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平成20年度 栃木県教育研究発表大会 案内


 
栃木県教育研究発表大会実行委員会事務局
TEL:028-665-7204
FAX:028-665-7303
メール
   

栃木県教育研究発表大会が平成21年1月30日(金)・31日(土)の両日、栃木県総合教育センターで行われ、
約1,400人の方々にご参加頂き、盛会のうちに終了いたしました。
ご参会及びご発表いただきました皆様に厚く御礼申し上げます。


  ※ 各部会の をクリックして当日の発表の様子がご覧いただけます。

会場 : 栃木県総合教育センター <アクセス>

 日 程  午  前(10:00~12:30)  午  後(13:30~16:00)
平成21年
1月30日(金)
開会式(9:30~10:00)
キャリア教育部会
児童・生徒指導部会
学力向上部会
英語部会(小・中)
社会、地歴・公民部会(中・高)
人権教育部会
小学校学習指導部会
生涯学習部会
幼・保・小連携部会
国語部会(中・高)
数学部会(中・高)
理科部会(中・高)
英語部会(中・高)

 日 程  午  前(9:30~12:00)  午  後(13:00~15:30)
1月31日(土) 学校経営部会
校内研修部会
心の教育部会
健康教育部会
「言語力」の育成について考える部会
とちぎの徳育を考える部会
特別支援教育部会
情報教育部会



キャリア教育部会
1/30 午前
 部会テーマ キャリア教育で育成を目指す子どもたちの将来像や、学校間や地域との連携について考える

 
 テーマ設定の理由等  本県では、小学校段階からのキャリア教育を積極的に推進しており、各学校での取組も始まっている。そこで、本部会では、小・中・高等学校の取組を基にした協議を通して、キャリア教育の意義について確認するとともに、育成を目指す子どもたちの将来像の設定や、学校間や地域との連携などのキャリア教育活動を充実させるための在り方や方策について考える。

 
 発表内容
  • 将来に夢をもち、実現に向かって努力することができる児童生徒の育成
    (真岡市山前地区小中学校)
    -生き方に関する体験活動を通して-
  • 将来に生きる職業観・勤労観を身に付けさせるため、これまで各小中学校で独自に実施していた体験活動を、キャリア教育の視点から見直し、身に付けさせたい能力・態度についての考え方の共有化を図った。中学校区5校の指導の連続性、系統性を目指した取組について紹介する。
真岡市立山前中学校
  教 諭  大関 勲
 
  • ライフスキルに関わる教育の方向性と今後の展望
    -多様化していく社会に対応して主体的に立ち向かい、力強く生きていく生徒の育成を目指して-
  • キャリア教育に本格的に取り組み始めて6年目になり、試行錯誤を繰り返す中で、「ライフスキルに関わる学習」が、今後のキャリア教育の基盤になるのではないかという、一つの仮説に行き着いた。これらの学習において目指すべき生徒像は、「現実をしっかりと受けとめ、バランス感覚を鍛え、将来に向かって意思決定をできる生徒」である。
上三川町教育研究所
 上三川町立本郷中学校
  教 諭  森  健
  教 諭  荒川 幸広
  • 地域産業界と連携したものづくり人材の育成
    -地域社会の担い手となる専門的職業人の育成について-
  • 生徒のものづくりに関する知識・技能の向上や地域産業の理解を深めるため、地域産業と連携したものづくり人材育成のプログラムを開発し、実践的な教育活動を行った。これらを通した本校における専門的職業人育成の活動を紹介する。
県立那須清峰高等学校
  教 諭  古林 清一
  • 地域と連携した教育活動の推進
    -交流活動を通した農業教育の実践-
  • 栃木農業高校では、農業経営者・農業関連産業技術者の養成に力を入れ、地域とのさまざまな交流活動を通して、地域産業の発展と農業の振興に寄与してきた。それらの交流活動の内容と実践状況を紹介する。
県立栃木農業高等学校
  教 頭  若井田正之
 
コーディネーター 学校教育課  副主幹 青木 徹      



児童・生徒指導部会 
1/30 午前
 部会テーマ 気になる児童生徒への指導・支援の在り方

 
 テーマ設定の理由等  顕著な行動は見られないが、気になる児童生徒がいる。そのような児童生徒に早く気付き、対応することによって児童生徒の気になる行動や症状を未然に防ぐことができる。
そこで、今年度は、不登校等不適応状態に至らないようにするための児童生徒へのかかわりについて考える。

