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2020年9月の記事一覧
交流教育
9月25日(金)に南那須特別支援学校と水産科実習場にて交流教育を行いました。
3班に分かれて、実習場見学と金魚すくい、マス釣りを行いました。
実習場見学では、生け簀の魚について、説明をしました。大きなチョウザメには驚いた様子でした。
金魚すくいでは、1人で5匹以上すくった名人も現れました。
マス釣りでは、たくさんのマスが釣れて生徒たちはとても楽しそうにしていました。
今日は、南那須特別支援学校の生徒とたくさん交流ができ、馬頭高校の生徒も楽しそうでした。コロナの影響で行事がなくなる中で、楽しい思い出ができました。


3班に分かれて、実習場見学と金魚すくい、マス釣りを行いました。
実習場見学では、生け簀の魚について、説明をしました。大きなチョウザメには驚いた様子でした。
金魚すくいでは、1人で5匹以上すくった名人も現れました。
マス釣りでは、たくさんのマスが釣れて生徒たちはとても楽しそうにしていました。
今日は、南那須特別支援学校の生徒とたくさん交流ができ、馬頭高校の生徒も楽しそうでした。コロナの影響で行事がなくなる中で、楽しい思い出ができました。
水産科感謝祭開催
9月11日(金)水産科実習場にて、毎年恒例の水産科感謝祭を行いました。
今年は、コロナウイルス感染対策のため、内容を縮小して実施しましたが、水産クラブの生徒を中心に実施内容を工夫して、3学年全員が一緒になって感謝祭を盛り上げ、素晴らしい一日となりました。開会式の水産クラブ長3年後藤君の挨拶から始まり、実習場で育てたアユを3年生が授業で作った竹串で刺して炭をおこし、塩焼きにしました。おいしい鮎を頬張りながら水産科全体で水産物への感謝を新たにし、行事に移ります。例年は金魚すくいを行っていますが、今年はザリガニ釣りに変更し、9号池にてニジマス釣り、つかみ取りと続きましたが、ちょうど雷が鳴って一足早く終了となりました。しかしながら、楽しい中に自然の猛威も体験し、それもかえってよい思い出となりました。



今年は、コロナウイルス感染対策のため、内容を縮小して実施しましたが、水産クラブの生徒を中心に実施内容を工夫して、3学年全員が一緒になって感謝祭を盛り上げ、素晴らしい一日となりました。開会式の水産クラブ長3年後藤君の挨拶から始まり、実習場で育てたアユを3年生が授業で作った竹串で刺して炭をおこし、塩焼きにしました。おいしい鮎を頬張りながら水産科全体で水産物への感謝を新たにし、行事に移ります。例年は金魚すくいを行っていますが、今年はザリガニ釣りに変更し、9号池にてニジマス釣り、つかみ取りと続きましたが、ちょうど雷が鳴って一足早く終了となりました。しかしながら、楽しい中に自然の猛威も体験し、それもかえってよい思い出となりました。
ウナギの解剖
9/10(木)
水産科3年生が「海洋生物」および「総合実習」の授業でウナギの解剖をおこないました。解剖に先立った講義では、魚類の概説からはじまり、ウナギの生物学、国民食ともいえるウナギ資源の動向や完全養殖などを広く学び、ウナギの特殊性について理解しました。


水産科3年生が「海洋生物」および「総合実習」の授業でウナギの解剖をおこないました。解剖に先立った講義では、魚類の概説からはじまり、ウナギの生物学、国民食ともいえるウナギ資源の動向や完全養殖などを広く学び、ウナギの特殊性について理解しました。
その後、観察・解剖に移ります。研究用に飼育している若ウナギ(1年魚)を2人で1尾ずつ、まずは外部形態について観察しました。

ウナギは、体形がいわゆるウナギ型ですが、他の淡水魚と比較して様々な特色があります。まずは、顎。上顎よりも下顎が前に突き出ます。他の淡水魚は鰓蓋を開くと4対の鰓弁が見えますが、ウナギの場合は鰓蓋は袋状となり、胸鰭の陰に隠れるように丸く鰓蓋孔が開き、ピンセットでつままないと鰓を確認できません。また、腹鰭はなく、背鰭はありますが、そのまま長く延長し、尾鰭とつながります。水の中から出すと背鰭が体にくっついてしまってよくわかりませんが、ほかの魚と同様に背鰭には軟条とよばれる支柱のようなものがあり、切り取って顕微鏡で観察しました。そして、最大の特徴ともいえる表面のぬめりですが、粘液が体表を覆い、鱗は皮下に埋没しています。表面をメスでサッサと削るようにすると皮下から鱗が剥げ落ちます。それを顕微鏡で観察しました。形は楕円形ですが、立派な円鱗を観察することができました。
次に、解剖に移ります。生徒たちは、様々な水産生物の解剖を体験していますが、ウナギは初めてとあって、メスとハサミを手にみんな無心・夢中になっていました。一番、注目をしていたのが生殖巣の痕跡を見つけることでした。もともとウナギの雌雄は非常に判別しにくく、河川で生活しているウナギの雌雄はわかりません。今回の材料は1年魚であり、生殖腺がみつからないということを実際の観察を通して明らかにすることが一つのテーマとしてありました。結果、見つけることができず、ほかの臓器を確認・観察して授業を終えました。
生徒にとってはまた一つ貴重な体験と学習ができたと思います。今後も魅力的な教材を得て、多様な実験・実習を行います。
ウナギは、体形がいわゆるウナギ型ですが、他の淡水魚と比較して様々な特色があります。まずは、顎。上顎よりも下顎が前に突き出ます。他の淡水魚は鰓蓋を開くと4対の鰓弁が見えますが、ウナギの場合は鰓蓋は袋状となり、胸鰭の陰に隠れるように丸く鰓蓋孔が開き、ピンセットでつままないと鰓を確認できません。また、腹鰭はなく、背鰭はありますが、そのまま長く延長し、尾鰭とつながります。水の中から出すと背鰭が体にくっついてしまってよくわかりませんが、ほかの魚と同様に背鰭には軟条とよばれる支柱のようなものがあり、切り取って顕微鏡で観察しました。そして、最大の特徴ともいえる表面のぬめりですが、粘液が体表を覆い、鱗は皮下に埋没しています。表面をメスでサッサと削るようにすると皮下から鱗が剥げ落ちます。それを顕微鏡で観察しました。形は楕円形ですが、立派な円鱗を観察することができました。
次に、解剖に移ります。生徒たちは、様々な水産生物の解剖を体験していますが、ウナギは初めてとあって、メスとハサミを手にみんな無心・夢中になっていました。一番、注目をしていたのが生殖巣の痕跡を見つけることでした。もともとウナギの雌雄は非常に判別しにくく、河川で生活しているウナギの雌雄はわかりません。今回の材料は1年魚であり、生殖腺がみつからないということを実際の観察を通して明らかにすることが一つのテーマとしてありました。結果、見つけることができず、ほかの臓器を確認・観察して授業を終えました。
生徒にとってはまた一つ貴重な体験と学習ができたと思います。今後も魅力的な教材を得て、多様な実験・実習を行います。
マリンチャレンジ2020関東大会出場
水産科3年後藤晴希を中心に同じく高野侑真、永田旭を加えた3名が日本財団・㈱リバネス主催、マリンチャレンジプログラム2020に「農業用堰で遮断された河川上流域に生息するドジョウの系統」というテーマで応募し、指定研究に認定されました。

