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水産科掲示板
水産科3年生が水路清掃を行いました
4月17日
武茂川の水を引いて養殖をしている本校。毎年この時期に、武茂川から実習場まで続く水路の清掃を行います。
地元水利組合の方にもお手伝いいただき、水路に溜まった泥をひたすら上げました。生徒は黙々と作業に取り組みましたが、1年間で溜まった泥はすさまじく、何度泥を運んでも水路からは大量の泥が取り上げられていきます。日々の管理の重要性を実感する良い機会となりました。水利組合の皆様、大変お世話になりました!
水産科生徒考案!鮎牛弁当買ってきました
水産科2年生が挑戦した、「令和6年度栃木県内高等学校 NasUSHIobara Cooking Contest 」に出品した鮎牛弁当が、
那須塩原市「そすいの郷直売センター」で販売されています。ごはんの日である「5」と「8」の付く日に、コンテストに参加した高校のお弁当が日替わりで販売されています。
期間限定での販売で、馬頭高校の鮎牛弁当は3/18(火)が最後となります。
良かったら足を運んでいただき、ご賞味いただけたら嬉しいです!
那珂川町役場に実習製品の出張販売に行ってきました!
3月3日の卒業式の後、地域おこし協力隊の石川さんのお誘いで、那珂川町役場で実習製品を販売しました。
那珂川町役場の方々や、雪降りしきる中役場に訪れた方々にご購入いただき、あっという間に完売することができました。
今回は2年生の水産クラブ役員と1年生が販売に協力してくれました。多くの方々と触れ合うことで、最初は恥ずかしそうに接していた生徒も、最後は笑顔でお客様に接することができました。
今年度作製した製品は見事完売です。
来年度もまた製品を生徒と一緒に作っていきたいと思いますので、楽しみにしていてください!
今年もしもつかれの季節となりました
今年も作りました!しもつかれ缶詰。
卒業生が課題研究で考案した商品で、毎年2年生の実習で製造を行っています。
毎年改良を重ねている商品で、今年は地元「白相酒造の酒粕」を使用した逸品となっております。
1缶200円での販売です。数に限りはありますが、ぜひ今年の味をご賞味ください。
購入希望の方は、本校水産科までご連絡ください。
連絡先:0287-92-2009
試食会が行われました
1月16日(木)
水産科3年生が最後の水産科行事である「試食会」を行いました。
試食会は、水産科で学んだ食材、調理に関する知識・技術を使い、さまざまな食品を生徒の自由な発想でつくることで本校実習製作品の可能性を探求する目的で行われます。
毎年想像の斜め上をいく料理が作られる行事です。さて今年はどのような料理ができあがってくるのでしょうか。
生徒それぞれが水産物を使って料理を作っていきます。
今年は「アユのアクアパッツァ」や「ザリガニのトムヤムスープ」「ホンモロコの天ぷら」など見た目も美味しそうな料理が出来上がりました。
食品製造の授業で取り組んでいる魚醤を使ったレシピとして「手作りさつま揚げいりおでん」も並びました。
いざ試食!どれも美味しくできあがり、今年はとても平和で美味しい時間となりました。
3年生が登校するのも残りわずかですが、今年の3年生も様々なところでたくさん活躍してくれました。
3年生の皆さん、本当にお疲れ様でした!
水産教育講演会が行われました
1月10日(金)
今年は、「宇都宮大学バイオサイエンス教育研究センター 松田勝 教授」をお招きし、「水産へも利用されているDNA研究」という題目で講話をいただきました。
松田先生は、メダカの性決定遺伝子を発見した先生で、(現在性決定遺伝子が発見されているのは、ほ乳類とメダカのみ)生徒たちは講話の内容をとても楽しみにしていました。
遺伝子の基本的な内容から、全国に分布するメダカの遺伝子型や栃木県内に生息するメダカの遺伝子研究の現状などメダカに関する内容について詳しく教えていただきました。また水産で活用されている「マッチョマダイ」の作出で活用されているマーカー遺伝子や「サバからマグロを生む」研究で有名な生殖幹細胞移植の話など、多岐にわたる内容をお話いただきました。
講話の後は質問にも答えてくださり、「好きなことを突き詰める」ことの大切さを改めて実感する機会になったのではないでしょうか。
松田先生、本当にありがとうございました。
フレッシュキャビアの季節がやってきました
12月12日(木)
水産科実習場で、今年もキャビアの加工実習が行われました。
今年のチョウザメは少し小さかったため、約30瓶製造することができました。
本校のフレッシュキャビアは、「非加熱・低塩分」ということもあり、いつも以上に事前清掃を徹底し、当日の衛生管理に気を付け、1つ1つの作業を丁寧かつ迅速に行いました。
先日食品検査の結果が届き、すべての項目でクリア!販売の流れとなりました。
今年は25g-7600円での販売となります。(*郵送でのお渡しを希望される場合は別途送料がかかります)
例年以上に少量生産の販売のため、気になる方は早めのご連絡をお待ちしております。
連絡先:0287-92-2009(水産科 長山)
協力してくれた3年生の皆さん!ありがとうございました。
魚醤を活用したレシピの開発を行っています
本校では長年「アユ魚醤」「サケ魚醤」を製造し、販売しています。
販売時にお客様から「どのように使用するの?」「活用方法を教えて」などの声を多くいただきますが、本校で提供しているレシピはほんのわずかで、「魚醤の魅力や美味しさをPRできていないのではないか?」を思うようになりました。
そこで水産科3年生の食品製造の授業において、魚醤を使用したレシピ集の作成を行うことにしました。
教科書やネットなどを使用し、レシピを考えましたがいまいち進みません。そこで那珂川町地域おこし協力隊の須藤様のお力をお借りし、一緒にレシピ開発をすることになりました。
第1回目の講座が12月12日に行われ、須藤様から魚醤の栄養成分やPRポイントなどを伺い、生徒からは「へ~美肌効果があるんだ」「普通の醤油と比べてこんな効果が期待できるんだ」など様々な意見が出てきました。
そして須藤様が作ってきてくれた魚醤を使用した料理を試食しました。今回は「豚バラ大根」「トマトソース」「猪肉のからあげ」「味付け卵」の4品でした。
いずれの料理も、魚醤特有の香りはありませんが、口に入れるとうま味を感じられる味付けで、生徒からは大好評。
講義と試食を終えた生徒からは、「醤油の代わりとして使用すると思うと考えやすい」「和から洋まで、色々な料理で使える魚醤は優秀」「自分たちにはない着眼点をえることができ、魚嫌いな子でも食べられそう」などたくさんの感想を聞くことができました。
またレシピだけではなく、「ドレッシングや万能調味料などにしてセット販売するのも良いのではないか」などのアドバイスもいただきました。
今回の講座に刺激を受け、生徒たちのやる気いっぱいです。卒業まで残りわずかですが、レシピ集の作成に向けて頑張っていきます!
須藤さん、本当にありがとうございました!またよろしくお願いします!
キャリア形成支援事業を行いました
12月12日(木)
水産科2・3年生を対象に、今年も鈴木建設の鈴木様と渋井様を講師として招き、ピザ作りを体験させていただきました。
開会式の中で渋井様から今回使用しているピザ生地は、「障がい者就労施設の利用者の方が作成しているものを使用している」とのお話がありました。障がい者施設のサポートや移動式ピザ窯を使った手作りピザ販売など、建設に関する仕事だけではなく、様々な地域貢献活動をしていることが分かりました。
生徒たちはこの取り組みに関する話を聞くとともに、本校で作成している実習製品の新たな活用法を考える取り組みということを伝え、「グリーンカレー缶詰」「甘露煮」を使用したピザを作ってもらいました。
ピザを作りながら、鈴木様から本校の実習製品を東京で販売した時の話を伺いました。多くの方々から好評であった話を聞き、「自信をもって作ってください」と激励のお言葉もいただきました。
生徒の楽しそうな笑顔を見ていると、今回の体験を通して生徒一人ひとりがそれぞれに考えたこと、感じたことがあったと思います。
鈴木様、渋井様、今年も大変お世話になりました。
水産科2年生 ヤシオマス採卵実習を行いました
12月6日
晴天に恵まれ、水産科2年生が栃木県養殖漁業協同組合と栃木県水産試験場のご協力のもと、ヤシオマスの採卵実習を行いました。
事前に栃木県水産試験場の渡邊様から、ヤシオマスの特徴や作出方法、生産量について講話を受け、本日実践となりました。
事前講話の中で、大きなニジマスが暴れないようにおさえ、素早く採卵することや水を入れたり、直射日光に当てないことなどいくつかの注意点を思い出しながら採卵スタートです。
本校では搾出法で採卵をしたことはありますが、今回は魚体への負担が少ない空気採卵法を体験しました。大きなニジマスをおさえながら、腹部に針を刺します。勢いよく飛び出す卵に生徒は驚きながらも、ニジマスが暴れないように必死におさえていきます。
また得られた卵もすべてが授精できるわけではなく、適した卵を肉眼でチェックし、選別していきます。
ヤシオマスは「全雌3倍体のニジマス」ということで、受精後に加温処理をして、3倍体にしていきます。こちらの作業も学校では体験できないことです。洗卵や加温という初めて行う作業に生徒たちは興味を持ち、しっかりと学習することができました。
処理が終わった受精卵はふ化槽に収容し、発眼、ふ化を待ちます。
出荷サイズになるには2年かかるとお話を受けました。最後に栃木県養殖漁業協同組合の石田様から「2年後店頭に並ぶヤシオマスは君たちが採卵したものだよ」という言葉に、生徒たちが嬉しそうにしていた姿が印象的でした。
今年も無事に採卵実習を終えることができました。生徒たちに話を聞いてみると、「空気採卵法が楽しかった」「自分たちが作ったヤシオマスを食べてみたい」などの声を聞くことができました。水産に対する学習意欲が向上したのではないでしょうか。
ご協力いただきました栃木県養殖漁業協同組合の皆様、ならびに栃木県水産試験場の皆様、本当にありがとうございました。
静岡県から漁具を送っていただきました!
皆さんは「ぼったい」という漁具をご存じですか?
「静岡県で作られているガサガサ用の網」です!と言いますが、私たちも初めて知りました。
本校の活動(課題研究で漁具の製作をしている生徒)を知った宮原さんが、本校のために送ってくださいました。
静岡県でも製作をしている方は1人しかおらず、とても貴重な漁具になっているようです。
まだ栃木の川でガサガサをしていませんが、生徒からは「早く使ってみたい!」とせかされています。
宮原さん、貴重な漁具を送っていただき本当にありがとうございます!
生徒と一緒にガサガサ楽しみたいと思います!
ウグイを出荷しました
水産科2年生が実習でウグイの出荷を行いました。
本校で一番養殖量が多いウグイ。今回は、地元養殖業者に出荷しました。
丁寧に網を入れ、魚体を傷つけないように注意します。10㎏ずつ計り、活魚槽に入れていきます。
今回出荷したウグイは1㎏約20尾、100㎏の出荷となりました。
作業終了後は、養殖業者の方から出荷したウグイの販売経路について伺い、食用して加工される他に、釣り餌として使用されていることを再確認することができました。
滝岡ミヤコタナゴ生息地の保全活動に参加してきました
10月30日(水)
水産科2年生が、大田原市滝岡地区のミヤコタナゴ生息地で生息数調査および水路整備を行いました。学校行事と重なることが多く、久しぶりの参加でした。雨も上がり作業開始です。
まずは水を抜き、生息している生き物調査です。ミヤコタナゴやジュズカケハゼ、ドジョウなど在来種を多数確認することができました。ミヤコタナゴは多くの稚魚も確認することができ、再生産が行われていることが分かりました。
一方で、定着しているアメリカザリガニの駆除も行われ、アナゴ網を活用していると話を聞きました。悪者ではありませんが、在来種ではないため池に戻しません。
生き物を確認したあとは、泥上げです。池の中から泥をあげる生徒、バケツの泥を運ぶ生徒、汚れながら一生懸命作業する生徒に、地元保存会の方々からお褒めの言葉をたくさんいただきました。
今回の調査を通して、人々の生活と密接して生息する淡水生物の保全は、生息環境を維持するために地道な活動が必要であり、とても重労働であると感じた生徒が多かったようです。人の手が入ることで多様な生物が生息する環境が維持されることを実感し、このような環境の大切さを改めて考える機会になりました。
また来年も参加したいと思います!地元保存会の皆様、お世話になりました!