 発表内容
  • 学校全体で取り組む生徒指導
    -Q-Uを活用した取組-
  • 生徒一人一人が心豊かで居がい感のある学級や学校づくりをするために、Q-Uを活用して、個や集団の実態を教職員全体で理解するとともに、小規模校のよさを生かした組織的な生徒指導の実践を紹介する。
矢板市立泉中学校
  養護教諭 薄井 惠子
  教  諭 手塚美永子
  • 児童生徒の心の安定を図るための理解と支援
    -心が元気になることばかけ-
  • 元気に登校している児童生徒の本音を探る、「生活アンケート」から、子どもたちの「疲れ」や「ストレス」の原因を把握し、その解消法等のデータを収集・分析した。それに基づいて、教師、親、友だちのそれぞれの立場から、心が元気になることばかけについて提案する。
小山市立教育研究所
 小山市立小山第一小学校
  教 諭  中村 道子
 小山市立美田中学校
  教 諭  石川 美加


学力向上部会 
1/30 午前
 部会テーマ 学力の質の向上を目指す指導の在り方 
-全国学力・学習状況調査等を活用した学校改善の推進にかかわる実践研究事業 調査活用協力校における取組-

 
 テーマ設定の理由等  各学校においては、児童生徒の実態や実情に応じて「確かな学力」の育成を図るための特色ある教育活動が展開されている。
学校改善の推進にかかわる実践研究事業の調査活用協力校の研究の取組と成果を共有し、実践発表に基づく協議を通して、各校における学習指導の充実に役立てる。

 
 発表内容
  • 子どもの学習力をはぐくむ指導
    -表現力・思考力を伸ばす指導の工夫-
  • 児童の学習力(学習意欲・主体的な学び・表現力・思考力)を高めるための授業改善に関する実践研究である。児童の実態分析を土台として、学習に必要な力や意図して指導することを明らかにしながら学力向上に取り組んでいる。
那珂川町立馬頭小学校
  教 諭  秋元 貞雄
  • 集団の学びの中で、自らの考えを「伝え合い・深め合う」生徒の育成
    -基礎的・基本的な知識や技能を活用し、課題解決する能力を身につけさせるために-
  • 本研究は、「全国学力・学習状況調査等を活用した学校改善の推進に係わる実践研究」を受けて行っているものである。各教科の特性を生かした「話し合い活動」の形態や進め方を研究実践し、生徒の思考力・判断力・表現力を養い、自己有能感を育てようとしたものである。
下野市立南河内第二中学校
  教 諭  菊池 洋二
  教 諭  間中 理恵
  教 諭  藤森あゆみ
 
指導助言 宇都宮大学教育学部  教授 遠藤 忠


英語部会(小・中) 
1/30 午前
 部会テーマ 小中連携を踏まえた英語教育について考える

 
 テーマ設定の理由等  県内の多くの小学校では、総合的な学習の時間などで英語活動を行ったり、英語教育特区の小学校では、教科として英語活動に取り組んだりしている。また、平成23年度より小学校5年生と6年生で年間35時間の外国語活動を実施することになり、今後一層、小中の連携が重要となる。
そこで、実践発表や協議を通して、英語教育の現状について小・中相互の理解を図りながら、小中の連携の在り方について考える。

 
 発表内容
  • 下野市における小学校英語活動への取組
    -拠点校の実践を通して-
  • 下野市は、平成19・20年度、文部科学省から「小学校における英語活動等国際理解活動推進事業」の指定を受け、古山小学校を拠点校として取り組んできた。下野市全体の取組と古山小学校の実践について発表する。
下野市教育委員会
  指導主事 倉井 典子
下野市立古山小学校
  教 諭  鈴木 一恵
  • 英語教育における小・中の連携
    -言語活動の充実を通したコミュニケーション能力の育成-
  • 小中一貫教育の研究開発校としての3年間の研究実践を基に、小学校と中学校における英語教育をつなぐための基礎となる考え方や、児童生徒の発達段階等を踏まえた指導方法等の改善・充実及びその成果と課題等について、授業実践の様子等を交えながら紹介する。
栃木市立皆川城東小学校
  教 諭  横田  昇
栃木市立皆川中学校
  教 諭  金井 聡子
  教 頭  佐藤 義明
 
指導助言 宇都宮大学教育学部  教授 渡辺 浩行

社会、地歴・公民部会(中・高) 
1/30 午前
 部会テーマ 中学校社会科の公民分野及び高等学校公民科の現代社会において、生徒の興味・関心を高め、思考力、判断力、表現力等を育てる授業の工夫

 
 テーマ設定の理由等  社会科において、知識・理解が重要であることは言うまでもないが、知識・理解を定着させ深めさせるためには、教材に対する生徒の興味・関心を高め、意欲的、主体的に学ぶ態度を育成することが重要である。
中学校社会科の公民分野における、「主体的に学ぶ態度を育てる授業の構想」についての発表と、「高等学校における教科指導の充実に関する調査研究」で取り組んだ、現代社会の課題追究学習と評価の工夫についての発表をもとに、生徒の興味・関心を高め、思考力、判断力、表現力等を育てる指導の工夫について考える。

