通信制からのお知らせ

通信制)先生からのメッセージNO6

生徒の皆さんへ先生達からのメッセージ6回目です。

【公民科 齋藤直行先生】
 生徒の皆さん、長く休校が続いていますが、お元気ですか?
 さて、思いがけず長期間を自宅で過ごすことになったこの機会を有効に利用して、読書するってのはいかがでしょうか。「日本史B」を受講している人、日本史に興味がある人におすすめの本をいくつか紹介したいと思います。「日本史B」のレポート範囲に登場する歴史上の人物を取り上げました。
l 第1回レポートに登場します。
  ①黒岩重吾 「鬼道の女王 卑弥呼」上・下 (『文春文庫』)
  ・・・日本古代史の永遠の謎、女王ヒミコの生涯を描いた歴史ロマン小説。
l 第2回レポートに登場します。
  ②黒岩重吾 「聖徳太子 日と影の王子」1~4 (『文春文庫』)
  ・・・厩戸王の野望と挫折を描いた古代史大河小説。
  ③黒岩重吾 「落日の王子 蘇我入鹿」上・下 (『文春文庫』)
  ・・・皇位をうかがう蘇我入鹿とその野望を挫いて中央集権国家樹立をはかる
    中大兄皇子と中臣鎌足らの攻防を描いた古代史ロマン小説。
  ④黒岩重吾 「影刀(えいとう) 壬申の乱ロマン」 (『文春文庫』)
  ・・・大海人皇子と大友皇子の皇位をめぐる争いを題材に、武人や女人、無告の民の、
    信じる道を貫いた人間ドラマ。
  ⑤黒岩重吾 「弓削道鏡(ゆげのどうきょう)」上・下 (『文春文庫』)
  ・・・国家が揺籃する天平期、孝謙女帝と道鏡の二人が公人と私人、政治と恋情のは
    ざまで身を焦がし、人間の不易なるものを映し出す歴史絵巻。
  ⑥井上靖 「天平の甍(いらか)」 (『新潮文庫』)
  ・・・唐の高僧鑑真を招こうとして遣唐船で唐に渡った留学僧たちの行く末、人生の
    無常を描いた歴史物語。
l 第3回レポートに登場します。
  ⑦高橋克彦 「火怨(かえん) 北の耀星(ようせい)アテルイ」上・下 (『講談社文庫』)
  ・・・平安初期、朝廷から辺境ゆえに蔑(さげす)まれ、侵略の対象とされた北方の民
    (蝦夷)。朝廷の侵略を英知と勇気と情熱によって退け続けた蝦夷のリーダー
    阿弖流為(あてるい)と征夷大将軍の坂上田村麻呂との戦いを阿弖流為の視点
    から描いた歴史小説。
 以上、7点をご紹介しました。興味のある本を読んでみてください。壮大な歴史のなかで、生きざま、他者とのつながりに感動するかも知れませんよ。


【理科 松本一則先生】
 皆さんは新型コロナウィルスによる感染拡大・死者多数を災害と考えますか?
 日本だけでなく世界中に目を向けても、歴史には病気による災害は何度も現れ、多くの人間の命を奪ってきました。「スペイン風邪」なんかは歴史にも出てきますし、日本では明治初期に猛威を奮った「コロナ」、古くは聖徳太子の時代にも「もがさ(天然痘)」が猛威を奮ったという記録があります。
 そんな時に人間は神に祈ってきたようです。「神頼み」とも言うのでしょうが、日本では祈るための神の中心は「伊勢神宮」ということになるでしょうか(出雲大社?)。昔は災害が起こる度に「お伊勢参り」として沢山の人がお参りに訪れたようです。
 その伊勢神宮に昨年の5月1日に行っていました。令和初日とあって人出も多かったのですが、神を崇める日本人の本質を見たような気がしました。今年だったら三密を避けるために立ち入り禁止かもしれませんが、逆に神に祈るために人も多く訪れたかもしれませんね。
 皆さんは「神頼み」しますか?ん?「神に祈り」ますか?
 いいえ!自力で乗り越えて行きましょう!


【公民科 江田昌司先生】
 今回のお題は「金星」です。皆さんは今の時期夕方ごろに西の空に輝いている星があるのはご存じですか?それは金星です。星を見るのはタダですので、毎日見ています。しかし、ほかの星に比べてひときわ大きく輝いている金星も日によって輝きが違います。調べてみると、月の満ち欠けと同じように、金星も地球や太陽の位置関係により満ち欠けしているように見えるそうです。夕方外に出て、西の空に一番輝いている星ですので、ぜひ。