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カテゴリ:報告事項
令和5年度日本水産学会秋季大会高校生ポスター発表で日本水産学会大会委員長賞を受賞しました。
9月20日(水)に宮城県仙台市の東北大学で行われた令和5年度日本水産学会秋季大会の高校生ポスター発表に水産科3年生の廣田晃さんが参加しました。
「武茂川の堆積土除去工事に併せて実施された多自然川づくり」というタイトルです。
内容は近年の治水工事による河川環境の変化と水辺の生物がすみやすい環境を守るためにどのようなことに配慮して河川管理を行えばよいかについての調査、そして工事の際に出る巨石をどう残して自然らしい川を造るかという活動についてです。
令和元年から本校水産科の課題研究の河川環境班が取り組んできた内容も含めたものです。
残念ながら研究というほどのデータは取れていないのがこの研究の課題ですが、活動全体を通した注目度は高く、発表を聞いていただいた先生方からはおおむね良いお言葉をいただきました。
そして結果は、「日本水産学会大会委員長賞」をいただくことができました。(最優秀賞相当)
馬頭高校周辺の武茂川や那珂川のようなセグメントⅠにあたる中流河川の河川環境を保全するためには、一定割合以上の巨石が必要だと思います。護岸や砂防、床止め、ダムなどの影響により巨石の供給が減少し続けている状況ですので、河川工事で出てきた巨石は良い河川環境を作るためにも、治水の面でも効果的に残す必要があると思います。
良い河川環境が無ければ、魚など水生生物も減り、内水面漁業も元気を失います…。
SDGsな内水面漁業にするためにも、清流「那珂川」、「武茂川」を将来に残していけるよう、研究や活動を続けていきたいと思います。
研究や活動にご協力やアドバイスをいただきました、栃木県河川課や栃木県水産試験場、水産技術研究所の坪井さん、日本大学理工学部の安田先生、近自然河川研究所の有川さんをはじめたくさんの方々の御協力でこの研究が続けられたと思います。ありがとうございました。
今後ともご指導やご助言をよろしくお願いいたします。
高大連携~ナマズ採卵実習~
実習内容はナマズ親魚にホルモン注射を行い、翌日に排卵・受精を確認するというものでした。病理学研究室に所属していると言うこともあり、注射をするのがとても上手でした。また、実習中は熱心にメモをとり、終了後も質問をたくさんしていました。今回の実習が研究のお役に立てればと思います。