 
 発表内容
  • 主体的に学ぶ態度を育てる社会科授業の構想
    -経済に関する学習の興味・関心を高めるための工夫-
  • 社会科授業全般の自身の取組からみた課題をもとに、公民的分野の「国民生活と経済」において、指導の改善に取り組んだ。指導計画全体の構想、教材・教具の工夫、シラバス・ワークシートの工夫等の研究実践を発表する。
さくら市立喜連川中学校
  教 諭  石田 尚基
  • 「現代社会」における課題追求学習と評価の工夫
  • 「高等学校における教科指導の充実に関する調査研究」において、「現代社会」の課題追究学習と評価の工夫に取り組んだ。生徒の思考力、判断力、表現力を育成するための授業実践と評価の工夫について発表する。
県立栃木商業高等学校
  教 諭  興野 寛久
総合教育センター研修部
  指導主事 阿久津如子

人権教育部会 
1/30 午後
 部会テーマ 人権教育推進の充実を目指して

 
 テーマ設定の理由等  人権尊重社会の実現に向け、学校教育・社会教育における推進体制の整備や人権に関する学習や啓発活動の内容・方法等について実践的な取組の成果を紹介するとともに、これからの人権教育の方向性について確認する。

 
 発表内容
  • 「自分を大切にし、仲間を大切にする子どもでいっぱいの学校」を目指して
  • 平成19・20年度に、文部科学省・大田原市教育委員会の指定を受け、「自分を大切にし、仲間を大切にする子どもでいっぱいの学校」を研究主題に掲げ、お互いのよさを認め合う活動を工夫・実践することを通して、人権教育を推進したことについて発表する。
大田原市立石上小学校
  教 諭  谷田 恵一
  教 諭  鈴木 美智子
  • 豊かな人間性を育む教育
    -自他を尊重する人権教育の推進-
  • 平成19・20年度に、栃木県教育委員会の指定を受け、豊かな人間性と自他を尊重する人権意識を身につけさせるため、全職員が学校の教育活動全体を通して取り組んだ研究と実践について発表する。
県立茂木高等学校
  教 諭  國井 弘紀
  • 人権教育総合推進地域事業の取組について
    -学校と地域の連携をどう進めるのか-
  • 鹿沼市では、平成19年度から平成21年度の3か年にわたり、文部科学省からの委託で、西中学校区において人権教育総合推進地域事業に取り組んでいる。その中で学校と地域がどう連携を取り、深められるかが重要な鍵であると考えられる。成功例をあげて事例を紹介したい。
鹿沼市教育委員会社会教育課
 南部地区会館
  主査兼社会教育主事 
   宮坂 拓
 
指導助言 宇都宮大学教育学部長  教授 橘川 眞彦


小学校学習指導部会 
1/30 午後
 部会テーマ 自ら学ぶ意欲をはぐくむ指導の在り方

 
 テーマ設定の理由等  各学校においては、自ら学ぶ意欲と確かな学力をはぐくむために、魅力ある教材の活用、指導過程の工夫改善、体験的な学習など、様々な取組がなされている。小学校の4教科における研究の取組と成果を共有することにより、各校における学習指導のさらなる充実に役立てる。

 
 発表内容
  • 確かな学力をそなえた、かがやく児童の育成を目指して
    -自分の思いや考えを進んで表現し、意欲的に学ぶ学習指導の工夫-
  • 文部科学省から学力向上拠点形成事業の指定を受け、「確かな学力をそなえた、かがやく児童の育成」を目指して、基礎学力の向上・表現力の育成・評価と指導の三つの視点で研究を深めてきた。その成果と課題について表現力育成に焦点をあてて発表する。
那須町立黒田原小学校
  教 諭  石田 弘
  • 授業に見る子どもの姿を知るための取組
  • 子ども達が学習を通して学級内の人間関係を変革したり、再編成したりできるようにすることをねらいとする。子ども達が自分の生活と結び付けた学習を展開することで、互いの良さに気付き、関係を深めていくことを目指した試みを提案する。
宇都宮市立戸祭小学校
  教 諭  福田 知香子
 
  • 算数科におけるeラーニングの効果的な活用を目指して
  • 総合教育センターで開発した、算数科に関するeラーニング教材を紹介する。授業や自学自習での活用など、児童が楽しく意欲的に取り組めるeラーニングの効果的な活用方法について発表する。
総合教育センター
  指導主事 堀場 幸伸
 
  • 小学校理科における学習指導の工夫
    -ものづくり活動を生かして-
  • 理科の授業において、科学的に解釈する力を育成し、学習内容と日常生活との関連付けを図る手だての一つが、ものづくり活動であると考え、そのねらいや授業での活用の在り方について研究に取り組んだ。その成果を発表する。
宇都宮大学教育学部附属小学校
  教 諭  浅川 邦彦


