研修報告

令和5(2023)年度 情報専門研修(高等学校)

目  的 学習指導要領の趣旨を踏まえた指導の在り方を理解し、実践事例の検討や教材等の研究を通して、指導力の向上を図る。
日  時 令和5(2023)年 8月29日(火) 9:30~16:00
対  象 高等学校、特別支援学校(高等部)の共通教科情報科を担当している教員
研修内容 1 講話「高等学校情報科における現状と課題」
2 研究協議「大学入学共通テストを見据えた定期テストの在り方」
3 研究協議「実践事例の検討や教材等の研究を通して考える魅力的な授業の創造」
講  師 総合教育センター 職員
研修の様子
 
受講者の声
  • 実践的で主体的に取り組む内容でとても勉強になりました。
  • 毎回素晴らしい内容と進め方だと感じています。
  • 複数の先生方の意見を取り入れて授業案を作成する過程で、普段気が付かなかった切り口や見方があり、とても参考になりました。授業に取り入れていきたいです。
研修担当者からの
メッセージ
 今回の研修は、昨年と内容を変更し、より専門的な研修となるように、大学入学共通テストと授業づくりをテーマにしました。また、なるべく多くの時間を研究協議の時間に充て、先生方が意見交換や情報共有をできるように設定しました。担当者が講話の時間をあまり取らないことについては、いままでの研修にはないスタイルなので、やや不安を感じていましたが、参加された先生方はグループで積極的に話し合いを行い、その内容をクラウド上のファイルを使って他グループと共有し、対話的で協働的な学びを行っていました。多くの先生が本日の研修内容に満足しているようでした。今後の研修では、なるべく先生方の時間を確保するとともに、興味関心を引く話題を提供できるよう心掛けたいと思います。
 

令和5(2023)年度 音楽専門研修

目  的 曲想と音楽の構造との関わりなどについて理解しながら、音楽のよさや美しさを味わい、主体的に鑑賞する能力を育てるための指導法について、演習を通して理解を深め、授業力の向上を図る。
日  時 令和5(2023)年 8月 9日(水) 9:30~16:00
対  象 全校種の音楽、芸術科音楽を担当している教員
研修内容 1 講話・演習「音楽を聴き深める力を育てる鑑賞指導の工夫」
2 研究協議・演習「音楽を聴き深める力を育てる授業づくり」
講  師 宇都宮大学大学院教育学研究科教授 小原 伸一 氏
総合教育センター職員
研修の様子
 
受講者の声
  • 曲の提示の仕方や工夫次第で子どもの音に対する感度を上げることにつながることが分かりました。子どもが「もっと聴きたい」と感じる授業を実践していきたいと思います。よく分からなかった「テクスチュア」「音楽の縦と横との関係」について、具体的な資料と講話で理解することができました。
  • 他校の先生方と意見を出し合って授業づくりができ、様々な考え方が参考になりました。鑑賞の授業を通して、子どもがどう感じるかというゴールの姿を見据えた上で題材の流れを考える必要があると感じました。今後も楽しい音楽の授業を展開していきたいと思います。
研修担当者からの
メッセージ
 宇都宮大学大学院教育学研究科 小原伸一教授の講話・演習では、子どもが「もう一度聴いてみたいな」と思うような授業づくりが大切であり、それに向けてどのような鑑賞の体験をするとよいのか、様々な資料や映像を基に学びました。育てたい資質・能力を明確にし、子どもの視点で題材構想することで、曲の提示の仕方や発問の工夫につながります。
 

令和5(2023)年度 図工・美術専門研修~版表現を中心とした指導の工夫~

目  的 図工、美術における版表現の工夫や効果的な指導方法を身に付ける。
日  時 令和5(2023)年 8月 7日(月) 9:30~16:00
対  象 図画工作科、美術科、芸術科美術を担当している教員
研修内容 1 演習「版に表す~写し取る色や形~(1)」
2 演習「版に表す~写し取る色や形~(2)」
講  師 総合教育センター職員
研修の様子
 