水産感謝祭が行われました
10月18日
水産科実習場で、毎年恒例の水産感謝祭が行われました。
朝から雨が降ったり止んだりの天気でしたが、水産科生徒のやる気と元気で予定通り実施となりました。
まずは美味しいカレーとアユをお腹いっぱい食べ、学年対抗の競技へと移っていきます。
まずは金魚すくい。雨が強くなっても途切れることない集中力で金魚をすくっていきます。今年は1年生が最も多くのキンギョをゲットしました。
続いては釣り。竹竿を使って各学年の猛者たちが釣りの腕前を披露してくれました。かなりの爆釣で接戦となりました。
最後は恒例になりつつある9号池での手押し相撲。希望者が熱戦を繰り広げ、完全無敗の教員が敗れるなど、予想もしていなかった結末を迎えることになりました。
今年もたくさんの笑い声につつまれた一日となりました。
令和6年度 校内課題研究発表会が行われました
10月11日
水産科2・3年生の授業の1つである「課題研究」での取り組みを発表する時期となりました。例年個性豊かな研究内容を聞くことができる機会です。と言ってもこれまでウナギの人工ふ化やホンモロコの研究、キャビアの製造など馬頭高校を代表する取り組みが生まれたのもこの課題研究です。
継続研究である「多自然川づくり」に向けた研究やウナギの寄生虫に関する研究、外来魚の有効活用など8班が発表をしました。
今年度の1位は「巨石の有無が上中流域の内水面漁場に与える影響」を研究した班に決まり、11月14日~15日に神奈川県で行われる関東・東海地区課題研究発表会に参加します。班を代表して、水産科3年森さん、渡邉さん、水産科2年菊池さんが出場します。健闘を祈ります!
校長先生から研究目標設定の視点や話し方の工夫などの講評をいただきました。生徒のみなさん、いただいたアドバイスを参考に、課題研究の後半戦に向けてさらに研究に没頭してくださいね。
水産科3年生が南那須特別支援学校との交流会を行いました。
9月25日(水)
年に2回行われている南那須特別支援学校との交流会です。1回目は南那須特別支援学校に行き、作業やボッチャを体験しました。2回目である今回は、南那須特別支援学校の生徒さんが水産科実習場に来てくれました。日頃育てている魚を紹介したり、釣りや金魚すくいを体験してもらいました。
3か月ぶりの再会でしたが、あっという間に打ち解け、それぞれの班から楽しい笑い声が聞こえてきました。
本校生徒からのチョウザメやウグイ、アユ、ウナギの説明には関心を持って聞いてくれ、魚に関するクイズを出題すると、一生懸命答えてくれていました。
釣りでは、多くの生徒さんがウグイを釣ることができ、本校生徒・職員ともに安心しました。釣れた魚を手早く処理する本校3年生を見ると、成長したなと嬉しい気持ちになりました。
また金魚すくいでは、タライに用意した金魚をすべてすくわれてしまうのではないかと思うくらいの達人がいました。お見事でした。
体験のあとは、昼食です。本校特製のカレーライスとアユの塩焼き。鮎は朝一に池から取り上げた生アユを使用しました。カレーも塩焼きも大盛況で、10本食べた生徒もいました。本当にビックリしました。
今年も生徒の笑顔あふれる交流会になりました。また来年も楽しみにしています。
南那須特別支援学校の生徒・職員のみなさん、ありがとうございました。
水産科2年生が和舟・カヌー実習を行いました!
9月13日(金)
本日の実習は、午前中に実習場前の武茂川でカヌー、午後は那珂川で、川漁師佐藤様を講師として迎え、和舟を体験します。
2年生は今日が初カヌー!ですが、、、連日の雨の影響で、例年に比べ水量が多く、また水温が低い中での実習スタートとなりました。
まずは教室にて佐々木先生から、本日の内容や注意事項について話を聞きました。今回はカヌーの漕ぎ方だけではなく、川の歩き方や流され方、レスキューの仕方・され方なども学習しました。
いざ武茂川へ!予想通り水温が低いものの、生徒たちは勢いよく次々と川へ・・・。本当に元気な生徒たちです。まずは教室でレクチャーを受けた歩き方やレスキューの際に使用する「スローロープ」の投げ方を実践しました。思うようにいかず、相手にロープが届かない事態もありましたが、声を掛け合いながら何度も挑戦していました。
そしてカヌーに挑戦です。最初は恐る恐る漕ぎ出した生徒たちでしたが、時間が経つにつれて笑顔が増え、武茂川を上流から下流へ、そして下流から上流へと、クラス全員が楽しそうにカヌーを漕いでいました。天気も良くなり、とても充実した時間となりました。
次は和舟です。講師は那珂川現役の川漁師、「佐藤さん」です。まずはお手本を見せていただきました。那珂川本流の強く・早い流れの中を、木でできた舟を竹の棒1本で操る姿を見て、生徒たちから笑い声が消えました。不安な顔になっている生徒を横目に佐藤さんは難なく対岸まで漕ぎで行かれました。ついに乗船です。カヌーとは全く勝手の違う和舟に悪戦苦闘。まっすぐなど進まず、竹を川底に付けることも一苦労でした。「カヌーとは全く違う、立つことだけでも精一杯だった」と操船を終えた生徒たちから同じような言葉が聞こえてきました。生徒全員、改めて佐藤さんのすごさに圧倒された生徒たちでした。中には何度も挑戦し、少しコツをつかんだ生徒もいました。
終日、川での実習で疲れ果てた生徒たちでしたが、とても貴重な経験になったことには間違いありません。
来年のカヌー実習に向けて、今日の感覚を忘れないでくださいね!
第7回芭蕉の里くろばね那珂川レディース鮎釣り大会(鮎レディ)に参加してきました!
日にちは少しさかのぼりまして、8月25日(日)に黒羽で行われた鮎レディに水産科1年生の小白井さん、福田さん、星さんが参加しました。
この大会は、女性限定の鮎釣り大会で、本校生徒が出場したのは初めてです!
釣りに必要な道具はすべて借りることができ、インストラクターまでつけてくれる手厚さ!本当の初心者でも安心して参加できる大会です。
そして、実行委員会の粋な計らいで、インストラクターには本校水産科の卒業生がついてくれました!頼もしい!
前日の降水の影響で、那珂川の水位は高く、川の中を移動する生徒たちはびしょぬれ。にも関わらず楽しい笑い声が絶えず聞こえてきました。
インストラクターの指示のもと、ポイントに到着。時間は2時間。「友釣り」による釣果で競います。
おとり鮎をつけ、いざ勝負!
釣りが始まったらみんな真剣な表情で、手に伝わる感覚や竿のしなりに注意してその時を待ちます。
始めに釣りあげたのは、星さん!そのあともそれぞれの生徒にあたりがあるものの釣りあげることはできず。あっという間に2時間が過ぎ、大会は終了となりました。
釣果は3人合わせて1匹ではありましたが、生徒の表情は笑顔そのもの!「来年もリベンジしたい!」と元気な声が聞こえてきました!来年もチャレンジしたいと思います。
大会事務局の皆さん、大変お世話になりました!
本校水産科が河川功労者として表彰されました。
河川環境の保全に関する調査研究や教育活動などを通じ、市民団体・地域住民・関係機関と連携し、地域の河川環境に関する普及、啓発に貢献したということで、常陸河川国道事務所様から推薦をいただき表彰されました。
これからも課題研究などで地域の河川環境保全につながるような活動に取り組んでいきたいと思います。
水産科2年生が磯調査に行ってきました!
6月7日(金)
水産科2年生が茨城県ひたちなか市にある平磯海岸へ磯調査に出かけました。
事前に調べた潮汐表では、10時27分に潮の高さは-30㎝。絶好の生き物調査日和となりました。
海洋実習以来1年ぶりのひたちなか市。海が見えた瞬間にバスの中は盛り上がり、潮が引いた岩礁地帯を目にしてまた大盛り上がり。
まずは各々好きな装具を使っての生き物調査開始。
潮の引いた岩場には、カメノテやムラサキイガイ、イソギンチャクの仲間、カイメンの仲間などを発見。タイドプールの中には、ヤドカリやイトマキヒトデ、アメフラシ、ハゼの仲間などを確認。そして沿岸域では、ギンポやマダコ、バフンウニ、クモヒトデの仲間、テッポウエビの仲間など様々な生き物を見ることができました。また、多様な海藻が繁茂する環境に驚きの声が上がっていました。
その後はタイドプールと沿岸域で水温やpH、塩分濃度などを測定し、比較しました。
得られた結果などを、総合実習で分析し、潮間帯の生き物について理解を深めたいと思います。
水産科2年生にとって、とても楽しい1日であったことには間違いありません!
水産科2年生の実習で魚醤の仕込みを行いました
5月17日(金)
本校実習製品で一番有名な「魚醤」。漢字の通り魚を原料にした発酵商品(醤油)です。
本校では鮎と鮭の2種類を製造していますが、今回は鮎魚醤の仕込みを行いました。
本校の魚醤は、生徒の課題研究から始まったものです。当時生徒と一緒に研究を行っていた吉田宰先生から、研究のきっかけや馬頭高校での歴史にについてお話をいただき、鈴木洋介先生からは、現在の作業工程や原料についてのお話をいただきました。
いざ仕込み開始です。今回は比較検討のため、アユはカットせず丸のまま仕込むことにしました。
本校の鮎魚醤の原材料は、「鮎」・「食塩」・「ブドウ糖(酵母菌の活性を促すため)」・「耐塩性酵母」で、塩分量も鮎に対して12%と、一般的な醤油より少しばかり塩分控えめとなっています。
工程は原材料の重さを図り、混ぜ合わせるというシンプルなもの。あとは酵母と酵素の力に任せます。
独特な風味が特徴の魚醤。管理温度との関係もありますが、予定では3~4ヶ月で完成予定です。
毎週様子を観察しながら、完成を目指したいと思います。
本校が文化庁「100年フードサポーター学校」に認定されました!
「しもつかれブランド会議」や地元飲食店「たわら寿」と協力し、「しもつかれ缶詰」の開発・販売した活動に感謝状をいただきました。
卒業生が課題研究で取り組み、多くの方々の協力のもと作られた缶詰。今では馬頭高校の冬の味覚として、多くの方々に愛されている商品となりました。
卒業生の思いや郷土料理の継承のためにも、馬頭高校として取り組んでいきたいと思います。
【しもつかれ缶詰が気になる方へ】
今年も年明けに作製を予定しています。2月頃に学校HPを見にきていただけたら、販売のお知らせが出ているかもしれません。ぜひHPをご覧ください。
文化庁HP(100年フードサポーター企業・学校):https://foodculture2021.go.jp/supporter/
水路清掃を行いました!