生涯学習部会 
1/30 午後
 部会テーマ 地域と学校の連携を目指して -効果的なコーディネーターの在り方ー

 
 テーマ設定の理由等  これまでの調査研究の中で、地域と学校が効果的につながるためのコーディネーターの重要性が確認された。そこで地域と学校が連携するために、すぐれたコーディネーションを行っている県内外の事例を収集し、コーディネーターに関する調査研究を行ってきた。
本部会では、その研究内容や事例を紹介しながら、地域と学校の連携の充実・促進を目指す効果的なコーディネーターの在り方について考える。

 
 発表内容
  • 地域と学校をむすぶコーディネーターに関する調査研究
  • 地域と学校をむすぶコーディネーターの重要性が確認されている中で、すぐれたコーディネーションを行っている県内外の事例を調査し、効果的なコーディネーションの体制整備やコーディネーターの在り方について発表する。
総合教育センター生涯学習部
  副主幹  前出 哲子
  • 地域と学校をむすぶコーディネーターの事例
  • 「学校支援地域本部事業による取組」
  • 地域と学校がともに協力して子どもの豊かな心を育てていくために、地域協議会を設け学校を支援してきた。平成20年度からは学校支援地域本部事業を委託された。地域と学校をつなぐ地域コーディネーターの活動について紹介する。
宇都宮市立清原南小学校
 地域コーディネーター
  柳田貴美恵
  松山 聡子
  • 「活動の継続を目指したNPOの取組」
  • 総合的な学習の時間や授業アシスタントなどに、専門家や保護者、地域の方によるボランティアを募集して学校を支援してきた。学校支援を継続するためにNPO法人化した。民間団体としての学校支援の取組について紹介する。
NPO法人夢育支援ネットワーク
  理事長  島野 浩二
 
指導助言 宇都宮大学生涯学習教育研究センター 教授 廣瀬 隆人


幼・保・小連携部会 
1/30 午後
 部会テーマ 幼児期から児童期への教育

 
 テーマ設定の理由等  幼児教育では、幼児一人一人の特性に応じ、発達の課題に即した指導を行うことを重視している。また、小学校教育では、保育所や幼稚園での保育の成果を生かし、子どもたちが学校生活に適応できるようカリキュラムや学習指導等の工夫をすることが望まれている。  
そこで、年長から小学校1年生にかけての指導に視点を当て、小学校入学前後の教育によって子どもたちに育てたいものは何かを考える。

 
 発表内容
  • 幼児期と児童期の連続性について考える
    -幼児と「もの」とのかかわりを通して-
  • 幼児期から児童期の子どもの学びの連続性を考えるために、小学校の図工の素材として取り扱っている「もの」を使って、幼稚園での保育実践を行った。そこから見えてきた子どもの遊びと学びのつながりや、今後の幼・保・小連携の在り方について発表する。
那珂川町立大内小学校
  教 諭  佐藤奈津子
  • 幼児期から児童期への指導の在り方
    -幼・保・小連携の協議から見えてきたこと-
  • 今年度の幼・保・小教職員合同研修では、県教委作成のルールやマナーを考えるポスターを使った指導について協議した。研修者がポスターから選んだ指導場面について、幼・保と小及び指導時期の相違等の分析結果を提供することにより、幼児期から児童期への指導を考える。
総合教育センター幼児教育部
  指導主事 鈴木 智恵


国語部会(中・高) 
1/30 午後
 部会テーマ 論理的思考力・読解力をはぐくむ指導の工夫

 
 テーマ設定の理由等  中学校及び高等学校の実践発表をもとに、論理的思考力や読解力などをはぐくむための指導の工夫や指導力の向上の方策について協議を行い、今後の指導に役立つ視点や実践の共有化を図る。

 
 発表内容
  • 論理的思考力を育てるための方策
    -「反論」を取り入れた授業を通して-
  • 論理的思考力とは具体的にどのような力か。また、それを育てるためにはどのような指導法が有効か。特に「話すこと・聞くこと」「書くこと」の領域において、論理的思考力を育てるために反論を取り入れた授業案を紹介する。
佐野市立北中学校
  教 諭  浅生まゆみ
  • PISA型読解力を育む指導の工夫
  • 「高等学校における教科指導の充実に関する調査研究」において、PISA型読解力を育成することをねらいとした指導に取り組んだ。「マインドマップで発想を広げて小論文を書く」「『檸檬』におけるクリティカルリーディングの試み」「小説と映画を比較して『舞姫』を読み深める」について発表する。
県立小山南高等学校
  教 諭  杉本有加里
総合教育センター研究調査部
  副主幹  吉澤 正光