受講者の声
  • 同じ材料から作ったスタンプでも、つなげ方や組合せ方によって、全体の印象や表現が変わってくることが分かりました。学んだことを基に、子どもたちの発想が広がっていくよう、授業をしていきたいです。
  • どの彫刻刀を使うかによって、また彫る方向によって表現がまったく違うことが分かりました。今回は表情の表し方について勉強することができたので、今後の指導に役立てたいです。
  • 表情の豊かな描き方、人物の顔の基本的な表し方を学べ、児童目線での面白さや難しさを体験できました。どのように工夫させればよいか、考えながら進めていきたいです。
研修担当者からの
メッセージ
 版画の魅力は、誰でも簡単に、何度も繰り返して多様な表現をすることができるところです。しかしながら、版画は、扱う材料や用具が学年やその題材によって様々であるため、指導に課題を抱えている先生方も多いのではないでしょうか。今回の演習では、スチレン版画や木版画などの演習を通して、それぞれの版画の特徴や版表現の面白さを実感されたと思います。また、他の先生方の作品を鑑賞することを通して、多様な表現方法や版画の奥深さを知ることができたと思います。今後、各学校においても、版画の魅力を子どもたちに伝え、広げていただきたいと思います。
 

令和5(2023)年度 社会専門研修(小)・(中)、地歴・公民専門研修

目  的 渡良瀬遊水地の成り立ちや自然環境についての理解を深めることを通して、社会科の授業づくりのための教材研究の在り方について考える。
日  時 令和5(2023)年 8月 4日(金) 9:50~16:00
対  象 小学校、特別支援学校(小学部)の社会科を担当している教員
中学校、特別支援学校(中学部)の社会科を担当している教員
高等学校、特別支援学校(高等部)の地歴科・公民科を担当している教員
研修内容 1 講話・見学   「渡良瀬遊水地の成り立ちと自然環境について」
2 講話・DVD鑑賞「渡良瀬遊水地の活用」「渡良瀬遊水地を知っていますか?」
3 講話      「渡良瀬遊水地概成時の古図解説」
4 講話・見学   「渡良瀬遊水地の歴史」
講  師 渡良瀬遊水地ガイドクラブ                佐藤 隆夫 氏
     〃                      印出 雅昭 氏
栃木市役所渡良瀬遊水地課課長補佐兼ハートランド城係長  一条 嘉之 氏
     〃      主事              芹沢  嵩 氏
栃木市藤岡歴史民俗資料館                石川由利子 氏
研修の様子
 

講話・見学「渡良瀬遊水地の成り立ちと自然環境について」

講話「渡良瀬遊水地の活用」

講話「渡良瀬遊水地概成時の古図解説」

講話・見学「渡良瀬遊水地の歴史」

受講者の声
  • 社会科だけでなく、理科、環境学習、総合的な学習の時間等において教科等横断的に活用できると思いました。国策により廃村となり、強制移住させられた谷中村の人々の思いにも焦点を当てて学習させると学びに深まりが出てくると感じました。
  • 小学校の社会科では、4年生の水害の単元、5年生の低い土地のくらしの単元、6年生の明治時代の単元などで活用でき、中学校では、郷土学習や防災教育、環境教育などの視点から、高校では地理分野の防災などでも扱うことができると思います。今後の授業実践に生かしていきたいです。
  • 古図と現在の地図を比較することを通して、当時の人々の考え方や生活の様子などに触れることができ、歴史学習の際に学びを深めることができると感じました。
研修担当者からの
メッセージ
 フィールドワークは暑い中での実施でしたが、実際に現地に行かないと分からないような内容を講師の先生方に熱心に説明をしていただきました。また、午後の講話・見学では、午前中の内容をより深く理解するための構成となっており効果的でした。
 社会科、地歴・公民科の内容として扱うだけでなく、教科等横断的に学ぶことができる教材であり、先生方もそういったことを意識して受講されていました。
 受講された先生方には、講話・見学などを通して気付いた新たな学びを今後の授業に生かし、子ども一人一人の資質・能力の向上につなげていただきたいと思います。
 