令和6年4月11日(木)水産科3年生
毎年恒例の春の水路清掃を行いました。
本校水産実習場に取り入れている水は、隣接する武茂川の圷堰からの引水です。
取水口にたまった泥を淡水魚養殖シーズンの開始に合わせて除去する作業を毎年行っています。
3年生は10名の少人数ですが、先生方や地元の水利組合の方々とともに、泥だらけ、水浸しになりながら泥さらいしました。
新学期もスタートし、いよいよ淡水魚養殖が本格的に始まります!
栃木県立博物館主催 集まれ自然好きに参加しました!
令和6年2月25日(日)栃木県立博物館で、県内自然愛好者・研究者による活動・研究発表会が開催され、本校水産科3年廣田くん、同じく2年緑川さん、茂垣さんの3人で「喜連川と本校水産実習場の淡水海綿」の発表を行いました。
3人は「課題研究」という授業で淡水海綿について研究を行い、喜連川と馬頭高校水産科実習場付近で見つかった海綿が「カワカイメン」であることを突き止めました。また、定期的な生息調査や観察を通して、海綿の生理生態に対する疑問点やいくつかの分かったことを説明しました。
聴衆の方々は、みな自然に対して強い関心を持った方々ばかり。発表後には、質問者が何人も並んで待って下さるような状況で、とても反響の大きい発表となったと思います。3人にとってもこれからさらに調査研究を進めていく、良い刺激になったようでした。また、小学生の研究報告をはじめ、他の発表者の研究内容も非常に興味深く、とても参考になりました。このようなイベントにこれからも参加し、さらに情報交換をしていきたいと思いました。
冬の味覚が出来ました!
馬頭高校の冬の味覚と言えば、、、
そう「フレッシュキャビア」と「しもつかれ缶詰」です!
今年も製造実習が終わり、販売することとなりました。
「フレッシュキャビア」:6500円
「しもつかれ缶詰」:150円
数量限定販売です!
興味のある方は、馬頭高校水産科までご連絡ください。
ヤシオマス採卵実習を行いました。
12月15日、水産科2年生は栃木県養殖漁業協同組合(那須塩原市)にてヤシオマスの採卵実習を行わせていただきました。
前日に栃木県水産試験場の竹中様を講師として迎え、事前指導が行われました。
ニジマス養殖の課題からヤシオマスが作られた経緯や、翌日の作業内容についてパワーポイントを用いて説明していただきました。翌日の実習では命を扱うためか、いつもよりも緊張感をもって講義を聴くことができました。
採卵当日は取り上げから採卵、媒精、温度処理までの一連の作業を体験させていただきました。
初めに、取り上げたマスの生殖孔や臀鰭付近の水をふき取ります。これは、魚卵が水に触れると浸透圧の変化によって卵膜が硬化し、受精ができなくなるのを防ぐためです。
↑取り上げの様子
生徒の上半身ほどの大きさのあるヤシオマスは、麻酔が効いていても暴れれば力がとても強く、しっかり持って採卵をすることがとても難しいようでした。しかし、組合の皆様の指導により、生徒たちは2度3度と繰り返すうちに上達し、スムーズに採卵を行うことができました。
↑エアレーションを用いた空気採卵の様子
採卵後、媒精して受精させました。その後、温度処理によって三倍体処理を施しました。
水産科の専門科目である「資源増殖」では3年次に水産育種とバイオテクノロジー(染色体操作等)を学習します。今回の実習での学びを今後の座学での学習や進路選択に活かしてほしいです。
↑媒精の様子 ↑温度処理の様子
今回の実習では栃木県養殖漁業協同組合の石田様、栃木県水産試験場の竹中様、渡邊様はじめ多くの方々にご指導いただきました。大変お忙しい中、貴重な経験をさせていただきありがとうございました。
キャリア形成支援事業を開催しました。
12月14日、キャリア形成支援事業が開催されました。
本校では、鈴木建設の鈴木様と渋井様を講師として招き、ピザ作りを体験させていただきました。
ピザ生地は、鈴木建設さまが行っている取り組みの一環として障がい者就労施設の利用者の方に作っていただき、本校に提供していただきました。
生徒は自由にピザにトッピングするだけでなく、生地を伸ばす工程も体験させていただきました。「きれいな丸に伸ばすことは難しいと分かった。」や「トッピングの具をのせるだけでも、重さや乗せる範囲など多くのポイントがあることを知った。」などの感想があがりました。
鈴木建設の鈴木様、渋井様、貴重な体験をさせていただきありがとうございました。
アユの串刺し&塩焼き実習
馬頭高校水産科ならではの実習が行われました。
本校では行事や催事の時に、本校で養殖したアユの塩焼きを提供しています。これは生徒が串に刺し、炭で焼いたものです。
そこで水産科1年生も、来年度に向け串刺しと塩焼きを練習しました。
アユが泳いでいるように体をくねらせ、串を刺す・・・とても難しいです。先生方の指導を受けながら、手を動かす。
真剣な面持ちで、黙々と作業に取り組みました。
炭でじっくりと焼いていきます。並べ方や焼き上がりのポイントなどを聞き、注意しながら焼いていきます。
焼きたてのアユの味はいかがでしたか?言葉を聞かずとも、生徒たちの笑顔がおいしさを物語っていました。
来年からは、即戦力として活躍してくださいね!期待しています!
水産科1年生が日光中禅寺湖視察に行ってきました
さかのぼること11月1日(水)
例年であれば、9月の下旬に日光市にある中禅寺湖漁業協同組合のご協力のもと「ヒメマス採卵実習」を行っていたのですが、今年もヒメマスの遡上が確認できず、実習ができませんでした。
そこで今年も中禅寺湖の現状を把握するため、「水産研究・教育機構 中央水産研究所 日光庁舎」山本様にご協力いただき、講話をしていただきました。
中禅寺湖の環境や生息している魚類の話を伺いました。食や釣りとして需要の高いにも関わらず、近年減少傾向であるヒメマスやホンマスの現状についてお話をしていただきました。他魚種による食害や環境、病気など様々な要因について研究・調査を実施しており、とても貴重なお話を聞くことができました。
その後、雄大な中禅寺湖で昼食。寒さに耐えながらも、色づく木々たちと、生徒たちの楽しそうな姿に元気をもらいました。
午後は「日本両棲類研究所」の篠崎所長にご協力いただき、講話と見学をさせていただきました。
篠崎先生が実際に行っているアカハライモリの再生能力の研究を通して、「研究することとは?」という大きな課題をいただきました。来年度から始まる課題研究に向けて、生徒にやる気が注入された気がしました。
水産科1年生にとっては、ここでしか学ぶことのできない、有意義な時間になったこと間違いなしです!
山本様、篠崎先生、お忙しい中ご対応いただき本当にありがとうございました!
商品の自主回収に関するお詫びとお知らせ(一括表示の欠落)
平素より本校の教育活動にご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
2023年10月28日に本校文化祭で販売いたしました「あゆ魚醤」および「さけ魚醤」の一括表示の欠落があることが判明しました。つきましては、一括表示のない商品を自主回収いたします。なお、商品の品質および安全性には問題ございません。
当該商品をお買上げのお客様にはご迷惑をおかけいたしますことを深くお詫び申し上げますとともに、誠に恐れ入りますが、下記窓口までご連絡をくださいますようお願い申し上げます。
記
【対象商品】「あゆ魚醤」「さけ魚醤」
【価 格】 410円 150円 (税込み)
【内 容】「一括表示の欠落」
【販売期間】2023年10月28日
【販売本数】5本以下
今後はさらに商品管理体制を強化していく所存でございますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
【お問合わせ窓口】
栃木県立馬頭高等学校 水産科 0287-92-2009 担当:長山
受付時間:月~金曜日 9:00~16:55
日本学生科学賞優秀賞授賞式に参加しました
令和5年10月30日(月)
栃木県総合教育センターにおいて、第67回日本学生科学賞栃木県大会表彰式が行われ、水産科2年茂垣麻莉愛さん、緑川瀬羅さん、水産科3年廣田晃さんの3名が研究した「さくら市の淡水海綿について」が優秀賞を受賞しました。
3人は水産科実習場の飼育池で淡水海綿を発見したことをきっかけに関心を持ち、水産科生徒が自然の河川で偶然見つけた淡水海綿について研究を進めることにしました。
1年間研究を続け、結果として、カワカイメンであることがわかりました。しかしながら、生活史や形態など、不明なことばかりです。これからも研究を深めていき、更に解明していきたいと思います。
全国産業教育フェアに参加してきました
令和5年10月28日(土)
福井県福井市で開催された全国産業教育フェア「さんフェア福井2023」に全国水産高校の代表として水産科3年大山弘貴さんが参加しました。この全国産業教育フェアは、産業教育に関係する9つの分野の教科が一堂に会して学習や研究の成果を発表するイベントで、今年で33回目を迎えます。9つの教科とは、農業・工業・商業・水産・家庭・看護・情報・福祉・総合学科です。大山さんは8月に行われた全国水産海洋高等学校意見体験発表会において見事全国1位となり、水産部門を代表して発表することとなりました。
全体の4番目に発表した大山さんは、水産の全国大会から2か月程度ぶりの発表であったことを感じさせないくらい堂々と発表しました。各教科いずれも選ばれた代表生徒ばかりの中で、緩急を織り交ぜながら、時には熱く、時にはしっとりと情感を込めながら壇上から語りかける姿は、ほぼ満員の会場の皆さんの心をひと際惹きつけたように感じました。
発表会の最後に行われた表彰式は、9つの教科を代表して、大山さんが賞状を受け取りました。理由は「一番信頼性が高いから」とのことでした(笑)。
福井県からバトンを受け、来年は栃木県において全国産フェアが開催されます。水産分野も馬頭高校が担当になります。来年度に向けて、準備を進めていく予定です。
水産感謝祭を開催しました
10月20日(金)に本校実習場にて水産物の収穫を祝うとともに、学年間の交流を図り、水産科生徒の親睦を深めることを目的に水産感謝祭を開催しました。
お昼にふるまうカレーや鮎の塩焼きの準備は3年生が行います。普段の実習やイベント運営の成果からか、慣れた手つきで滞りなく準備を行うことができました。
学年対抗マッチでは、金魚すくいや釣り、ニジマスのつかみ取りのほか、池上押し相撲が行われました。
〈金魚すくい〉3年生が70匹の金魚をすくいあげ、圧倒的な強さを見せました。
〈釣り〉 3年生が14匹、2年生が7匹、1年生が14匹のニジマスを釣りました。
〈押し相撲〉 11試合が行われました。生徒同士の試合のほか、生徒対教員の試合も行われました。池に落ちた生徒のためにお風呂が用意されました。
イベントを通して、生徒同士の親睦を図ることができました。学校祭で水産科共同での出店を行うため、水産科のチームワークを活かしてほしいです。
10月18日(水)水産科1年生による河川調査
10月18日(水)1年生水産科は那珂川の大松橋右岸で河川調査を実施いたしました。
まず初めに、川の様子や水質調査を行いました。水質調査記録用紙に生徒たちは水の色やにおい、川にごみがあるか、川底の感触など調べ、記入しました。検査キットを用いて、phやCODなどの水質分析も行いました。
後半は実際に川に入り、生き物調査を実施しました。ヒラタドロムシ類やタニガワカゲロウ類、シマイシビルなど様々な生物を発見することができた生徒たちはとても嬉しかったのではないでしょうか。
生徒はとても一生懸命に活動を行い、いい調査ができたと感じます。来年に控えています、課題研究への1つの材料として今回の調査が役に立てばと思います。
水産科1年生が海洋実習で茨城海洋高に行ってきました
9月28日から29日にかけて、水産科1年生が海洋実習を実施しました。
海洋実習は茨城県立海洋高等学校の協力のもの行っている行事で、新型コロナウイルスの影響もあり、4年ぶりの実施となりました。
いつもとは違う海での実習ということもあり、生徒は期待と不安の表情でいっぱいでした。
1日目の午前中は「カッター」とい手漕ぎのボートで、クラスが2艇のカッターに分かれ、海洋高校の生徒と一緒に、12名で漕ぎました。グリップの握り方や漕艇方法など何も分からない中でのスタートでしたが、海洋高校の先生や生徒さんが丁寧に教え、励ましてくれることで、最後までやり遂げることができました。
午後は海洋高校さんが所有する小型船舶に乗船し、イルカを見に行きました。その道中にも、船の装備や安全管理について教えていただき、船酔いに耐えながら楽しい時間を過ごすことができました。
2日目は、ダイビング実習です。
海洋高校には日本の高校でも珍しい水深10mの潜水プールがあります。ダイビングの基本的な技術の復習をし、素潜りでいざ水深5mへ!普段の学校生活では目にすることのできない光景に、生徒は大喜び!またダイビング機材を背負って、水深10mまで行かせていただきました!