数学部会(中・高)  
1/30 午後
 部会テーマ 数学的な考え方・表現力を高める指導の工夫

 
 テーマ設定の理由等  中学校及び高等学校の実践発表をもとに、数学的な考え方・表現力を高めるための指導の工夫や指導力の向上の方策について協議を行い、今後の指導に役立つ視点や実践の共有化を図る。

 
 発表内容
  • eラーニングを活用した学習教材の開発に関する調査研究について
  • 総合教育センターでは、平成19・20年度の調査研究事業において、eラーニングを活用した学習教材の開発に関する調査研究を行った。児童生徒向け算数・数学eラーニング教材の効果的な活用方法について、研究協力校の実践例を踏まえて提案する。
宇都宮市立泉が丘中学校
  教 諭  宮師 信幸
総合教育センター研究調査部
  副主幹  小泉 浩
  • 表現力を高め、数学的な考え方を深める指導の工夫
  • 「高等学校における教科指導の充実に関する調査研究」において、生徒の表現力の現状の把握に努めるとともに、表現力を高める授業展開の工夫、数学的な考え方を深める授業展開の工夫について取り組んだ。その実践例を報告する。
県立矢板東高等学校
  教 諭  木村 真理恵
総合教育センター研修部
  副主幹  植木 淳
 
指導助言 学校教育課 指導主事 山岸 一裕


理科部会(中・高) 
1/30 午後
 部会テーマ 生徒が探求の深まりを実感し、主体的に学ぶ理科指導の在り方

 
 テーマ設定の理由等  教育課程実施状況調査やOECD生徒の学習到達度調査等の結果からも指摘されているように、生徒は理科の観察、実験に意欲的に取り組んでいるものの、考察したり、新たな課題に取り組んだり、学んだことを応用したりする態度の育成にはなかなかつながっていない現状がある。探究の深まりを実感できるような観察、実験の指導の工夫を中心に、発表及び協議を行い、今後の指導に役立つ視点や実践の共有化を図る。

 
 発表内容
  • 生徒の概念変容に着目した中学校理科授業の改善
    -電気・力学・溶解分野を例にして-
  • 子ども達は、科学的に正しくない既存概念をもっており、それらが驚くほど頑固で、新たに変更することが困難なことが知られている。電気・力学・溶解分野における生徒の概念変容について調査し、授業改善の提案とその実績による、生徒の科学的概念形成の有効性を検証した。
下野市立国分寺小学校
  教 諭  大谷 直之
  • 生徒が探求の深まりを実感し、主体的に学ぶ理科指導の在り方
  • 「高等学校における教科指導の充実に関する調査研究」において、理科の物理、化学、生物の3領域の指導事例の作成に取り組んだ成果を発表する。
県立足利高等学校
  教 諭  白井 康隆
県立鹿沼東高等学校
  教 諭   高橋 伸輔
県立真岡女子高等学校
  教 諭  鈴木 広子
総合教育センター
  研修部副主幹 阿久津 浩
  研修部副主幹 手塚 貴志
  研究調査部指導主事 滝田博之
  • 教育課題研修指導者海外派遣プログラム報告
  • カリフォルニア大学バークレー校ローレンスオブサイエンスで研究・開発され、多くの初等中等学校で実施されている理科教育プログラムFOSS(Full Option Science System)について、研究・開発の方法、実践および教員研修の状況等について報告する。
総合教育センター研修部
  副主幹  阿久津 浩


英語部会(中・高) 
1/30 午後
 部会テーマ コミュニケーション能力を育成する学習指導の在り方

 
 テーマ設定の理由等  コミュニケーション能力の育成を目指し、聞くこと、話すこと、読むこと、書くことの4領域を有機的に関連させた指導について、発表や協議を行う。それらを通して、中・高それぞれの立場で授業の在り方を考え、今後の指導に役立つ視点や実践の共有化を図る。

 
 発表内容
  • World religions & thoughts : A writing skills course
    -グローバルイシューと語学教育の統合を図り、クリティカルスィンキング、ライティングスキルの伸長を図る-
  • イスラム文化と日本文化をテーマとして、世界問題にせまる内容ベースの教育と語学教育の統合を図る。特に、プロセスアプローチを用いてライティングスキルの伸長を目標とし、さらに様々な文化・考え方に触れ、自分のアイデンティに目ざめさせていくことも目指す。
高根沢町立北高根沢中学校
  教 諭  猪瀬 正枝
  • 4技能の統合を目指したコミュニケーションの在り方
  • 「高等学校における教科指導の充実に関する調査研究」において、生徒のコミュニケーション能力を向上させるために、4技能をどのように有機的に関連させて活動を行うかを研究した。その実践例を発表する。
県立宇都宮南高等学校
  教 諭  渡辺 聡代
総合教育センター研修部
  指導主事 大岡 寿子
 