令和5(2023)年度 教科等専門研修 生活専門研修

目  的 「教える」から「学び」への転換を図り、誰もが楽しい生活科の授業づくりを通して、 授業力の向上を図る。
日  時 令和5(2023)年 8月 1日(火) 9:30~16:00
対  象 生活科を担当する教員
研修内容 1 講話・演習「生活科で授業の転換を図ろう」
2 講話・演習「最高の支援を目指して」
3 講話・演習「生活科を創ろう(1)~動物園シミュレーションゲーム~」
       「生活科を創ろう(2)~公園探検シミュレーションゲーム~」
4 リフレクション
講  師 作新学院大学 人間文化学部 教職実践センター 特任教授 髙山 裕一 氏
総合教育センター職員
研修の様子
 

説明「幼児教育と小学校教育の円滑な接続」

講話・演習「生活科で授業の転換を図ろう」

講話・演習「生活科で授業の転換を図ろう」

講話・演習「最高の支援を目指して」

講話・演習「生活科を創ろう(1)
~動物園シミュレーションゲーム~」

講話・演習「生活科を創ろう(2)
~公園探検シミュレーションゲーム~」

受講者の声
  • 生活科は支援ということを学びました。綱を引くのではなく、背中を押してあげ、後ろに 立ってあげることが大切なのだと分かり、支援という言葉の価値観が変わりました。
  • 遠足や校外学習では、教師が一方的にタイムスケジュールや注意点を伝え、教えてしまうが、この場面になったらどうするかと、自分で考え判断させることが大切であると気付きました。子どもの中にはどう判断するか分からないこともあるので、肯定的な選択肢を用意しておくことは有効であると思いました。
研修担当者からの
メッセージ
 生活科は、自立し生活を豊かにしていくための資質・能力を育成する教科です。具体的な活動や体験を一層充実させながら、一人一人がそこで何を思い願っているのか、そこにどのような気付きがあるのか等、児童理解を基に学習を展開していくことが必要です。様々な事例から学んだことを日頃の実践に生かし、指導ではなく「最高の支援を目指して」取り組んでほしいと思います。
 

令和5(2023)年度 養護教諭専門研修

目  的 講話と演習を通して、連携・コーディネーター能力の向上を図る。
日  時 令和5(2023)年 7月24日(月) 9:30~16:00
対  象 全校種の養護教諭及び養護助教諭
研修内容 講話・演習「連携のコーディネーターとしての養護教諭のあり方について」
講  師 静岡大学教育学部学校教員養成課程養護教育専攻教授 鎌塚 優子 氏
研修の様子
 
演習「ケースメソッドで考えてみよう」
講義「魅力ある組織づくり-チーミング-」
受講者の声
  • ケースメソッドの討論が新しい刺激となりました。鎌塚先生の1つ1つのエピソードに共感したり胸が熱くなったり、講師はもちろんのこと、ともに研修を受けた仲間からもエネルギーをもらいました。
  • 今回の研修を通して改めて養護教諭の魅力を感じました。養護教諭は学校の連携の要であると先生がおっしゃっており、養護教諭としての肯定感が高まりました。自分なりの志をもち、また2学期から子供たちと向き合っていきたいです。
  • ケースメソッドを通し、価値観の再構築、様々な視点から考えるという経験ができました。この感覚を忘れずに自校のケースでも対応に当たりたいです。また立場、教育課程においても見える問題が異なることを念頭に置き、長期的な視点を持っていきたいと思います。
  • 他人と自分を比べず、以前の自分と比べて成長できているかを考えることが大切であり、それは子どもに対しても同じであるという言葉にハッとさせられました。
  • 学校組織を動かしていく上でいかに養護教諭の存在が重要なのか再認識することができました。多職種の職員をコーディネートしていく上で大切なポイントをいくつも示して頂いたので今後の執務に生かしていきたいです。
  • 「運用しながら改定していくことを大事に」「昨日の定義は今日は当てはまらないことがある」というところが印象に残っています。この心がけは持ち合わせていなかったので今後心がけていきたいと思うとともに、気持ちが少し楽になりました。
  • 世界で一人でもあなたのことをOKといってくれる人の存在で強く生きていける・・・等々、先生から心温まる力強いメッセージをいただき、明日から頑張ろうという気持ちになりました。
研修担当者からの
メッセージ
 演習「ケースメソッドで考えてみよう」や講義「魅力ある組織づくり-チーミング-」等において受講者自身が具体的に課題解決に向けて考え、鎌塚教授から養護教諭として大切な知識やスキルを学ぶことができました。組織の要としての養護教諭の在り方について考えさせられるとともに、これからも養護教諭として自信を持ってやっていきたいと思えるような温かく力強いメッセージをいただくことができました。受講者の皆さんが、養護教諭とは何であるか振り返る機会になったと同時に、熱い思いに胸が満ちた貴重な研修でした。
 