実習が終わった後に生徒に感想を聞いてみると、みな口を揃えて「楽しかった!」とこれまでにない表情で答えてくれました。
2日間の実習を通して、安全管理や集団行動、そして諦めずに取り組むことの大切さを学んだ生徒たち。今後の活躍を期待するしかありません。
今回の実習にあたり、ご協力いただきました茨城海洋高校の先生、そして生徒のみなさん。本当にありがとうございました!
チョロンチーノ活動報告~缶詰完成しました編~
9月26日(火)
私たちチョロンチーノが試作を重ねてきた、「チョウザメペペロンチーノソース缶詰」を、水産科3年生の力をかりて製造しました。
今回の缶詰を作るにあたり、県内でチョウザメ養殖を行っている「渡辺正弘」さん、「株式会社加藤工業所」さんから加工する身をご提供いただきました。本当にありがとうございます。
また調理の過程でキーポイントとなる玉ねぎは、本校で農業を教えてくださっている「平石厚夫先生」からご提供いただきました。
感謝しかありません。
予定していた時間を過ぎてしまいましたが、無事に缶詰が出来上がりました!
9月27日(水)
チョウザメペペロンチーノのラベルが完成し、中荒井先輩が届けてくれました!
私たちがイメージしたものが、想像以上のかたちになって完成したことに感動しました。
中荒井先輩、本当にありがとうございました。
また先日取材に来てくれた「ちゃんねる鰐」さんのYouTubeに私たちの取り組みがアップされました!
とても素晴らしい内容に編集されていますので、ぜひ足を運んでみてください!
https://www.youtube.com/user/WANIVSPBAO
先輩方、また多くの方の力をかりてこの缶詰が出来上がりました。
大会まであと1週間、全力で走り切ります!
水産科1年生の実習でスケッチを行いました!
9月27日(水)
本日水産科1年生が実習で取り組んだ内容は「スケッチ」!
講師に本校卒業生の瀧澤大倭さんをお迎えして、スケッチの基礎を教わりました。
瀧澤さんは、在学中に課題研究の授業で「リバーマップ」を作り上げた生徒で、水産科創設50周年のイラストなども手がけてくれました!
瀧澤さんが手がけたイラストを見て、驚きを隠せない生徒たち。今日はとてもよい実習ができそうな予感がします。
今回は「ギバチ」という魚をグリット線を用いてスケッチすることになりました。
生徒たちはホワイトボードに映る瀧澤さんのスケッチを参考に取り組んでいきます。グリット線があることによって、どのくらいの大きさで、どこから書き始めるのが良いのか、生徒たちは何の抵抗もなく書き始めている様子でした。私たち教員にとっても、とても参考になる時間でした。
生徒たちはとても真剣に取り組み、とても素晴らしいスケッチが完成しました。
今回学んだことを活かして、今年度のスケッチコンテストにチャレンジしてみようと思います。
瀧澤さん、ありがとうございました。
令和5年度日本水産学会秋季大会高校生ポスター発表で日本水産学会大会委員長賞を受賞しました。
9月20日(水)に宮城県仙台市の東北大学で行われた令和5年度日本水産学会秋季大会の高校生ポスター発表に水産科3年生の廣田晃さんが参加しました。
「武茂川の堆積土除去工事に併せて実施された多自然川づくり」というタイトルです。
内容は近年の治水工事による河川環境の変化と水辺の生物がすみやすい環境を守るためにどのようなことに配慮して河川管理を行えばよいかについての調査、そして工事の際に出る巨石をどう残して自然らしい川を造るかという活動についてです。
令和元年から本校水産科の課題研究の河川環境班が取り組んできた内容も含めたものです。
残念ながら研究というほどのデータは取れていないのがこの研究の課題ですが、活動全体を通した注目度は高く、発表を聞いていただいた先生方からはおおむね良いお言葉をいただきました。
そして結果は、「日本水産学会大会委員長賞」をいただくことができました。(最優秀賞相当)
馬頭高校周辺の武茂川や那珂川のようなセグメントⅠにあたる中流河川の河川環境を保全するためには、一定割合以上の巨石が必要だと思います。護岸や砂防、床止め、ダムなどの影響により巨石の供給が減少し続けている状況ですので、河川工事で出てきた巨石は良い河川環境を作るためにも、治水の面でも効果的に残す必要があると思います。
良い河川環境が無ければ、魚など水生生物も減り、内水面漁業も元気を失います…。
SDGsな内水面漁業にするためにも、清流「那珂川」、「武茂川」を将来に残していけるよう、研究や活動を続けていきたいと思います。
研究や活動にご協力やアドバイスをいただきました、栃木県河川課や栃木県水産試験場、水産技術研究所の坪井さん、日本大学理工学部の安田先生、近自然河川研究所の有川さんをはじめたくさんの方々の御協力でこの研究が続けられたと思います。ありがとうございました。
今後ともご指導やご助言をよろしくお願いいたします。
チョロンチーノ活動報告~活動PR編~
本日も卒業生の力を貸していただくことになりました。
本校卒業生で、現在生き物系YouTuberの「ちゃんねる鰐さん」にチョロンチーノの活動をPRしてもらえることになりました。
お忙しい中、テレビ電話を活用して直接お話をさせていただきました。
フィッシュ缶グランプリの概要や作成しているチョウザメのペペロンチーノ風パスタソース缶の現状について説明しました。私たちの思いである「#キャビアだけがチョウザメではない」「#チョウザメの身のおいしさを多くの人に知ってもらいたい」を鰐さんの力を借りて発信してもらうとともに、私たちもフィッシュ缶グランプリで優勝できるよう、残り短い期間ではありますが、試作やラベル開発に力を注いでいきたいと思います。
私たちの活動の様子が今後アップされていくので、ぜひYouTubeやインスタに足を運んでみてください。
https://www.youtube.com/user/WANIVSPBAO
https://www.instagram.com/wanivspbao
また私たちチョロンチーノのインスタも開設していますので、のぞいてみてください。
https://www.instagram.com/choron.chino
チョロンチーノ活動報告~缶詰ラベルの作成編~
LOCAL FISH CANグランプリの決勝大会に向けて、試作を続けているチーム「チョロンチーノ」の3名。
この日は本校卒業生で、現在デザイナーとして活躍している中荒井先輩に来校いただき、ラベルのデザインについてアドバイスをいただきました。
中荒井先輩は、在学中に本校で製造・販売している魚醤のラベルを作成した方です。
アドバイスをいただく中で、魚醤ラベルのモチーフ(アユは清涼感を持たせるため寒色系に、サケは婚姻色をイメージさせる暖色系に)や手に取っていただくための工夫点(文字の大きさやフォント)について、高校生に分かりやすく教えていただきました。
現段階のイラストについても細やかなアドバイスをいただきました。
ターゲット層や価格に見合ったデザインなど、新たな視点も加えて直しているところです。書き直したデザインについて、今後も継続してアドバイスをしていただけるとのことで、本当に感謝です。
お客様に満足していただけるラベルになるよう、より一層頑張っていきたいです!
中荒井先輩、ありがとうございます。そして今後ともよろしくお願いします。
水産科3年大山弘貴さん 栃木県教育長への表敬訪問に伺いました!
令和5年9月1日(金)
水産科3年大山弘貴さんが小島校長、指導担当の田中教諭とともに栃木県教育委員会を訪れ、阿久澤栃木県教育長を表敬訪問しました。
先日行われた「第9回全国水産・海洋高等学校産業教育意見・体験発表会」における「最優秀賞・水産庁長官賞」受賞と、10月末に福井県にて開催予定の「全国産業教育フェア福井大会2023」に、全国水産・海洋高校の代表として参加する報告に伺いました。
まず初めに本校小島校長から最優秀賞ならびに水産庁長官賞受賞に至る経緯の詳細と大山さんの紹介がありました。続いて、本人が発表内容について説明し、その後、阿久澤教育長からご挨拶と祝福のお言葉を頂戴しました。
阿久澤教育長は、ご挨拶の中で、昨晩のとちぎテレビでチョウザメの缶詰づくりに取り組む水産科生徒の活動が放映されたことや小説「ナカスイ」を読まれたことなど本校水産科についても詳しく触れられ、本校について深くご存じであることに深く感銘を受けました。
大山さんは、阿久澤先生をはじめ教育委員会事務局の方々に対して、緊張しながらも自分の発表とそれにまつわるエピソードをしっかりとお伝えすることができました。大山さんの説明を受けて、教育長からは、大山さんが研究に取り組んだ「淡水二枚貝」に関する様々な質問をいただき、大山さんは一つ一つ慎重に考えながら説明していました。また、進路について聞かれ、大学へ進学し内水面に関するより専門的な研究を行うことや水産の高校教員免許取得を考えていることなど、将来の目標をしっかりと答えていました。
最後は水産庁長官賞の賞状を中心に記念撮影を行いました。あっという間の15分でしたが、大山さんにとっても、馬頭高校にとっても大変光栄な機会を頂戴し、大変お忙しい中お時間を割いていただいた阿久澤教育長をはじめ、関係の皆様方に厚く御礼申し上げます。大山さんの高校生活はまだまだ続きます。この貴重な体験を糧に大山さんのさらなる躍進を期待せずにはいられません。
「LOCAL FISH CAN グランプリ2023」の決勝大会進出が決まりました!
「LOCAL FISH CAN グランプリ」(https://localfishcan.com/)とは、高校生がLOCAL FISH(地域の課題魚)を利用したオリジナル缶詰を開発し、競い合う大会です。
この度、水産科3年、佐藤凛さん、廣田晃さん、渡辺楓真さんが「チョウザメのペペロンチーノ風パスタソース缶詰」で挑戦し、見事決勝大会への切符をつかみ取りました!まだ試作の段階で、これから多くの方々と協力しながらより良いものにしていきます。
またこの活動に関するインスタグラム(#チョロンチーノ)を開設しましたので、よかったら足を運んでみてください。
決勝大会は10月8日に東京で行われます。その日まで全力で頑張ります!
水産科3年大山 全国水産海洋高等学校意見体験発表会 最優秀賞 受賞!
7月3日~4日にかけて長崎県長崎市で行われた「令和5年度 全国水産・海洋高等学校 産業教育意見・体験発表会」において、関東・東海地区代表になった本校水産科3年生の大山弘貴君が「最優秀賞」に選ばれました!