指導助言 学校教育課 副主幹 柴田 隆一


学校経営部会 
1/31 午前
 部会テーマ 教職員の協働性を高める学校経営の在り方

 
 テーマ設定の理由等  学校の教育力を向上させるためのポイントの一つに、「教職員の協働性を高める」ということが挙げられる。そのために、各学校においては、校長のリーダーシップの下、特色ある取組がなされているところである。
そこで、小・中・高等学校の実践の紹介と協議を通して、協働性を高めるためのアプローチや留意事項について考える。

 発表内容

  • 教職員の協働性を高める学校経営の在り方
  • 教職員の協働性や学校の組織力を高めるため実践的な学校経営の在り方を、小・中・高それぞれの実践をもとに、来場者とともに考える。
パネリスト
 足利市立東山小学校
  校長 市橋 雅子
 上三川町立上三川中学校
  校長 戸倉 文夫
 県立黒磯高等学校
  校長 塩野谷英彦

コーディネーター
 宇都宮大学教育学部
  教授 遠藤 忠


校内研修部会 
1/31 午前
 部会テーマ 授業力向上を図る校内研修の在り方

 
 テーマ設定の理由等  児童生徒の学力向上のためには、一人一人の教員の授業力の向上を図るととともに、教職員間の同僚性を高め、個々の力を集め生かす学校組織としての集団的教育力の向上を図ることが重要である。
そこで、実践発表を通して教員の授業力向上と教職員の同僚性を高める校内研修の効果的な在り方について考える。

 発表内容
  • 授業力向上を図る校内研修の在り方
  • 「授業力向上を図る校内研修の在り方」について、小・中・高各2校の協力を得て、研究を進めてきた。研究授業や授業研究会を中心とする効果的な校内研修の在り方について、研究校の実践事例を踏まえて発表する。
総合教育センター研究調査部
  副主幹  齊藤 正幸
  • 伝え合い、つなぎ合う教師集団を目指して
  • 全職員が主体的に参加して研究協議を行い、個々の実践をつなぎ合わせることで、協働体制の確立と校内研修の活性化を図り、授業力向上を目指してきた取組について発表する。
足利市立名草小学校
  教 諭  赤坂 昌寿
  • 基礎学力の向上を目指した校内研修
    -校内授業研究会を中心に-
  • 本校では、平成18年度から「基礎学力の向上」を学校課題の中心として取り組んできた。その中から平成19・20年度と行ってきた校内授業研究会の取組の成果と課題を発表する。
鹿沼市立加蘇中学校
  教 諭  石川 洋一
 
指導助言 宇都宮大学教育学部 教授 松本 敏


心の教育部会 
1/31 午前
 部会テーマ 自己の生き方を見つめ、豊かな心を育む児童生徒の育成

 
 テーマ設定の理由等  学指導要領の改訂に伴い、道徳の時間についても改訂点が示され、方法や教材、言語活動を工夫したり、情報モラルに関する指導に留意したりして、道徳の時間を充実させることが求められている。
そこで、児童生徒の生活の実態や道徳の授業、特別活動の実践から、心の教育について考える。

 発表内容
  • 生活状況調査
  • 今年度9月、県内の小・中・高70校の児童生徒及びその保護者を対象に、児童生徒の学校外での生活に関するアンケートを実施した。平成15年度の同調査と比較しながら、児童生徒の生活の実態や意識、その変化や保護者の受け止め方等、特徴的なものを説明する。
総合教育センター研究調査部
  副主幹  中山 観
  • 豊かな心で、共に生きる子どもを育む道徳教育
    -子どもの心に響く授業の工夫-
  • 子どもの心に響く授業の在り方について、基本的な指導法を中心に実践的に研究した。児童が道徳的価値について自覚を深め、自分の思いを活発に伝えるようにする手立てや、校内研修の在り方を紹介する。
矢板市教育研究所
 矢板市立矢板小学校
  教 諭  髙橋 毅
  • 未来に目標をもち、自己の生き方を構築できる生徒の育成
    -特別活動を中心とした自主的・実践的活動の充実を通して-
  • 「生き方」を「人生の方向づけをするもの」と捉え、よりよい未来のために生徒一人一人が自己の「生き方」を構築できる教育の在り方を探る。学級活動研究部、生徒会活動研究部、調査・分析部の実践事例を紹介する。
日光市立東原中学校
  教 諭  阿美 浩二
 
指導助言 宇都宮大学教育学部 教授 渡邊 弘


健康教育部会 
1/31 午前
 部会テーマ 健康教育の推進 -教諭・養護教諭・栄養教諭の連携を通して-

 
 テーマ設定の理由等  健康教育について、体力の向上、保健教育の推進、食に関する指導の推進に関する実践発表と、健康教育にかかわる教諭、養護教諭、栄養教諭の連携について協議することを通して、各校における健康教育の推進に役立てる。