令和5(2023)年度 新任校長研修(高等学校、特別支援学校)第2日

 

目  的 校長としての職務、今日的な教育課題、学校経営の在り方等について総合的に理解を深め、校長としての資質の向上を図る。
日  時 令和5(2023)年 7月10日(月) 9:30~16:00
対  象 高等学校、特別支援学校の新任校長
研修内容 1 講話「学校の財務と事務室との連携」
2 講話・演習「学校におけるICT活用」
3 講話「学校における特別支援教育」
4 研究協議「学校経営上の課題とその解決に向けて」
講  師 県立学校職員
県教委事務局特別支援教育課職員
総合教育センター職員
研修の様子

講話「学校の財務と事務室との連携」

講話・演習「学校におけるICT活用」

講話「学校における特別支援教育」

研究協議「学校経営上の課題とその解決に向けて」

 
研修評価・振り返りシートから
0 研修の満足度、活用度
 ①本日の研修は、御自身のキャリアステージに応じた資質・能力の向上に役立つ内容でしたか。
  そう思う   そう思わない
 
満足度 87.9% 12.1%
 
 
1 講話「学校の財務と事務室との連携」
  【目標】
 事務室の業務、学校特有の財務について理解するとともに、事務室との連携の重要性を再確認する。
 

【講話を聞いての主な意見・感想】

  • お互いの業務やその法的な根拠をよく理解するとともに、現在進行している業務の内容、学校の将来像について共通理解することで、お互いに敬意を払い業務を遂行することが重要だと感じました。
  • 事務長をはじめ事務職員と密にコミュニケーションをとることを心がけ、様々なことを教えていただきながら、事務室の業務について謙虚に学んでいきたいと思います。また、すぐに相談・報告いただけるような雰囲気作りを心掛けたいです。
 
2 講話・演習「学校におけるICT活用」
  【目標】
 子どもたちを取り巻くネット環境の現状や学校教育におけるICT活用の現状と課題を理解するとともに、自校におけるICTを活用した教育活動について考える。
 

【講話・演習を通しての主な意見・感想】

  • ICTの活用を図るために、まずは活用の現状を把握し、課題を知ることで、より効果的な活用ができるように検討していきたいです。また、そのことを教職員に周知し、校内で活用が図られるよう推進していきたいと思います。
  • 今回得た情報を校内で共有し、児童生徒の指導に活用していきたいと思いました。また、著作権の問題に関しては特に注意をしていきたいと思います。


3 講話「学校における特別支援教育」
  【目標】
 特別支援教育に関する学校内外の指導体制や環境の整備、人材育成などについて理解するとともに、自校での取組への意欲をもつ。
 

【講話を聞いての主な意見・感想】

  • 日々の教育活動において、生徒個々の特性に応じた対応に努めていきたいです。これまでに行ってきた教育活動・生徒指導を継続し、特別支援教育はその延長線上にあることを理解した上で支援体制の構築に努めていきたいです。
  • どのような生徒に対しても特別支援教育的要素があることを周知して、現在の活動の中で該当するものを再認知させたいと思います。その上で、合理的配慮にあたるものは情報の共有を徹底させたいと思います。


4 研究協議「学校経営上の課題とその解決に向けて」
  【目標】
 各学校の教育目標の具現化に向けたビジョンの在り方や、学校組織マネジメントを効果的に推進するために校長として発揮すべき指導性について意見交換することを通して、校長としての資質の向上を図る。
 