全国大会は全7地区の地区大会を勝ち抜いた代表で行われ、これまで学校生活で体験したことを7分間でスピーチする大会です。
大山君は、「淡水二枚貝の保全から見えたもの」と題して、1年生のときから取り組んできた淡水二枚貝の保全活動を通して、生き物を守ることや人との共存の難しさを感じながらも、生き物の力強さを感じ、今後の人生において保全活動の在り方を考えていきたいという内容でした。
内容もさることながら、堂々と発表する大山君の姿に多くの人々が感銘を受けたことと思います。
全国大会で最優秀賞を受賞するのは、平成23年にチョウザメの課題研究について発表した清野さん以来、12年ぶりのことです。
この後、10月28日(土)29日(日)に実施される第33回全国産業教育フェア福井大会で全国の水産高校の代表として発表をします。
大山君、本当におめでとうございます。
2年生が磯調査を実施しました!
6月6日、茨城県ひたちなか市の平磯海岸で水産科2年生が磯調査を実施しました。
海とタイドプール(潮が引いた後に残る海水のたまり)それぞれの水温や塩分濃度などを分析した後、タイドプールに残された水生生物の調査を行いました。干潮で潮が引いた岩礁にはワカメやマクサなどの多様な藻類が繁茂しており、水産生物の生息場所になっています。生徒たちは岩礁地帯の環境の多様性を目にすることができ、そこに住む海の生物の豊かさにふれることができました。
今後は「総合実習」において、分析結果の考察や捕獲生物の調べ学習を行い、実習の理解を深めたいです。
しもつかれ博に参加しました。
2月4日(土)にミナテラスとちぎ(宇都宮市)にて、「とちぎの食文化調査研究発信事業イベント しもつかれ博-探る ”千年フード”-」が開催されました。
本校から3名の水産科生徒が参加し、水産科2年生21名が作った「馬頭高校のしもつかれ」を販売しました。
おにおろしを使って大根と人参をおろし、サケの頭は焼いて香りを立たせたこだわりのしもつかれは、開始22分で完売し、馬頭高校のしもつかれの人気の高さに驚きました。
午後にはパネルディスカッションが行われ、民俗学の専門家や有名ホテルの料理長とならんで、本校卒業生でしもつかれ缶の考案者である小林優作さんがパネリストとして参加しました。
イベント後、小林さんから参加した生徒たちに向けて、「やりたいことは全力で取り組むように」などとアドバイスをいただくことができました。
漁具作りのために竹細工を学びました!
1月20日(金)
水産科実習場にて、那珂川町竹芸会の芳賀様ご夫妻から竹の基本的な加工方法について教えていただきました。
まずは孟宗竹と真竹の違いについて教えていただき、なたで36等分することから始めました!
なたの刃が曲がって入ることで、竹の断面が斜めになってしまうなどただ割るだけなのに苦戦中です。
36等分した竹は、表面を薄く残すようになたで削っていきます。作業の難易度はあがり、当たり前ですがうまくいきません。芳賀様にアドバイスをいただきながら、少しずつ慣れていきました。これまでの作業を上手にできるようになるまでには、かなりの回数を重ねないと・・・と思うばかりです。
後半は、室内にて編み方の練習をしました。今回は6角形の形ができる六つ目網を教えていただきました。
最初はどの順番で編んでいくかわからず、言われた通りに手を動かしていた生徒たちですが、作業が進むにつれて自分で感覚をつかみ、どんどん編んでいきました。
今回は煮魚を作るときに活躍する道具を作りました。
芳賀様、本日はお忙しい中、馬頭高校に足を運んでくださり本当にありがとうございました。
本日学んだことを活かして、網作りを進めていこうと思います。
馬頭高校しもつかれ缶詰リニューアル大作戦!
1月12日(木)に大田原市にある創作料理「たわら寿(ことぶき)」の遅澤ご夫妻と、しもつかれブランド会議の青栁様をお招きし、本校実習場で水産科2・3年生がしもつかれについて学びました。
青栁様からはしもつかれの歴史や意義、しもつかれブランド会議の活動について、また遅澤様からは調理法や作り手側の思いについて学びました。
しもつかれは、各家庭ごとの歴史や味があり、「多様性」に富んだソウルフードであると言えます。150年の歴史ある伝統食を後世に引き継いでいくお手伝いができたらと考えています。
3年生はまもなく卒業です。本日、遅澤様から教わったポイントを活かしながら、今後は味の後継者である2年生の佐藤くん、廣田くんを中心に、“馬頭高校のしもつかれ”を作っていきたいと思います。
遅澤様、青栁様貴重なお話と熱心なご指導をありがとうございました。
~馬頭高校しもつかれ販売します~
2月4日(土)に宇都宮インターパークの「ミナミテラスとちぎ」で開催されるしもつかれ博に本校卒業生でしもつかれ缶を開発した小林君がパネリストとして出演します。また今回の実習を受けて、リニューアルしたしもつかれを販売いたします!興味のある方は、ぜひ足を運んでください!
水産教育講演会が行われました。
1月11日
本校会議室で水産科の生徒を対象に、水産教育講演会が行われました。
今年度の講師は、元馬頭高校水産科の教員である吉田宰様をお招きし、「課題研究から学ぶ」というテーマで講話をいただきました。
吉田先生は、本校のウナギ研究の第一人者であり、現在も帝京大学にてウナギの研究を継続していらっしゃいます。講話の内容は、ウナギのみならず、これまで馬頭高校水産科の卒業生が築き上げてきた研究の歴史について、生徒たちにわかりやすく、また今後課題研究の授業へのエールをいただくような内容でした。
今年も冬の味覚ができました!
さかのぼること約2週間前。
12月8日。
水産科実習場で今年も馬頭高校の冬の味覚「フレッシュキャビア」の加工が行われました。
今年も水産科3年生、15名の力を借りました。
念入りに自分自身とチョウザメの消毒を行い、作業開始です。
約8キロの個体から、1キロの卵巣が取れました。
優しく卵巣をこして、キャビア1粒1粒にし、ピンセットで不純物を取り除きました。
チョウザメ、生徒の頑張りもあり、無事に40瓶の製品が出来上がりました!
今年は数量限定で一般販売も行います。25グラム入りで6500円になります。
興味のある方は、馬頭高校水産科までご連絡ください。
年に一度の販売です。ぜひご賞味ください。
また、今年も那須にあります「四季の館 風の杜」で本校のキャビアが提供されています。足を運んでいただき、一流シェフの料理を堪能してみるのもいいかもしれません。
問い合わせ先
馬頭高校水産科 担当 長山 0287-92-2009
0からマルシェ(しもつかれブランド会議応援)に参加しました!
12月4日(日)
日光市さがみや大沢店で開催された「0からマルシェ」に水産科3年小川君と古澤君の2名が参加しました。本校で製造したしもつかれ缶詰を「しもつかれブランド会議」ラベルで、地元の皆さんに販売しながら学校PRもさせてもらうことが目的です。日光市のフレンチレストラン「Girouette」様の協力で「しもつかれ入りおいなりさん」も販売しました。とても美味しくお客様にも好評でした。しもつかれブランド会議の皆様にご指導を受けながら参加者2人も頑張っていました。卒業生の小林優作君も一緒に販売してくれて、とても有意義な時間を過ごすことができました。小池校長先生も応援に来てくれ、とても盛り上がりました。今後もしもつかれブランド会議さんと連携を取りながら、郷土料理「しもつかれ」を価値ある食品としてアピールしていきたいと思います。
「0からマルシェ事務局より」下記リンク先をいただきました。当日の様子が閲覧可能です。
【動画】 https://youtu.be/TtZLqei1T5Y
【写真】 https://firestorage.jp/download/f9c2dcff2f8c6abeceb855ec99b82ed1f02ca504
しもつかれのラベルかっこいいです。
左側から水産科3年小川幸宏君、古澤玲央君、OB小林優作君(帝京大学)
画面右上のしもつかれ文化のポスターは渡辺祐亮様から頂き実習場に展示します。(検索:農民イラスト)
最後のじゃんけん大会買ったら割引・・勝っちゃダメでしょ小川君!
出店した皆様との集合写真
サケの採捕採卵を実施しました。
11月17日(木)
水産科3年生がサケの採捕採卵実習を行いました。今回の調査は実習場横の武茂川で、投網と釣りを用いて行いました。
ここ数年は、武茂川ではサケの遡上がほとんど確認できておらず、昨年の採捕採卵実習では1匹もサケを捕獲することはできませんでした。しかし、今年はサケの遡上を数匹確認することができ、1匹のサケを捕獲することができました!
今回はメスを捕獲することができなかったため捕獲したオスは馬頭高校名物の魚醤に加工する予定です。
ここ数年サケの遡上があまり確認されていないので、来年度からは河川環境の改善に力を入れていきたいと思います。
大田原高校SSH中間発表会におけるポスター発表
11月8日(日)
栃木県立大田原高等学校からSSHの中間研究発表会のご案内と発表参加のご依頼をいただき、本校水産科2年生半田大輝さんが参加してきました。
半田さんは過日行われた校内水産科生徒と研究発表会で2位となりました。1位のグループが県代表として関東東海地区大会に出場することもあり、本校代表として半田さんに白名の矢があたりました。
半田さんの研究は「栃木県における微小貝類の採集と観察」というタイトルで、県内のいたるところで採集してきた小型の腹足類について、研究・観察をしてきたことをまとめたものです。
発表は予め作成・送信していたポスター資料を事務局に掲示していただき、見学者が自由に閲覧に回り、各ポスターごとに発表者が説明するという形式でした。
半田さんは何度も訪れる見学者に対し、ポスター以外のことにも触れながら丁寧に説明していました。また、実際にさまざまな種類の貝殻を展示し、見学者に直接触ってもらいながら臨場感を持たせるように工夫していました。
さらに、大田原高校の生徒さんの研究は極めてバリエーションや個性に富んでおり、普段水産科では感じることのできない研究熱のようなものも感じでいました。今後の半田さんのさらなる研究に生かしてほしいと思います。
最後に半田さんのコメントを紹介して報告とします。
「こんなにしゃべったのは記憶にない。明日声が出ないかも。」
水産科2年生、海に行く
場所は、茨城県ひたちなか市平磯海岸です。
ちょうど11時に干潮を迎え、しかも-7センチという絶好のコンディション。
なかなか広大に干出した岩場で、水質調査と生物調査を行いました。
時間の都合上、生息を確認した生物は写真に撮り、水質調査の結果とともに後日まとめることになっています。
予想以上の大収穫で、みんな大いに興奮していました。やっぱり、海はすごい。
羽田ミヤコタナゴ生息地で小学生との交流学習を実施しました
今年度初めての交流学習ということもあり、まずは「お互いを知る」ことからはじめました。オリエンテーションで行った「私は誰でしょう?」というゲームでは、自分の背中に表示された生き物の名前を、友だちにヒントをもらいながら当てるゲームです。高校生は児童たちに分かりやすくヒントを出したり、優しく話しかける姿があり、とても頼もしく、普段の学校生活では見ることのできない3年生の姿に感動してしまいました。その後、羽田沼とミヤコタナゴ生息地に棲む水生昆虫や植物の採集を行い、身の回りの自然の豊かさを改めて確認することができました。
今年度は全5回の実施を予定しています。小学生との交流を通して、生徒たちの今後の成長に期待します。
水産クラブ総会を実施しました
水産クラブは3年生15名、2年生20名、1年生11名の計46名から構成されます。
昨年度50周年記念式を無事終え、新たな水産科を築いていくため、水産への思いと少人数ならではのチームワークを生かして、楽しく過ごしていきたいと思いました。
水産クラブ役員の皆さんです。
水路清掃を行いました
地元水利組合の方にもお手伝いいただき、水路に溜まった泥をひたすら上げました。1年間で溜まった泥はすさまじく、日々の管理の重要性を実感する良い機会となりました。
本校卒業生 本年度東京海洋大学合格
この入試は専門科高校卒業生を対象とした選抜で、高度な知識・能力が問われる厳しい選考試験を突破し、本校卒業生として初めて国立大学法人東京海洋大学に合格しました。今後の活躍を大いに期待しています。
「沼にハマってきいてみた サーモン沼」再放送決定!!
