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2024年5月の記事一覧

水産科2年生の実習で魚醤の仕込みを行いました

5月17日(金)

本校実習製品で一番有名な「魚醤」。漢字の通り魚を原料にした発酵商品(醤油)です。

本校では鮎と鮭の2種類を製造していますが、今回は鮎魚醤の仕込みを行いました。

本校の魚醤は、生徒の課題研究から始まったものです。当時生徒と一緒に研究を行っていた吉田宰先生から、研究のきっかけや馬頭高校での歴史にについてお話をいただき、鈴木洋介先生からは、現在の作業工程や原料についてのお話をいただきました。

いざ仕込み開始です。今回は比較検討のため、アユはカットせず丸のまま仕込むことにしました。

本校の鮎魚醤の原材料は、「鮎」・「食塩」・「ブドウ糖(酵母菌の活性を促すため)」・「耐塩性酵母」で、塩分量も鮎に対して12%と、一般的な醤油より少しばかり塩分控えめとなっています。

工程は原材料の重さを図り、混ぜ合わせるというシンプルなもの。あとは酵母と酵素の力に任せます。

独特な風味が特徴の魚醤。管理温度との関係もありますが、予定では3~4ヶ月で完成予定です。

毎週様子を観察しながら、完成を目指したいと思います。

鈴木先生から工程の説明アユの準備原材料を混ぜ合わせます

本校が文化庁「100年フードサポーター学校」に認定されました!

「しもつかれブランド会議」や地元飲食店「たわら寿」と協力し、「しもつかれ缶詰」の開発・販売した活動に感謝状をいただきました。

卒業生が課題研究で取り組み、多くの方々の協力のもと作られた缶詰。今では馬頭高校の冬の味覚として、多くの方々に愛されている商品となりました。

卒業生の思いや郷土料理の継承のためにも、馬頭高校として取り組んでいきたいと思います。

 

【しもつかれ缶詰が気になる方へ】

今年も年明けに作製を予定しています。2月頃に学校HPを見にきていただけたら、販売のお知らせが出ているかもしれません。ぜひHPをご覧ください。

文化庁HP(100年フードサポーター企業・学校):https://foodculture2021.go.jp/supporter/