【研究協議を通しての主な意見・感想】

  • 他校の状況について、いろいろ情報を得ることができ大変参考になりました。若手教員とベテラン教員のコミュニケーションの機会を広げていきたいと思います。
  • 学校課題の捉え方と、誰に絞り、どのように職員一体となった取組にするか、課題へのアプローチの道筋が見えました。職員の協力を得るための工夫の大切さを理解することができたと思います。
 
 

 

 

 

 

令和5(2023)年度 新任校長研修(小・中学校)第2日

 

目  的 校長としての職務、今日的な教育課題、学校経営の在り方等について総合的に理解を深め、校長としての資質の向上を図る。
日  時 令和5(2023)年 7月10日(月) 9:30~16:00
対  象 小学校、中学校、義務教育学校の新任校長
研修内容 1 講話「よりより学校経営に向けて」
2 講話「学校における特別支援教育」
3 研究協議「学校経営上の課題とその解決に向けて」
講  師 宇都宮大学教職センター職員
県教委事務局特別支援教育課職員
総合教育センター職員
研修の様子

講話「よりより学校経営に向けて」

講話「学校における特別支援教育」

研究協議「学校経営上の課題とその解決に向けて」
 
研修評価・振り返りシートから
0 研修の満足度、活用度
 ①本日の研修は、御自身のキャリアステージに応じた資質・能力の向上に役立つ内容でしたか。
  そう思う   そう思わない
 
満足度 93.0% 7.0%
 
 
1 講話「よりよい学校経営に向けて」
  【目標】
 組織マネジメントの考え方を生かした学校経営や校長としてのリーダーシップ等の在り方について再認識し、各学校のビジョン及びその実現のための工夫や課題解決へ生かそうとする意欲を高める。
 

【講話を聞いての主な意見・感想】

  • 講話の中にあった「校長は担任の時と同じ見方で先生方を見る」という言葉がとても印象に残りました。学級の子どもたちを動かしたり変容させたりするのが、指導や掛け声だけでなかったように、一緒に一つの方向を見て進めるよう、心に訴えられるような投げかけ方を考え、実践していきたいです。
  • 校長としての在り方を改めて考え直さなければと思いました。人を動かすために、人の心を動かすことができるように、自分自身を磨き、そして発信し、つながりを深められるようにしたいです。
 
2 講話「学校における特別支援教育」
  【目標】
 特別支援教育に関する学校内外の指導体制や環境の整備、人材育成などについて理解をするとともに、自校での取組への意欲をもつ。
 

【講話を聞いての主な意見・感想】

  • 特別支援教育、インクルーシブ教育について、これまでの経緯を含めて再確認をすることができました。「たし算だけでなく、減らすことも合理的配慮」という言葉が印象に残りました。
  • インクルーシブ教育システムについて全職員で共通理解する研修の場を是非設定したいと感じました。また、特別支援教育コーディネーターを中心に、個別の教育支援計画作成についての研修も実施したいです。
  • 特別支援教育の大切さは日頃から職員に周知していますが、その動向や具体性を伴った取組など、今回の研修で得た知見を自分なりにまとめ、伝え、必要なものは学校全体で取り組んでいきたいと思います。


3 研究協議「学校経営上の課題とその解決に向けて」
  【目標】
 各学校の教育目標の具現化に向けたビジョンの在り方や、学校組織マネジメントを効果的に推進するために校長として発揮すべき指導性について意見交換することを通して、校長としての資質の向上を図る。
 

【研究協議を通しての主な意見・感想】

  • 他校の校長先生の実践している内容を、学校の事態に合わせて取り入れたいと考えています。職員を知り、大切にすることから再度進めていきたいです。
  • 同じ校長という立場で、様々な課題について話し合うことができ、大変勉強になりました。人材育成については、職員の授業や校務の様子を今以上に把握し、日頃の言葉がけ、対話を続けていきたいと思います。
  • 学校の活性化や人材育成について、他の校長先生方が同じような問題意識をもち、それに対して行っている具体的な取組を知ることができました。本校の実態から見て、有効と思われる取組を実践していきたいです。
 
 

 

