日誌

2023年12月の記事一覧

ヤシオマス採卵実習を行いました。

12月15日、水産科2年生は栃木県養殖漁業協同組合(那須塩原市)にてヤシオマスの採卵実習を行わせていただきました。

 

前日に栃木県水産試験場の竹中様を講師として迎え、事前指導が行われました。

ニジマス養殖の課題からヤシオマスが作られた経緯や、翌日の作業内容についてパワーポイントを用いて説明していただきました。翌日の実習では命を扱うためか、いつもよりも緊張感をもって講義を聴くことができました。

 

採卵当日は取り上げから採卵、媒精、温度処理までの一連の作業を体験させていただきました。

初めに、取り上げたマスの生殖孔や臀鰭付近の水をふき取ります。これは、魚卵が水に触れると浸透圧の変化によって卵膜が硬化し、受精ができなくなるのを防ぐためです。

 

↑取り上げの様子

 

生徒の上半身ほどの大きさのあるヤシオマスは、麻酔が効いていても暴れれば力がとても強く、しっかり持って採卵をすることがとても難しいようでした。しかし、組合の皆様の指導により、生徒たちは2度3度と繰り返すうちに上達し、スムーズに採卵を行うことができました。

   

↑エアレーションを用いた空気採卵の様子

 

採卵後、媒精して受精させました。その後、温度処理によって三倍体処理を施しました。

水産科の専門科目である「資源増殖」では3年次に水産育種とバイオテクノロジー(染色体操作等)を学習します。今回の実習での学びを今後の座学での学習や進路選択に活かしてほしいです。

  

↑媒精の様子                  ↑温度処理の様子

 

今回の実習では栃木県養殖漁業協同組合の石田様、栃木県水産試験場の竹中様、渡邊様はじめ多くの方々にご指導いただきました。大変お忙しい中、貴重な経験をさせていただきありがとうございました。

 

 

キャリア形成支援事業を開催しました。

12月14日、キャリア形成支援事業が開催されました。

本校では、鈴木建設の鈴木様と渋井様を講師として招き、ピザ作りを体験させていただきました。

 

ピザ生地は、鈴木建設さまが行っている取り組みの一環として障がい者就労施設の利用者の方に作っていただき、本校に提供していただきました。

生徒は自由にピザにトッピングするだけでなく、生地を伸ばす工程も体験させていただきました。「きれいな丸に伸ばすことは難しいと分かった。」や「トッピングの具をのせるだけでも、重さや乗せる範囲など多くのポイントがあることを知った。」などの感想があがりました。

 

鈴木建設の鈴木様、渋井様、貴重な体験をさせていただきありがとうございました。

 

 

   

アユの串刺し&塩焼き実習

馬頭高校水産科ならではの実習が行われました。

本校では行事や催事の時に、本校で養殖したアユの塩焼きを提供しています。これは生徒が串に刺し、炭で焼いたものです。

そこで水産科1年生も、来年度に向け串刺しと塩焼きを練習しました。

アユが泳いでいるように体をくねらせ、串を刺す・・・とても難しいです。先生方の指導を受けながら、手を動かす。

真剣な面持ちで、黙々と作業に取り組みました。

炭でじっくりと焼いていきます。並べ方や焼き上がりのポイントなどを聞き、注意しながら焼いていきます。

焼きたてのアユの味はいかがでしたか?言葉を聞かずとも、生徒たちの笑顔がおいしさを物語っていました。

来年からは、即戦力として活躍してくださいね!期待しています!