 発表内容
  • 子どもの体力向上と健康の保持増進をめざして
  • 子どもの体力向上と健康の保持増進をめざし、「体力の増強」「健康の管理」「食育の推進」の三つを基本方針とした「うつのみや元気っ子プロジェクト」を策定した。その方針の一つである「体力の増強」の具現化を図る手法として「全児童生徒に身に付けさせたい体力や技能を明確にし、その達成のため楽しみながら体力や技能を向上させる運動プログラム」の研究開発を行った。その内容を発表する。
宇都宮市教育委員会学校健康課
  指導主事 関 守康
  • 早寝 早起き 朝ごはん
    -地域学校保健委員会の活用-
  • 本校では、平成18年度から小中学校の連携について研究を進めている。健康指導部会としては、地域学校保健委員会を活用し、「早寝 早起き 朝ごはん」の定着にむけて取り組んでいる。その取組の実際や、成果と課題を発表する。
那須塩原市立日新中学校
  養護教諭 月井 貴美子
  • 大規模学校給食センターに勤務する栄養教諭の「食に関する指導」の取組について
  • 小学校15校、中学校6校を有する真岡市において、給食センターに勤務する栄養教諭の専門性を活かし、学校や家庭と連携を図って、どのようにして9か年を通した食に関する指導を進めていくか研究している。その取組について発表する。
真岡市立真岡中学校
(真岡市立学校給食センター)
  栄養教諭 戸丸 輝美
 
指導助言 宇都宮大学教育学部 教授 益子 詔次


「言語力」の育成について考える部会 
1/31 午後
 部会テーマ 栃木の子どもたちの「言語力」を育成するために

 
 テーマ設定の理由等  生きる力の基礎となる「伝え合う力」の育成は、教育現場における今日的課題である。
そこで、幼児・児童・生徒の「言語力」の育成を図るために、効果的かつ体系的な指導法やカリキュラム等の在り方について、実践の紹介と協議を通して確認し、学校の実情に応じて教育活動を充実させるための方策について考える。

 発表内容
  • 「言語力に関する調査」の内容とその結果の概要について
  • 今回改訂された幼稚園教育要領、小・中学校学習指導要領では、教育内容の主な改善事項として言語活動の充実が示されている。そこで、栃木県教育研究所「言語力研究育成部会」では、県内の園児とその保護者、小・中・高の児童生徒及び教師、合わせて約11,000人を対象に「言語に関する現状や課題について」調査を実施した。その結果の概要について報告する。
栃木県教育研究所
 足利市立坂西北小学校
  教 諭 佐々井信子
 めぐみ幼稚園
  教 諭 上野 澄枝
 宇都宮市立簗瀬小学校
  教 諭 津村 早苗
 塩谷町立塩谷中学校
  教 諭 君島 玲子
 県立足利高等学校
  教 諭 手塚 一成
  • 自分の思いをいきいきと表現し合う児童の育成
  • 自分の思いをいきいきと表現し合えるためには、言語力を基盤として思考力・表現力を育て、同時に感性を豊かにしていくことが大切と考えた。その達成のために、①国語科における授業研究、②自然体験・交流体験、③日常の表現活動、以上三つのことを重点として取り組んでいる。
日光市立小百小学校
  教 諭  田中 亜紀子
 
指導助言 宇都宮大学教育学部 教授 渡邊 弘


とちぎの徳育を考える部会 
1/31 午後
 部会テーマ とちぎの子どもたちの規範意識を育成するために

 
 テーマ設定の理由等  県教育委員会の施策である「とちぎの徳育推進事業(H19,20)」にかかわる調査研究や、今年度各教職員に配布した「とちぎの子どもの規範意識を育てるための指導資料及びルールマナー教材集」を活用した実践的な取組の成果を紹介し、児童生徒指導の基盤づくりとしての道徳教育の方向性について確認する。