 

 

 

令和5(2023)年度 新任教務主任研修(高等学校、特別支援学校)

目  的 学校教育の当面する諸課題と教務主任の職務について理解を深め、教務主任としての資質の向上を図る。
日  時 令和5(2023)年6月19日(月) 9:30~16:00
対  象 高等学校、特別支援学校の新任教務主任
研修内容 1 講話「高等学校の諸課題-指導関係-」(高等学校)
  講話「特別支援学校の諸課題-指導関係-」(特別支援学校)
2 講話・演習「県立学校の諸課題-服務関係-」
3 講話・研究協議「カリキュラム・マネジメント」
4 講話「教務主任の職務」
講  師 県立学校教員
県教委事務局高校教育課職員
県教委事務局特別支援教育課職員
総合教育センター職員
研修の様子

講話「高等学校の諸課題-指導関係-」

講話「特別支援学校の諸課題-指導関係―」

講話・演習「県立学校の諸課題-服務関係-」

講話・研究協議「カリキュラム・マネジメント」

講話「教務主任の職務」(高等学校)

講話「教務主任の職務」(特別支援学校)

 
研修評価・振り返りシートから
0 本日の研修は、御自身のキャリアステージに応じた資質・能力の向上に役立つ内容でしたか。
  そう思う   そう思わない
 
満足度 82.8% 13.8% 3.4%
 
 
1 講話「高等学校の諸課題-指導関係-」
  講話「特別支援学校の諸課題-指導関係-」
  【目標】
 国・県の高等学校教育・特別支援学校教育における現状や諸問題について理解する。
 

【講話を聞いての主な意見・感想】

  • 先生方と連携して組織的に生徒の実態に合わせた教育課程を運用できるように国や県の動向を踏まえて視野を広く持ち、教育活動を調整していきたいと思います。
  • 生徒の主体的な活動を活性化し、自己肯定感を高められるよう教育活動を行いたいです。また、特別に配慮を要する生徒も増えてきていると感じるため、先生方の意識を変えていきたいです。
  • GIGAタブレットの授業や業務などでの活用を推進したいと思います。
 
2 講話・演習「県立学校の諸課題-服務関係-」
  【目標】
 本県教育の服務関係の実態及び諸課題について理解する。また、法令等に基づいた適切な教育活動を実施する手立てや、その際の教務主任としての役割を理解する。
 

【講話・演習を通しての主な意見・感想】

  • 法令を基に、根拠ある適切なアドバイスができるようにし、先生方とも情報を共有したいです。特に危機管理の内容については全職員で共有し、法令に基づいた行動ができるようにしたいと思います。
  • 先生方が働きやすいよう職場環境を整え、報告・連絡・相談ができるようにしたいです。若い先生方に対する配慮を忘れないように留意します。


3 講話・研究協議「カリキュラム・マネジメント」
  【目標】
 カリキュラム・マネジメントの考え方を理解する。
 

【講話・研究協議を通しての主な意見・感想】

  • 学校教育目標の実現に向けて、カリキュラム・マネジメントを効果的に行う必要性を再認識しました。具体的な事例から本校での取組について考えるきっかけとなりました。
  • 特別支援学校の取組例ではなかったが、特別支援学校の先生方と意見交換することで新たな視点を得ることができました。


4 講話「教務主任の職務」
  【目標】
 教務主任としての実践的な取組を聴くことによって、教務主任の役割を理解するとともに、自らの取組の参考とする。
 

【研究協議を通しての主な意見・感想】

  • 何でも1人で行うのではなく、管理職、他部、係との連携・分担を心がけたいです。企画・調整・助言を意識して、部内で業務内容を共有し、自分以外にも業務ができる先生を増やしたいと思います。
  • 学校全体を見ながら先を見通して、教育活動を円滑に行うことができるようにしたいです。また、1人で行うのではなく、協力体制を構築していきたいと思います。
 
 

 

 

 

 