9月5日(土)、その関東大会が遠隔発表会として開催されました。関東地区で指定研究に選出されたのは12チームで、3名は8番目に馬頭高校コンピュータ室のモニター越しにプレゼンテーションを行いました。
3名は馬頭高校のすぐ下を流れる矢又川という山間部から染み出た那珂川水系の3次支流に生息するドジョウが在来種ではないか、と仮説を立てて研究を進めました。矢又川は堰が多く、本来は生物の遡上の障壁となる堰が外来ドジョウの侵入を食い止めてきたのではないかと考えました。まず初めに外部形態の比較により在来種であるか外来種であるか目安を立て、日大生物資源学部に協力を仰ぎ、遺伝子解析を行い、系統樹の作成に進みました。
ドジョウの採集から形態比較、DNA抽出、結果の解析からプレゼンシートの作成まで時間をかけて行い、何度も練習を重ねて発表練習に励みました。当日の発表も、練習の成果を発揮し、納得のいくものでした。しかしながら、さすがに関東大会。他校も非常にレベルが高く、中には大学生のレベルに到達しているのではないかという研究もありました。結果、残念ながら全国大会選出の優秀賞の獲得はなりませんでした。
ただ、㈱リバネス中嶋さんと東北大学西田さんの本当に丁寧で適切なアドバイスのおかげで自分たちの研究を十分にまとめることができたことに一定の満足間を得ることができたようです。そして、もっともっともっと勉強を重ねなくては、と強い決意を感じることができたこと、それが彼らにとって最大の財産となったと思います。水産科ではこれからも多くの研究にチャレンジしていこうと思います。
9月5日(土)、その関東大会が遠隔発表会として開催されました。関東地区で指定研究に選出されたのは12チームで、3名は8番目に馬頭高校コンピュータ室のモニター越しにプレゼンテーションを行いました。
3名は馬頭高校のすぐ下を流れる矢又川という山間部から染み出た那珂川水系の3次支流に生息するドジョウが在来種ではないか、と仮説を立てて研究を進めました。矢又川は堰が多く、本来は生物の遡上の障壁となる堰が外来ドジョウの侵入を食い止めてきたのではないかと考えました。まず初めに外部形態の比較により在来種であるか外来種であるか目安を立て、日大生物資源学部に協力を仰ぎ、遺伝子解析を行い、系統樹の作成に進みました。
ドジョウの採集から形態比較、DNA抽出、結果の解析からプレゼンシートの作成まで時間をかけて行い、何度も練習を重ねて発表練習に励みました。当日の発表も、練習の成果を発揮し、納得のいくものでした。しかしながら、さすがに関東大会。他校も非常にレベルが高く、中には大学生のレベルに到達しているのではないかという研究もありました。結果、残念ながら全国大会選出の優秀賞の獲得はなりませんでした。
ただ、㈱リバネス中嶋さんと東北大学西田さんの本当に丁寧で適切なアドバイスのおかげで自分たちの研究を十分にまとめることができたことに一定の満足間を得ることができたようです。そして、もっともっともっと勉強を重ねなくては、と強い決意を感じることができたこと、それが彼らにとって最大の財産となったと思います。水産科ではこれからも多くの研究にチャレンジしていこうと思います。
リバーマップ完成しました!
昨年卒業した嶋﨑由海先輩と瀧澤大倭先輩が作成していたリバーマップがついに完成しました。
こちらです↓
(表紙) (おすすめページ)
2年間かけて作り上げた超大作!
子供たちが安全かつ楽しく川遊びができるよう、採集のポイントや川で活動する場合の決まり事などを図を用いて分かりやすく掲載しています。
那珂川町のおすすめポイントも掲載しています。
那珂川町の小学校にお届けしましたが、大好評をいただきました。
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