 発表内容
  • とちぎの徳育推進事業
  • 本県では、幼児から高校生までのそれぞれの発達段階に応じた道徳教育を推進していく中で、子どもたちの規範意識の育成を図っている。本年度は、4月に配布した「指導資料及びルール・マナー教材集」の活用を促進しており、協力校における規範意識の育成に向けた取組を紹介する。
学校教育課
  指導主事 菊地 高夫
  • 「ルールやマナーを考えるポスター」を活用した取組(幼稚園)
  • 幼稚園では家庭や地域社会と連携しながら、子どもたちを導き守っていくことが大切である。「ルールやマナーを考えるポスター」を活用した取組の紹介を通して、基本的生活習慣の形成や、社会的ルール・マナーの指導について考えていきたい。
作新学院幼稚園
  教 頭  山荷 フサ子
  • 家庭教育学級における「親学習プログラム」の実践(小学校)
  • 本校では、第5学年の保護者を対象とした家庭教育学級において、「子どもとのコミュニケーション大作戦(親学習プログラム)」を実施した。 親学習シートを活用し、子育てについて話し合い、家庭でできることを考えて実践している。
益子町立七井小学校
  教 諭  櫻井 由美子
  • 規範意識を育成する取組-携帯電話について親子のルールをつくろう-(中学校)
  • 本校では、生徒の規範意識を育成するために「ルール・マナー教材集」を活用している。子どもと親が話し合い、携帯電話を利用する際のルール作りに取り組んだ事例を中心に紹介する。
足利市立第二中学校
  校 長  髙橋 良男


特別支援教育部会 
1/31 午後
 部会テーマ 第1部:小学校及び高等学校における特別支援教育の推進
第2部:特別支援学校における障害者スポーツを取り入れた学習活動の充実

 
 テーマ設定の理由等 第1部 
現在、各小学校・中学校において特別支援教育に対する校内体制が整備され、通常の学級における特別な支援が必要な児童生徒への指導が展開されている。また、県内の高等学校においても、特に今年度より特別支援教育に対する校内体制作りが本格的に始まり、特別な支援を要する生徒への指導の在り方が大きな課題になっている。
これらの現状を踏まえ、今年度、総合教育センターで取り組んでいる小学校及び、高等学校における特別支援教育の推進に向けた実践研究について発表する。

第2部 
特別支援学校においては、将来の自立と社会参加に向け、個々の教育的ニーズを踏まえた指導や職業教育の充実に力を入れた教育活動が展開されている。その中で取り組まれている、障害者スポーツを通した指導の実践例について発表する。

 発表内容
  • 学級担任による特別な支援が必要な児童の指導(小学校)
  • 今年度、総合教育センターでは、小学校の通常の学級において、分かりやすさと安心感を高め子どもの自信を育てること、日常の教育活動の中で取り組むこと、既存の校内指導体制の活用など、特別支援教育の基本的な枠組みを検証するために実践研究を行った。その成果と課題を発表する。
総合教育センター教育相談部
  指導主事 庄司 秀樹
  研究協力委員
  • 高等学校における支援が必要な生徒の指導
  • 高等学校においては、特別支援教育に対する校内体制作りが本格的に始まったところである。総合教育センターでは、この現状を踏まえ今年度から2年間、高等学校における支援が必要な生徒の指導の在り方について実践研究に取り組んでいる。その中間報告を行う。
総合教育センター教育相談部
  指導主事 梅澤 圭子
  • 特別支援学校におけるフライングディスク競技の指導を通して
  • 障害者スポーツは、社会参加や自立に向けて重要な役割を担っている。その一つであるフライングディスク競技を特別支援学校の学習で取り扱う経緯や、その指導を通して、技術の向上や社会性、自信を育てることを目指した教師の取組と児童生徒の変容を紹介する。
栃木県立益子特別支援学校
  教 諭  櫻井 康生


情報教育部会 
1/31 午後
 部会テーマ 教育におけるネットワークの活用と情報モラル

 
 テーマ設定の理由等  ネットワーク技術の発達にともない教育へのネットワーク活用が容易になってきている。
学校、教育センターにおけるネットワークを活用した実践報告、並びに情報モラルに関するアンケート調査の結果を踏まえ、ネットワーク活用の可能性と情報モラル、コミュニケーション能力の育成について考える。

 発表内容
  • コラボレーションソフトを活用した授業の展開について
  • 友達からの意見をリアルタイムに反映して考えを深めたり、子どもたちの意見や考えの成果をデータベース化する際の問題を解消したりするために、コラボレーションソフトを活用した。その成果と課題を発表する。
宇都宮市立簗瀬小学校
  教 諭  水嶋 裕貴
  • eラーニングを活用した学習教材の開発に関する調査研究について
  • 総合教育センターでは、平成19・20年度の調査研究事業において、eラーニングを活用した学習教材の開発に関する調査研究を行った。開発した学習教材の活用方法と研究協力校での実践例について発表する。
那須烏山市立七合小学校
  教 諭  平野 康男
総合教育センター研究調査部
  副主幹  小泉 浩
  • 情報モラルに関するアンケート
  • 総合教育センターでは、平成20年度の調査研究授業において、情報モラルの育成に関するアンケートを実施した。本県児童生徒およびその保護者による回答結果より、携帯電話の使用実態および保護者との連携による指導のあり方について発表する。
総合教育センター研究調査部
  指導主事 髙野 寿映
 
指導助言 宇都宮大学教育学部 准教授 川島 芳昭


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