令和5(2023)年度 新任教務主任研修(小・中学校)第1日

目  的 学校教育の当面する課題と教務主任の職務について理解を深め、教務主任としての資質の向上を図る。
日  時 令和5(2023)年6月19日(月) 9:30~16:00
対  象 新任教務主任。ただし、昨年度中に教務主任になった者でこの研修を受講していない者、及び、教務担当主幹教諭のうちこの研修を受講していない者を含む。
研修内容 1 講話「今日的教育課題への対応」
2 講話「新任教務主任に期待すること」
3 講話・演習「カリキュラム・マネジメント」
4 研究協議「教務主任としての取組」
講  師 県教育委員会事務局教育政策課職員
県教育委員会事務局義務教育課職員
総合教育センター職員
研修の様子

開講あいさつ

講話「今日的教育課題への対応」

講話「新任教務主任に期待すること」

講話・演習「カリキュラム・マネジメント」

研究協議「教務主任としての取組」
 
研修評価・振り返りシートから
0 研修の満足度、活用度
 本日の研修は、御自身のキャリアステージに応じた資質・能力の向上に役立つ内容でしたか。
  そう思う   そう思わない
 
研修満足度 93.2% 5.4%
 
 
1 講話「今日的教育課題への対応」
  【目標】
 今日的な教育課題について理解を深める。
 

【講話を聞いての主な意見・感想】

  • 今回の学習指導要領が、資質・能力ベースの改訂であるということに、改めて気づかされました。また「主体的・対話的で深い学び」や「個別最適」「協働的」な学びなどのキーワードの整理などもできたので、その視点を基に、学校の教育課程を見てい きたいと思います。
  • 「トライアンドエラーを繰り返すことが近道」と教えていただきチャレンジしてみようと勇気づけられました。PDCAサイクルを確立し検証して、来年に繋げることの大切さを実感したので、一つ一つの意見を受けて、繋げていきたいと思いました。
 
2 講話「新任教務主任に期待すること」
  【目標】
 教務主任の役割を理解し、よりよい教育活動を目指して職務を遂行する意欲をもつ。
 

【講話を聞いての主な意見・感想】

  • 働きがいのある職場づくりをしていくために、色々な方法でアプローチすることが大切だと学び、自分ができることを一つ一つやっていかなくてはいけないと実感しました。そのためにできることは、まず管理職はもちろん、教職員と積極的にコミュニケーションを図り、信頼関係を築いた上で、来年度へ向けての教育課程等の改善をしていきたいと思います。
  • 教務という立場は、アップダウン・マネジメントと横との調整コミュニケーションが不可欠であることを再認識しました。教務主任として勤務してまだ3ヶ月なので、なかなかうまくいかないことも多いのですが、コミュニケーションを大切にし、考えを共有・相談することを忘れずにしたいと思います。


3 講話・演習「カリキュラム・マネジメント」
  【目標】
 カリキュラム・マネジメントの実際を知り、自校の推進に向けての見通しをもつことができる。
 

【講話・演習を通しての主な意見・感想】

  • 「繋ぐ」というキーワードをもとに、カリキュラム・マネジメントを展開していこうと思いました。今年度は、より学校・地域を知り、子供たちの状況を把握し、来年度といわず今年度から実施できることは次年度を見据えながら取り組んでいきたいと思いました。
  • 「人的物的資源の活用」、「外部から人をどんどん入れる」、今やっていることが自分の役に立つと実感できるという講話が大変勉強になりました。今、本校でそれぞれの先生方が頑張っていることは間違っていないと思います。私にできることは一つ一つを調整し、よりよい活動にすることだと思いました。


4 研究協議「教務主任としての取組」
  【目標】
 教務主任としての職務について協議し、今後の取組への意欲を高める。
 

【研究協議を通しての主な意見・感想】

  • 今年度実施した教育課程の内容を振り返り、次年度のフォルダに訂正したものをその都度入れておくことは、来年度の計画を立てる際の時短になると思いました。常に整理しチェックする大切さも協議をとおして参考になりました。
  • それぞれの学校の特色を生かした教育課程が組まれていることが分かり、参考になりました。日課の工夫や、地域人材の活用等、実態に合わせて計画されており、子供の実態だけでなく、環境や能力、要望等にも対応した状況の把握が大切だと感じ ました。