詳細は以下の通りです。見逃した方は是非ご覧ください。
なお、小林君の「しもつかれの研究」は、関東・東海地区生徒研究発表会で見事3位となりました。
2022年1月3日(月)18:55〜19:25
NHK Eテレ 「沼にハマってきいてみた サーモン沼」
冬のご馳走できました。
12月13日にキャビアの採卵実習を行いました。
本校ではオオチョウザメとコチョウザメの交配種であるベステル種というチョウザメを飼育し、採卵しています。
採卵方法は腹を切開し、卵巣ごと取り出します。取り出した卵巣から卵を分離させ、不純物を取り除き、岩塩を加えます。塩分は9%程度加えるのがメジャーですが、本校では3%で行っています。一般的に流通しているキャビアは低温加熱・高塩分(8~9%)で処理されたパストライズキャビアですが、本校では非加熱・低塩分のフレッシュキャビアとして販売します。今回の実習では約12kgの個体から約1.5kgのキャビアの採卵に成功しました。
キャビアは本校の目玉商品の1つのため、今後も研究を継続してより効率的な養殖方法を模索したいと考えています。そして、もっとたくさんの人が気軽にキャビアやチョウザメも魅力を知ってもらえるように努力してまいります。
ありがたいことに出来たキャビアは、県内のホテルに出荷予定で、すでに完売となりました。興味のある方は、ぜひ「ホテル四季の館那須」や「日光金谷ホテル」に足を運んでみて下さい。
加工に協力してくれた水産科3年生の皆さん、本当にありがとうございました!
キャリア形成支援事業・・・鮎のオイル煮のピザづくり
本校では、鮎を使った食品を商品をいくつか製造しており、同時にその商品を使ったアレンジレシピを考えています。その中で鮎のオイル煮をピザに使ったらおいしいのではないかと考え、今日の実習製品である鮎のオイル煮を使ったピザ作りを行いました。
ピザ作りでは、地元貢献でピザ作りを行っている地元企業の株式会社鈴木建設さんにご指導をしてもらいました。鈴木建設さんが持ってきてくださったピザ窯は、大谷石で作られたとても本格的なものでした。鮎のオイル煮を使ったピザは、鮎のオイル煮のハーブ、オリーブオイルがピザとの相性がよく、とても美味しく焼き上がりました。
生徒の中には、オリジナリティ溢れるピザを作っている者もいました。
羽田ミヤコタナゴ生息地の生き物調査を実施しました。
今年はコロナウイルスの影響もあり、9月にリモートで顔合わせをしただけでしたので、羽田小学校4年生12名と馬頭高校ミヤコタナゴ班3名は初対面でした。小学生の元気に助けられ、自己紹介もスムーズに進みました。3班に分かれ、いざ調査開始です。
「ここに水路があるんだね」
「水路の横、歩けるんだ」
「こんな大きな魚がとれたよ」
小学生はここには書き切れないほど、たくさんの”発見”があったようでした。残念ながらミヤコタナゴの姿を見ることができませんでしたが、多くの生き物が観察でき、生き物だけではなく、羽田生息地についても知ってもらうことができたと感じています。
来年度以降も継続して交流、調査を行う予定です。羽田の地にミヤコタナゴが帰ってくるまで、がんばります!
しもつかれ講演会
私達も、地域活動を積極的に行い地元や水産科をもっと盛り上げたいとインスピレーションを受けました。
馬頭中学校の1年生が実習場に来てくれました!
11月18日に馬頭中学校との交流活動を行いました。
馬頭中学校の1年生の皆さんに実習場に来ていただき、実習池やビオトープ、武茂川の説明をしました。中学生は、普段見ることの無い生物に興味津々で楽しく見学していただく事が出来ました。武茂川では、サケの遡上も確認でき、那珂川町の豊かな自然を再度認識してもらうきっかけになったと感じています。
また、しもつかれの研究とピラルクーの研究(21世紀を切り開く新たなる挑戦)の2班による課題研究の紹介も行いました。
新型コロナウイルスの影響もあり、久しぶりの交流活動となりましたが、馬頭高校水産科の魅力をしっかりと伝える事が出来てよかったです。水産科は特色のある学科ですが、地元からの進学者は減少傾向にあります。そのため、地元の小中学生にもっと水産科の魅力をPRし、馬頭高校に通いたいと思ってもらえる様に努力したいです。
3年水産クラブ 小林
サケの採卵実習
生徒は、許可が下りているルアーや投網を手にしてサケを漁獲しに武茂川に行きました。しかし、今年のサケの遡上量が少なかったことや、河川工事による水の濁りであまり姿を見ることはできませんでした。数匹確認できることはできましたが、漁獲することはできなかったため、今回採卵実習をすることはできませんでした。
採卵はできませんでしたが、幸い遡上しているサケを確認することはできたので自然産卵に期待したいと思います。
水産科創設50周年記念式典
本来であれば、卒業生を多数お招きしてみんなでお祝いしたかった創設記念行事でしたが、コロナウイルス感染症予防という止むにやまれぬ事情により、校内のみの開催となりました。それでも、草創の時期から水産科職員としてご尽力くださった旧職員の皆さんにご来賓としてお越しいただくことができ、本当にうれしく思いました。
記念行事の内容を以下に示します。
記念式典 国歌静聴 校長式辞 同窓会長祝辞 水産クラブ長挨拶 校歌静聴
記念講演会 講師 国立研究開発法人 水産研究教育機構中央水産研究所
内水面研究センター漁場研究グループ研究員 坪井潤一 氏
題目 『個性を未来へSDGs』
記念感謝祭 会場 水産科実習場 会食・交流イベント
『水産科創設50周年記念式典』
記念式典 同窓会長祝辞
来賓一覧 左から大金会長 佐藤元校長 笹沼前校長 吉田元教頭 鈴木碧海 水産クラブ長あいさつ
大金先生 鈴木先生 岡先生 講師坪井氏
『水産科創設50周年記念講演会』
国立研究開発法人 水産研究教育機構中央水産研究所
内水面研究センター漁場研究グループ研究員 坪井潤一氏 講演
式典に引き続き、かねてより本校水産科に様々なかたちでご支援をいただいている日光支所の坪井先生を講師として記念講演会を開催しました。坪井先生は水産科創設50年という節目に、2030年までの到達目標であるSDGsへの取り組みをキーワードにして、「これからの50年はあなたたちが築いていくのです」という本校生徒に向けた強いメッセージを下さいました。同時にそれは馬頭高校水産科が今後進むべき50年についての命題ともいえるのではないかと私たちの心に突き刺さるものでもありました。
先生がこれまで取り組まれてきた多数の研究活動の中から魚釣りを題材にした研究の内容を取り挙げ、水産科生徒が夢中になっているブラックバスや渓流魚の釣りが学術的にも注目され、社会的な意義があること、釣られる魚にも個性があることなどを詳細な研究データをもとにご解説されました。『個性を未来へ』を標榜するSDGsにおいて人と違っていたとしても胸を張り、一人ひとりできることを行っていくことが未来をつくっていくのだと訴えかけられました。軽妙な語り口の中にユーモアが散りばめられ、何より先生ご自身が自然やご家族を愛し、楽しみながら研究を継続されてきたことが伺える内容でした。そして先生の自然や地球や生き物への関わり方こそ、目指すべきSDGsへの取り組みなのではないかと痛感させられました。
先生のご希望もあり講演後に行われた質疑応答では、予定された時間いっぱいまで質問が途絶えることなく続きました。生徒が示した質問の数と熱量こそ、坪井先生が生徒たちに投げかけていただいた言葉へのリアクションそのものだと感じました。式典の大金同窓会長のお言葉通り、この50周年記念式典に立ち会った本校生徒にとって新たな行動に向けた出発点となることを願ってやみません。坪井先生、本当にありがとうございました。
『記念感謝祭』
水産科実習場に場所を移し、記念感謝祭を開催しました。
旧職員の方々にもお越しいただき、みんな待ちに待った昼食です。今回は50周年記念ということで地元那珂川町薬利に6月オープンした本校卒業生が営むレストラン「Lighten up and Switch 136」のランチボックスをチョイスしました。わがままを言って本校水産科で育てたチョウザメを食材として取り入れていただきました。快くご承諾いただき、素敵なお祝いメッセージ付きのメニュー表をアレンジして下さったLighten up and Switch 136スタッフの皆さま、心より感謝申し上げます。また、本校水産科OBである神山様からブランドマス「頂鱒」を無償で頂戴しました。この素晴らしく贅沢なご馳走を、なんとご来賓で来られた元校長で元水産科主任の佐藤道夫先生がお刺身にしてくださいました。淡水の「マス」とは思えないくらい本当に美味しく、大好評でした。神山先輩、佐藤先生、本当にありがとうございました。
本校生産チョウザメと地元の食材の贅沢ランチ OBご提供頂鱒(いただきます)の刺身
(神山先輩ありがとうございました!!)
本校水産科で育てたアユの塩焼き なんと、15匹も食べた生徒も!!
記念会食が終わり、いよいよ水産科交流イベントの時間です。例年はニジマス釣りとつかみ取りを行いますが、今年は記念感謝祭ということで水産クラブの役員が種目を決め、多くの時間をかけて準備・製作し、3つのイベントを用意しました(下記写真)。結果は大盛況。1年生から3年生まで学年の垣根を超えて、水産科が一つになりました。長年那珂川町広報課からお越しいただいている広報誌の取材の方から「過去最高に素晴らしい感謝祭だった」とお褒めの言葉をいただきました。表彰式では際立った活躍をした生徒には各賞が授与されましたが、3年小林君の保護者の方から賞品を作製・贈与いただきました。皆さん、本当にありがとうございました。
第1種目 竹渡りスピードコンテスト 第2種目 池10メートル誰が早く渡れるかコンテスト
(撮影者↑:小池校長先生ベストショット!)
最終種目 丸池押し相撲横綱決定戦 MVP決定!! F3金井くん 世界で一つ手作りトロフィー授与
(F3小林君のお父さん作 感謝感謝)
炙ってうまし!!馬頭高校水産科の一夜干し
まだ販売については決まっていませんが気になった方は、お目にかかった際には是非お買い求めください。
校内課題研究発表会が行われました
10月15日に校内課題研究発表会を行いました。課題研究発表会では、2,3年生が課題研究の授業時間や放課後の時間を活用し研究した内容について発表します。
ウナギ養殖や魚の「味変」などの飼育研究、河川の調査、PR動画撮影などのフィールドワーク、しもつかれ缶詰やピラルクーバーガーなどの食品開発等、様々な班がありました。
各班ともに工夫されたスライドを用意しており、「どうすれば伝わるのか?」と考え抜いた結果であると感じました。質疑応答も盛んに行われ意見交換の機会にもなりました。
1,2年生は来年以降にも課題研究の授業や発表会がありますので、今年の研究を参考にしてよりよい発表にして欲しいと考えています。
3年 水産クラブ一同
〈結果〉
第1位 しもつかれの研究
『栃木県の郷土料理であるしもつかれを全国区へ!』という目標を掲げ、地元のしもつかれブランド会議と連携しながら、しもつかれ缶詰やしもつかれアレンジ料理に挑戦した内容でした。
第2位 ミヤコタナゴの保全活動
先輩から引き継いでいるこの保全活動も今年で4年目となりました。ついに羽田ミヤコタナゴ生息地内にビオトープを設計し、3年後のミヤコタナゴ放流に向けて動き出しました。
第3位 武茂川の漁場改善プロジェクト~僕たちの悲しき奮闘記~
実習場横を流れる武茂川で石を積み、竹束を沈めアユや多くの魚類たちのために漁場改善に取り組んだ内容でした。今年度は河川工事の影響を大きく受けながらも、奮闘を重ねた取り組みでした。
第1位になりました水産科3年小林くんは関東・東海地区課題研究発表会へ出場します。今年度も新型コロナウイルスの影響でDVD審査となります。昨年に引き続き全国大会へ出場できるよう、健闘を祈ります。
この写真は、開会式で水産クラブ長のかけ声で「気合い」を入れているところです。小林くん、Fight!!
