも参加し、さらに情報交換をしていきたいと思いました。

発表の様子

発表の3人

冬の味覚が出来ました!

馬頭高校の冬の味覚と言えば、、、

そう「フレッシュキャビア」と「しもつかれ缶詰」です!

今年も製造実習が終わり、販売することとなりました。

「フレッシュキャビア」:6500円

「しもつかれ缶詰」:150円

数量限定販売です!

興味のある方は、馬頭高校水産科までご連絡ください。

ヤシオマス採卵実習を行いました。

12月15日、水産科2年生は栃木県養殖漁業協同組合(那須塩原市)にてヤシオマスの採卵実習を行わせていただきました。

 

前日に栃木県水産試験場の竹中様を講師として迎え、事前指導が行われました。

ニジマス養殖の課題からヤシオマスが作られた経緯や、翌日の作業内容についてパワーポイントを用いて説明していただきました。翌日の実習では命を扱うためか、いつもよりも緊張感をもって講義を聴くことができました。

 

採卵当日は取り上げから採卵、媒精、温度処理までの一連の作業を体験させていただきました。

初めに、取り上げたマスの生殖孔や臀鰭付近の水をふき取ります。これは、魚卵が水に触れると浸透圧の変化によって卵膜が硬化し、受精ができなくなるのを防ぐためです。

 

↑取り上げの様子

 

生徒の上半身ほどの大きさのあるヤシオマスは、麻酔が効いていても暴れれば力がとても強く、しっかり持って採卵をすることがとても難しいようでした。しかし、組合の皆様の指導により、生徒たちは2度3度と繰り返すうちに上達し、スムーズに採卵を行うことができました。

   

↑エアレーションを用いた空気採卵の様子

 

採卵後、媒精して受精させました。その後、温度処理によって三倍体処理を施しました。

水産科の専門科目である「資源増殖」では3年次に水産育種とバイオテクノロジー(染色体操作等)を学習します。今回の実習での学びを今後の座学での学習や進路選択に活かしてほしいです。

  

↑媒精の様子                  ↑温度処理の様子

 

今回の実習では栃木県養殖漁業協同組合の石田様、栃木県水産試験場の竹中様、渡邊様はじめ多くの方々にご指導いただきました。大変お忙しい中、貴重な経験をさせていただきありがとうございました。

 

 

キャリア形成支援事業を開催しました。

12月14日、キャリア形成支援事業が開催されました。

本校では、鈴木建設の鈴木様と渋井様を講師として招き、ピザ作りを体験させていただきました。

 

ピザ生地は、鈴木建設さまが行っている取り組みの一環として障がい者就労施設の利用者の方に作っていただき、本校に提供していただきました。

生徒は自由にピザにトッピングするだけでなく、生地を伸ばす工程も体験させていただきました。「きれいな丸に伸ばすことは難しいと分かった。」や「トッピングの具をのせるだけでも、重さや乗せる範囲など多くのポイントがあることを知った。」などの感想があがりました。

 

鈴木建設の鈴木様、渋井様、貴重な体験をさせていただきありがとうございました。

 

 

   

アユの串刺し&塩焼き実習

馬頭高校水産科ならではの実習が行われました。

本校では行事や催事の時に、本校で養殖したアユの塩焼きを提供しています。これは生徒が串に刺し、炭で焼いたものです。

そこで水産科1年生も、来年度に向け串刺しと塩焼きを練習しました。

アユが泳いでいるように体をくねらせ、串を刺す・・・とても難しいです。先生方の指導を受けながら、手を動かす。

真剣な面持ちで、黙々と作業に取り組みました。

炭でじっくりと焼いていきます。並べ方や焼き上がりのポイントなどを聞き、注意しながら焼いていきます。

焼きたてのアユの味はいかがでしたか?言葉を聞かずとも、生徒たちの笑顔がおいしさを物語っていました。

来年からは、即戦力として活躍してくださいね!期待しています!

 

水産科1年生が日光中禅寺湖視察に行ってきました

さかのぼること11月1日(水)

例年であれば、9月の下旬に日光市にある中禅寺湖漁業協同組合のご協力のもと「ヒメマス採卵実習」を行っていたのですが、今年もヒメマスの遡上が確認できず、実習ができませんでした。

そこで今年も中禅寺湖の現状を把握するため、「水産研究・教育機構 中央水産研究所 日光庁舎」山本様にご協力いただき、講話をしていただきました。

中禅寺湖の環境や生息している魚類の話を伺いました。食や釣りとして需要の高いにも関わらず、近年減少傾向であるヒメマスやホンマスの現状についてお話をしていただきました。他魚種による食害や環境、病気など様々な要因について研究・調査を実施しており、とても貴重なお話を聞くことができました。

その後、雄大な中禅寺湖で昼食。寒さに耐えながらも、色づく木々たちと、生徒たちの楽しそうな姿に元気をもらいました。

午後は「日本両棲類研究所」の篠崎所長にご協力いただき、講話と見学をさせていただきました。

篠崎先生が実際に行っているアカハライモリの再生能力の研究を通して、「研究することとは?」という大きな課題をいただきました。来年度から始まる課題研究に向けて、生徒にやる気が注入された気がしました。

水産科1年生にとっては、ここでしか学ぶことのできない、有意義な時間になったこと間違いなしです!