チョウザメの雌雄判別 実習
馬頭高校で作っているキャビアは、実際に馬頭高校で飼育しているチョウザメから採卵しています。キャビアを作るためには、雌のチョウザメを確保する必要がありますが、チョウザメは外見で雌雄を判断する事が困難なため、腹部を切開する方法で確認します。
今回は、比較的大きな個体を実習池から取り出しFA100を使用して麻酔をし、腹部を切開して生殖腺を直接観察する実習でした。チョウザメの皮膚はサメ肌のように硬く、皮下組織が肉厚なためうまく刃がとおらず、苦戦しました。そして、切開した部分は縫合しなければなりません。合計で5匹切開しましたが、それぞれの個々を違う生徒が担当したため、皆硬い皮膚、厚い皮下組織に苦戦していました。しかし、非常に有意義な経験ができたと思います。雌雄判別をした個体には、識別のためにマイクロチップを埋め込みました。
今回雌雄を確認した個体は、3~4年後に抱卵し、キャビア用として加工されます。今年もキャビアの季節がやってきます。果たして今年の出来栄えはいかがなものでしょうか。
水産科3年生 水産クラブより
水産科2年生 アユの魚醤漬干し
久しぶりの食品実習でしたが、生徒達は楽しそうに、またしっかりと作業をしました。味はいかがだったでしょうか!?感想を聞かせて下さい!
↑背開きの方法を学習中
↑練習中
↑上手く背開きができました!
↑これから乾燥機にかけます
食品製造 鮎の缶詰作り
鮎を捌く工程では最初苦戦するも最後は上手に捌けるようになりました。生徒たちがテキパキ動いてくれたおかげで、たくさんの缶詰ができることと思います。
生徒たちが一生懸命作った缶詰が販売されますので乞うご期待ください。
しもつかれを世界に ~Eテレ放送あり~
小林君は栃木県の郷土料理「しもつかれ」を世界の人に知ってもらいたいという思いで缶詰にして発売しようと考えたそうです。
「しもつかれ」とは、鮭の頭と大豆、根菜、酒粕などを煮込んだ料理です。高校の近くの那珂川にはサケが遡上するためサケの有効活用ができないかと考えたのがきっかけだったそうです。
詳しくは、以下で放送されますので是非ご覧ください。
NHK Eテレ「沼にはまってきいたみた」 (サーモン沼)
10月6日(水) 午後6時55分から放送予定
水産科2年生がインターンシップに行ってきました。
学校では決して学ぶことのできない、現場での体験を通して少しばかり成長したようにも見える16名です。また来年度の進路選択において貴重な体験となりました。
新型コロナウイルスの心配がある中で、生徒を受け入れ、ご指導してくださった企業の方々、本当にありがとうございました。
水産科3年 課題研究紹介 第1弾~ウナギ完全養殖~
課題研究 ウナギの完全養殖
本校では、過去に3回ウナギの孵化に成功させた実績を元に研究を進めています。
研究では、ウナギの雌雄判別や成熟試験を行ったり、これからはウナギが孵化した際のために、好適環境水を用いた成長速度実験を予定しています。ウナギの雌雄判別では、ウナギの雌雄が外見の特徴から判別出来ないことから実験個体にホルモン剤を投与し成熟させることで雌雄判別をし、ペアを作る行程です。成熟試験は、メスの個体に脳下垂体を投与して成熟させる行程です。
以上がウナギの完全養殖の研究です。
三川又用水路の調査(6月)
水産科2年生が水路の調査を行いました。1回目は5月で、今回の調査は2回目です。この用水路は営農のために使用されている水路で、1年中水が流れている訳ではありません。そのため季節ごとに生物相や環境が変化するので、その様子を観察するために調査を行いました。
1回目の調査は、水路の水を引いたばかりで魚類はあまり確認できませんでしたが、水路に水を引いて1ヶ月、生物相に変化が見られました。今月は「ドジョウ祭り」と言わんばかりに、様々なサイズのドジョウが観察されました。その他にもコイやオイカワ、ナマズの稚魚などを見ることができました。この先も月ごとに調査を行って行く予定です。
この先どのように変化するのかとても楽しみです。
↑ガサガサ中
↑ガサガサ中②
↑採集した生き物を調べています
ドジョウの採卵実習
最初は採卵の仕方があまり分からず苦戦しましたが、実習を行ってる内に作業に慣れていき上手く採卵することが出来ました。実際に採卵したドジョウは無事ふ化することが出来ました。
初めての体験で嬉しかったです。ふ化したドジョウが無事に成長することを願います。
↑前日ホルモン剤を投与したメスから卵を絞り出し、精子をかけているところです。
↑授精させた卵です。
アユの商品開発
磯調査に出かけました!
6月11日、磯調査を行いました。
はじめは、砂浜で潮干狩りや海水浴をしました。潮干狩りでは、ハマグリや小さなカニなどが採れました。海水浴では、普段海に触れることが少ないので、とても楽しむことができました。
昼食をとった後は、岩礁で生物採集をしました。生物採集では、カニやアメフラシなどを捕りました。僕の友達HさんとOさんは海藻を食べてしまいました。しょっぱくて、こりこりした感じだったそうです。
今回の磯調査では、生物の生態などを学ぶことできました。みんなも磯調査をしてみてください。
水産科フォトコンテスト始めます!
詳しくは、添付してあるポスターをご覧下さい。
ICTを活用した授業
1年水産科の授業で教育実習で来た先生が、先日導入されたタブレットPCを用いて授業を行いました。
授業では、「日本の排他的経済水域が広い理由」という問いにインターネットを用いて生徒たちは能動的に調べ学習を行うことができました。
生徒たちはそれぞれがタブレットPCで調べ、「日本は離島が多く、沖ノ鳥島、与那国島、南鳥島などがあるので、国土面積の割りに経済水域が広い」という結論に達することができました。
教育実習に来た先生が新しい風を作ってくださり大盛況で終わりました。
水産科交流会
水産科の合同交流会を実施しました。
先日、水産クラブ主催の水産科1~3年生合同交流会を行いました。水産科は縦の繋がりを大切にする伝統があるため、年に数回交流会を行いたいと考えています。今回はその1回目で、1年生との交流をテーマに実施しました。
また、今年から縦割り班システムを導入しました。縦割り班では、1〜3年生を8チームに分けたもので、今年度中の合同行事ではこのチームを使い続ける予定です。縦割り班システムを使う事でより仲の良い先輩、後輩作りに繋がると考えたためです。
交流会の内容としては、クイズを中心に行いました。魚や那珂川に関連したクイズや先生クイズなど水産科だからこそ盛り上がれるクイズを作成出来たと考えています。
しかし、多少の準備不足もあり、思っていたようなスムーズな運営が出来ませんでした。水産クラブ主催のイベントは今後も複数実施予定なので、今回の反省を生かしてより良いイベント運営を行いたいです。
水産クラブ3年 小林
動き出す新たな製品制作
~今週の水産科3年生~
本日3年水産科で新たな実習製品の作成を行った。6センチ程度のアユを開き、魚醤で味付けをし、アユの一夜干しを製作した。捌く担当、開いたアユを洗う担当など役割ごとに作業を分けて効率よく製品を作成した。前回同様の製品の試作品を学校の先生方に配布した際、「お酒に合う」や「とてもおいしかった」など好評だったため、製品販売が楽しみだ。
水産科3年 カヌー実習
5月14日(金)に3年生水産科の生徒19名でカヌー実習を実施しました。
天候にも恵まれ、絶好のカヌー日和でした。
八溝大橋からスタートして、那珂川町から那須烏山市まで計4時間12キロの区間でカヌーの実習を行いました。
今年はチンする(ひっくり返ってしまう)生徒が多かった等ハプニングはありましたが、生徒は楽しそうにカヌー操作技術を安全に学ぶことができました。そして、那珂川町から那須烏山の美しい自然を1日身近に感じ、自然の素晴らしさを改めて感じられました。
また、仲間との集団の中での自分の役割や関わり方を学ぶことができました。
終わりにはみんな肌を真っ赤に日焼けをしました。
貴重な体験ができて、生徒は満足そうにしていました。
アユの放流
今回教えていただいたことを、今後の活動に役立てていきたいと思います。水産試験場の方々ありがとうございました!
水産クラブ 大森 小川 佐藤 でした☆
里山のサワガニ取り
生徒21名と教員5名で約1時間程度、計58個体のサワガニが採集できました。今回はあえてピンポイントで生息箇所を見つけるようにするため網を使わず、素手で採集しました。一番たくさん採った生徒は16個体、全くとれない生徒もいました。
生徒の感想には「見方によって採集数に大きな差がつく」というコメントもあり、生物採集の醍醐味も少しだけ味わってくれたようです。県外の東京、神奈川から入学してきた2名の生徒は、学校から歩いてサワガニが捕れる衝撃を口にしていました。
まとめでは、コドラート法という簡易的な生息数を推測する調査法を紹介し、その原理からこの細流には1㎡あたり2個体のサワガニが生息すると想定しました。そして、小さな山の小さな自然に様々な生物が生息し、私たち人間の生活や活動にうまく順応しながら代を重ねていることを生徒たちは体感してくれたのではないでしょうか。同時にそのような自然を知り、自然や生き物に目を向けられる人でいてほしい。そのための勉強をこれから送りましょうと結びました。
水路清掃
アユの塩焼き
作:佐藤 成功例
はじめは一定の太さで削るのが苦戦しましたが、
時間が経って慣れていくうちに上手く削れるようになりました。
次は,アユを串に刺しました。
皆、刺すのに慣れていなくて上手く刺すことが出来ませんでした。
次は、アユを炭火で焼きました。
そして、皆でおいしくいただきました。
午後は、皆でガサガサをしました。
皆楽しく網で生き物を採集し、観察をしました。
水産科1年佐藤、小川、大森でした
サケの放流
2020年11月12日に水産科3年生が行った「サケの採集」にて捕獲したサケから、卵と精子を取り、人工受精にてふ化したサケの稚魚をある程度のサイズにまで成長させ、2021年3月12日に武茂川に約90匹放流しました。
本校におけるサケの放流は、資源の維持を図るという目的で実習として行っています。
サケには、「母川回帰」という、海に降った後産まれた川に戻ってくる習性があります。そのため今回放流したサケは4年後大人になってからまた武茂川に戻ってくるはずです。
しかし、無事に海から産まれた川に帰って来れるのは、良くて100匹に1匹ととても少ないです。なので今回放流したサケ約90匹のうち1匹でも武茂川に戻って来ることが出来れば、大成功と言えます。
サケの放流後、クラス全員で自然に産まれたサケの稚魚を探しました。
たくさんの稚魚を見つけることは出来ませんでしたが、数匹サケの稚魚を確認することが出来ました。
(水産クラブ会長 鈴木)
未来の職業人育成事業 3日目
「オニテナガエビで町おこし」というテーマをもとに、今年度オニテナガエビの養殖に励んできました。
稚エビから育てたエビが親となり、採卵することができました。生存率は低いものの、養殖方法を確立させることができました。
この1年間、大きな成果を残すことはできませんでしたが、確実に前進をしていると感じることのできた1年間でした。
3回目の本事業。今回のテーマは「普及」。
と言うことで、本校で飼育したオニテナガエビが「なかがわ水遊園」で展示されることになりました。
新型コロナウイルスの影響で、生徒たちが直接持参することはできませんでしたが、無事に水遊園に到着。今後も継続して連携を図っていきたいです。
コロナウイルスの影響が少し落ち着いた頃に、ぜひ足を運んでみてください。
↑飼育員さんとオニテナガエビ
↑オニテナガエビの子どもたち
今日の実習(水産科1年生)
1月27日(水)
水産科1年生が実習でアユを捌きました。
今回使用した冷凍アユは、去年の7月に1年生が取り上げ、冷凍したアユです。
小さく、また解凍アユということもあり、難易度は高め。
人生で初めて、魚を捌いた生徒もいましたが、無事成功!