山本様、篠崎先生、お忙しい中ご対応いただき本当にありがとうございました!

 

商品の自主回収に関するお詫びとお知らせ(一括表示の欠落)

平素より本校の教育活動にご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。

 2023年10月28日に本校文化祭で販売いたしました「あゆ魚醤」および「さけ魚醤」の一括表示の欠落があることが判明しました。つきましては、一括表示のない商品を自主回収いたします。なお、商品の品質および安全性には問題ございません。

 当該商品をお買上げのお客様にはご迷惑をおかけいたしますことを深くお詫び申し上げますとともに、誠に恐れ入りますが、下記窓口までご連絡をくださいますようお願い申し上げます。

 

 

 【対象商品】「あゆ魚醤」「さけ魚醤」

 【価  格】 410円   150円  (税込み)

 【内  容】「一括表示の欠落」

 【販売期間】2023年10月28日

 【販売本数】5本以下

 

 今後はさらに商品管理体制を強化していく所存でございますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 【お問合わせ窓口】

 栃木県立馬頭高等学校 水産科 0287-92-2009  担当:長山

 受付時間:月~金曜日 9:00~16:55

 

日本学生科学賞優秀賞授賞式に参加しました

令和5年10月30日(月)

 栃木県総合教育センターにおいて、第67回日本学生科学賞栃木県大会表彰式が行われ、水産科2年茂垣麻莉愛さん、緑川瀬羅さん、水産科3年廣田晃さんの3名が研究した「さくら市の淡水海綿について」が優秀賞を受賞しました。

 3人は水産科実習場の飼育池で淡水海綿を発見したことをきっかけに関心を持ち、水産科生徒が自然の河川で偶然見つけた淡水海綿について研究を進めることにしました。

植木鉢の破片にびっしりと付着した海綿

 1年間研究を続け、結果として、カワカイメンであることがわかりました。しかしながら、生活史や形態など、不明なことばかりです。これからも研究を深めていき、更に解明していきたいと思います。

表彰式の様子

全国産業教育フェアに参加してきました

令和5年10月28日(土)

 福井県福井市で開催された全国産業教育フェア「さんフェア福井2023」に全国水産高校の代表として水産科3年大山弘貴さんが参加しました。この全国産業教育フェアは、産業教育に関係する9つの分野の教科が一堂に会して学習や研究の成果を発表するイベントで、今年で33回目を迎えます。9つの教科とは、農業・工業・商業・水産・家庭・看護・情報・福祉・総合学科です。大山さんは8月に行われた全国水産海洋高等学校意見体験発表会において見事全国1位となり、水産部門を代表して発表することとなりました。

 全体の4番目に発表した大山さんは、水産の全国大会から2か月程度ぶりの発表であったことを感じさせないくらい堂々と発表しました。各教科いずれも選ばれた代表生徒ばかりの中で、緩急を織り交ぜながら、時には熱く、時にはしっとりと情感を込めながら壇上から語りかける姿は、ほぼ満員の会場の皆さんの心をひと際惹きつけたように感じました。

 発表会の最後に行われた表彰式は、9つの教科を代表して、大山さんが賞状を受け取りました。理由は「一番信頼性が高いから」とのことでした(笑)。

 福井県からバトンを受け、来年は栃木県において全国産フェアが開催されます。水産分野も馬頭高校が担当になります。来年度に向けて、準備を進めていく予定です。

全生徒を代表して賞状を受け取りました

産フェア福井実行委員会と全国産業教育振興中央会の2つの奨励賞です

全国の各水産高校の展示を視察しました

水産感謝祭を開催しました

10月20日(金)に本校実習場にて水産物の収穫を祝うとともに、学年間の交流を図り、水産科生徒の親睦を深めることを目的に水産感謝祭を開催しました。

お昼にふるまうカレーや鮎の塩焼きの準備は3年生が行います。普段の実習やイベント運営の成果からか、慣れた手つきで滞りなく準備を行うことができました。

   

学年対抗マッチでは、金魚すくいや釣り、ニジマスのつかみ取りのほか、池上押し相撲が行われました。

 

〈金魚すくい〉3年生が70匹の金魚をすくいあげ、圧倒的な強さを見せました。

   

〈釣り〉 3年生が14匹、2年生が7匹、1年生が14匹のニジマスを釣りました。

 

〈押し相撲〉 11試合が行われました。生徒同士の試合のほか、生徒対教員の試合も行われました。池に落ちた生徒のためにお風呂が用意されました。

 

イベントを通して、生徒同士の親睦を図ることができました。学校祭で水産科共同での出店を行うため、水産科のチームワークを活かしてほしいです。