回数を重ね、より一層上達する君たちを楽しみにしています。
水産科1年生 石、積みました
12月16日 実習題目「巨石を積む」
水産科1年生が実習で石を積みました。
なぜ川に石を積むのかと言うと、、、
生きもの豊富な武茂川を目指しているからです。
まずは佐々木先生からレクチャーを受けます。
巨石とは250mm以上の石であり、石があることで魚の餌場や隠れ場ができます。
平らで流れの変化のない川は、生きものにとって餌場や隠れ場が少なく、生きづらい環境です。そのために石を積み、生きものが安心して生息できる川作りをしているのです。
流されない石の組み方や組んだ石による水流の変化について話を聞き、いざ極寒の川へ。
まずはみんなで石拾い。各々目的の石を見つけ、協力して運んできます。
今日はあまりにも寒いので、佐々木先生が極寒の川に手を入れ、石を積んでいきます。
今日は水深が浅いため、石を積んだ効果はこれから春先にかけて分かってくるのではないでしょうか。
釣り人が好む、生物豊富な武茂川になれるか。佐々木先生の挑戦は続きます。
~番外編~
①餃子石と喜んで運んできたおちゃめな生徒
②大きなサワガニをゲット!そのサワガニを飼育しようとしているご満悦な生徒
冬のご馳走できました
12月7日に、馬頭高校、冬の恒例行事となりつつあります、「チョウザメの採卵実習」が水産科3年生12名によって行われました。
11月26日に抱卵個体の確認を行い、加工するために泥抜きを開始。
約12kgの個体から約1.7kgのキャビアを加工することができました。
出来たキャビアはすでに完売となりました。本当にありがとうございます。
もし興味のある方は、本校のキャビアを使用してくれています、
「ホテル四季の館那須」へ足を運んでみてください。
最高の料理があなたを待っています。
↑慎重に腹部を切り開いています
↑取り出した卵巣をふるいにかけています
↑キャビアをきれいに洗浄中です
↑協力してくれた3年生、ありがとう!!
水産科3年永田くんの活動について
永田くんの研究活動は、10/8と10/20に紹介したとおりです。校内発表大会で1位となり、関東東海地区大会に事前撮影の動画で出場し、各校長先生方の審査の結果、2位の報をいただきました。また、20日に掲載しました大田原市自然観察館の展示の様子は、下野新聞の取材を受けて25日の朝刊に掲載されました。
残念ながら、12月14・15日に静岡県焼津水産高校で開催予定の全国大会も事前撮影動画による出場となりました。練習を重ね、校内発表からさらにブラッシュアップして充実した発表ができるよう努力していきたいと思います。
第2回未来の職業人育成事業2日目
11/19(木)
馬頭中学校の実習場見学に合わせて、第2回目の未来の職業人育成事業を行いました。
今回は地元中学生にオニテナガエビを知ってもらい、興味を持ってもらうことを目標に、PRを行いました。
実習場見学も含め、この企画がこの先、地元を担う若者に水産業に興味を持ってもらうきっかけになったでしょうか!?
僕たちと一緒にオニテナガエビの養殖をしてくれる人、大募集中です。
次なる3回目にはオニテナガビを食することはできるでしょうか。養殖奮闘中です。
馬頭中学1年生水産科実習場見学
馬頭中学校の1年生65名が馬頭高校水産科実習場を訪れてくれました。地元を知ろう!という授業内容で高校に目を向けてくれたことにまず感謝です。
今回は3年生12名が、65名を受け入れました。3班に分かれて高校生4人ずつで水産科のことを説明しました。1時間強という短い時間でしたので20分ごとに、Ⅰ活動内容紹介 Ⅱ実習池見学 Ⅲ実習場隣設ビオトープ見学 の3つをローテーションで学んでもらいました。
当日は校長先生にお越しいただいたほか、馬頭ケーブルテレビも取材に訪れてくれました。本校生徒にとっても、自分たちの学校や活動を自分たちで説明する良い機会となりました。中学生は本当に熱心に話を聞いてくれました。この中から何とか馬頭高校水産科に入学してくれるといいなと、真剣にメモを取る中学生を見て思いました。
海洋生物 最後のガサ授業
水産科3年生「海洋生物」の授業で、この授業としては高校最後の水辺のガサガサによる水生生物採集を行いました。水産科実習場周辺の農水路やビオトープにおいて、自由に生物を採集するという授業です。与えられた課題はちょうど一時間をかけて誰が一番多くの種類を捕まえることができるか。水温の低くなったこの時期、どのような水生生物がどこにどのようなかたちで生息しているかを推測し、採集するというものです。採集した後は、用意された各種図鑑をもとに種の同定を行います。採集方法と場所は自分で考えます。一番多くの種類を見つけることができた人に豪華賞品をプレゼントするという人気企画です。
結果、クラス全体で合計41種類の生物を採集、同定できました。種は間違いなく違うけど同定できなかった生物もいましたので、実際にはもっと多くの種類が見つかっていたのかもしれません。内訳は次の通りです。
甲殻類3 アミメカゲロウ1 カゲロウ3 カメムシ3 カワゲラ2 トビケラ1 コウチュウ2
トンボ9 ハエ類1 軟体動物5 両生類2 魚類6
このうち、両生類でカジカガエルおよびヤマアカガエルが捕れるのはこの時期ならではであることと、山間部であることを示しているのかもしれません。魚類はカジカとアブラハヤが捕れました。アブラハヤは最近姿をなかなか見ることができなくなりました。レッドデータブックで栃木県では要注目となっていますが、より上位にしてもよいのではというくらい数が減りました。武茂川系の水路にいたことが非常に良かったです。
今回の授業は2つのことを示してくれたと思います。ひとつは八溝の自然が豊かであること。この短時間でこれだけの種類が見つかるということ。希少な種も含まれること。改めてこの自然を大切にしたいです。もうひとつは、生徒の知識と経験と技術。3年間で様々なことを学び、教員のアドバイスを受けずに41種を集めることができたことを頼もしく思いました。ちなみに、最も多くの種類を見つけたのは3人で、それぞれ31種でした。
最後は、生物が生息していた場所に生きたまま戻しました。
水産科3年サケ採集
今年はサケの遡上数が激減し、昨年まであれだけたくさん遡上していたサケの群れが全くといっていいほど見られませんでした。わずかに見られるサケを採集し、人工授精を行いました。今後ふ化させた稚魚を飼育し、ある程度のサイズに成長させて再度武茂川に放流することにより、資源の維持を図るという目的で実習を行っています。
人工採卵が終わったサケは、小さく切り刻み、魚醤の製造に活用します。採集することは一見残酷なようですが、親魚を確保することで資源を維持し、本来ならば川の異臭につながる産卵を終えたサケの亡骸を生じさせずに有効活用することができるのです。
しかしながら、サケの遡上数が大きく減少していることは極めて大きな問題です。原因は多種多様に考えられているところだと思います。原因が何であれ、いろいろなことを考えさせられます。治水工事は本当に大切ですが、サケやアユなど水産上重要種はもちろん、生物多様性を大切にした河川のあり方の論議は必要だと思います。また、コクチバスをはじめとした外来魚の生息がサケの稚魚期に及ぼす影響も詳しく調査する必要があるかもしれません。その他挙げたら五指では足りないのでしょうが、いずれにせよ、生徒にとってはそのすべてが勉強です。ひとつひとつを大切に学んでほしいです。
馬頭小学校交流 サケの観察
前半は、1組が武茂川を遡上してきたサケが泳ぐ様子や産卵床などを観察し、武茂川の環境、サケ漁の仕方や道具などの解説を本校生が行いました。2組はサケの一生についての解説を聴き、武茂川で生まれたサケがアラスカ周辺まで回遊した後数年かけてもう一度武茂川に戻ってくることを学びました。実際に投網で捕まえたサケを観察し、雄と雌の特徴や違いについてスケッチを通して学習しました。後半はクラスを変えて同じ学習活動を行いました。小学生はサケの大きさやかっこよさに大きな歓声を上げ、中には鋭い質問で高校生が答えられない場面もありました。
最後には、那珂川町にはサケが遡上する素晴らしい川があること、そしてサケが遡上し続ける環境をみんなが守ってほしいというメッセージを伝え、交流授業を終えました。本校生にとっても、学んだことを小学生に伝える本当によい機会となりました。
水産科3年生那珂川カヌー下り
変更は時期だけでなく、航程自体も大幅に縮小しました。水産科3年生は、全部で12名。担任と指導教員と合わせ、15艇のカヌーが例年よりもゆっくりと大松橋から那須烏山市落石地区までのおおよそ14㎞を、時間をかけて下りました。ちょうどアユが産卵のため川を下り始めており、アユ釣り師の姿はまばらとなり、興野大橋下の堰には落ちアユを待つ投網を持った漁師が並んでいました。一方で上流とへ向かう大魚を凝視する釣り師の姿も見られました。ここ数年、すっかり遡上数を減らしてしまっているサケを狙っているようです。例年ならば新緑の中をですが、今年は赤く色づき始めた山々を背後に、生徒たちは瀬に見え隠れする岩や変化に富んだ流れにも集中しながら、3年余りを共にしてきた仲間とともに雄大な那珂川を下りました。
なお、当日は下野新聞社や那珂川テレビの取材を受けて報道されました。新聞のリンクは下記の通りです。
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/381166
令和2年度高校生未来の職業人育成事業1日目
10月27日(火)
初回となるこの日は、地元川魚店である林屋さんとなかがわ水遊園さんをお迎えして、本校の取り組みと課題について意見交換会を行いました。いただいたアドバイスをもとにまずはふ化幼生の生存率向上に向けて養殖方法を改善していきたいと思います。
今後予定されている2回目には成長した稚エビを見せられるよう頑張っていきたいです。
課題研究発表会が行われました
10月15日【木】
本校で課題研究発表会が行われました。
今年はコロナウイルスの影響もあり、満足のいく研究が出来なかった背景もありますが、水産科の2・3年生および水産科学研究部のメンバーが発表をしました。
結果は以下のようになりました。
1位 「那須・大田原のイシガイ類の保全に向けて」
生息数が減少しているイシガイ類を市役所や漁協と連携し、保全を行っていこうという内容で、2年間の集大成となる発表でした。
研究者である永田くんは、関東・東海地区への出場権を獲得したました!今年度はビデオ審査となりますが、より発表態度を磨き上げてほしいと思います。
2位「オニテナガエビで町おこし」
こちらも3年生による継続研究です。昨年度ふ化に失敗した経験から、飼育方法を改善し、見事ふ化、稚エビ、親エビへと成長させることができました。那珂川町の名産品になる日は近いかも!?
3位「内水面漁業の振興~鮎釣りをもっと身近に~」
2年生による新規の研究です。高額で費用のかかる鮎釣りの道具を、安価な値段で購入出来る道具を代用して、気軽に鮎釣りを楽しもうという研究。見事手作り竿でアユを釣ることができました。来年に期待です。