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学校行事や授業風景、四季の移ろいなどを紹介します
国際理解だより 13
さらには、日本の国際援助の評価は、その拠出額の多さにかかわらず非常に低いといえます。DAC加盟国のODA貢献度をランク付けしたあるシンクタンクの調査結果では、日本のODAはなんと21位と最下位であります。
このように日本のODAの存在感が低下する中で、今後、日本のODA政策はどのような舵取りが可能なのでしょうか。日本は、将来に向けた方向性を提示しなくてはならないでしょう。
つづく
国際理解だより 12
最近、日本の開発途上国援助(ODA)が国際的に見て低下している原因はどうしてなのでしょうか。
ODAの新たな援助主体の台頭も、日本の存在感低下の一因であると思います。伝統的にはODAは経済協力開発機構(OECD)の開発援助委員会(DAC)加盟国を中心に行なわれてきました。しかし最近は、中国、インド、韓国、サウジアラビアなどが新興援助国として台頭してきます。また、マイクロソフト社のビル・ゲイツ氏が創設したビル&メリンダ・ゲイツ財団などに代表される民間財団による途上国支援も拡大してきました。
つづく
国際理解だより 11
最近、日本の開発途上国援助(ODA)が国際的に見て低下しています。財政的には、1991年から2001年まで世界第一位の拠出額を誇っていました。しかし、2002年にアメリカに抜かれ、2008年にはとうとう第5位に転落してしまいました。国連は先進国のODA支出を国民総所得(GNI)の0.7%とするよう呼びかけていますが、日本の実績は0.25%程度に留まっています。現在の緊縮財政の中、今後も大幅なODA支出の伸びは期待できません。
つづく
平成22年度 一日体験学習
8月20日(金)、講堂をメイン会場に一日体験学習が開かれました。
野澤賞授与式・受賞者講演会
第2学期始業式、校長講話・生徒会役員任命式
また、生徒会役員任命式も行われ、平成23年度新生徒会役員13名が決まりました。
校内合唱コンクール
平成22年度PTA大学視察研修旅行について
東北大学オープンキャンパス見学会実施
国際理解だより 10
これまで数回にわたり「国際化」について書いてきました。「国際化」については2つの考え方があるのです。まず1つめは、「国際化=グローバル化」という考え方であり、もう1つは、「国際化=多言語多文化化」という考え方です。当然のことですが、現実の社会動向を考える場合には、いずれか一方の考え方だけが絶対的に正しいということではなく、両方の考え方があることを念頭におきましょう。
「国際化」の中で生きる私たちにとって「国際化=多言語多文化化」の視点が必要になります。ユネスコによる『文化多様に関する世界宣言』(2001年)よれば、「ことばや映像による思想の自由な流れを保障する一方で、すべての文化がみずからを表現し知らしめることができるように配慮しなければならない。表現の自由、メディアの多元主義、多言語主義、デジタル情報を含む芸術や科学・技術の知識への平等なアクセス、そしてすべての文化が表現と普及の手段を手に入れる可能性。これが文化的多様性を保証する」とあります。
このことが大切なのです。「国際化」とは何かと考えるときは、「国際化=多言語多文化化」の視点を忘れてはいけないのです。
1学期おわり
Library News 7月号
国際理解だより 9
「多言語多文化社会」を実現するために大切なことは、「アイデンティティ」の確立であると考えます。また、自他のちがい(差異)を認める寛容な心でもあります。なぜなら、自分と他者をつなぐ相互作用がコミュニケーションであり、多文化共生はこのコミュニケーションと他者に対する理解(異文化理解)から成り立つからです。
このように考えると、「アイデンティティ」の確立、「言葉」についての認識、「差異」に対して開かれた心は、多文化・多言語共生に向けて不可欠な要素であると言えます。
つづく
学力向上のための本校の取り組み
本校では、生徒の学力向上を目的として、様々な取り組みを実施しております。以下は、本年度の主な取り組みです。
7,8はその一環として取り組んでいます。
本校は、年間最低6回は面接を実施し、生徒理解に努めています。
3学年 (国、数、英、日・世・地理・現社、物・化・生・地)
2学年 (国、数、英、現社、物・化・生)
1学年 (国、数、英)
実施日 平成22年4月26日(月)~28日(水) 2泊3日
実施場所 ホテルニュー塩原
国際理解だより 8
「多文化多言語主義」の中心になっている理念は、言語と文化、つまり、人間の思考と文化との関係に光を当てた言語相対論に根拠を求めることができます。また、言葉は文化であり、自らの言語を使うことは人間としての権利であるという哲学に求めることもできるでしょう。
このように人間存在の根源として言語の重要性があるから、多言語・多文化主義の尊重がこれまで以上に求められるのです。残念ながらこの視点は、日本の英語教育ではほとんど話題にもなっていません。しかしながら、言語の重要性を教育することが多文化・多言語共生への第一歩となるのです。
つづく
国際理解だより 7
前回に続いて、「多言語多文化社会」を考えてみましょう。
現在、EUは通訳翻訳に膨大な予算をかけてまで全加盟国の言語を公用語とし、多言語を守り通しています。このことは「多文化多言語主義」、つまり「多文化共生主義」にもとづいているといえます。
さらにウェールズ語、アイルランド語、また米国内のネイティブ・アメリカン部族語といった消滅しかけている言語を復活させようとする努力が世界各地で見られます。このことも同様の考え方に由来していると思います。
つづく
保護者の皆様へ
6月22日、保護者の皆様宛てに、生徒の送迎に関するお願いのプリントを配付いたしました。
東北大学オープンキャンパス見学会の申し込み締め切りました
国際理解だより 6
「多言語文化社会」を考えるうえで、ユネスコによる『文化多様に関する世界宣言』を参考にしてみましょう。
例えば、「ことばや映像による思想の自由な流れを保障する一方で、すべての文化がみずからを表現し知らしめることができるように配慮しなければならない。表現の自由、メディアの多元主義、多言語主義、デジタル情報を含む芸術や科学・技術の知識への平等なアクセス、そしてすべての文化が表現と普及の手段を手に入れる可能性。これが文化的多様性を保証する」とあります。
すべての文化がみずからを表現し知らしめることができるように、私たちは、上のことを重く受け止めなくてはいけまんせん。ここに多文化共生を目指した国際理解教育が必要になってくるのです。
つづく
「教育実習生との進学座談会」が行われました
7名の実習生は、大学、学部、担当教科がそれぞれ異なるので、生徒諸君は自分の進路希望に応じてアドバイスを受けたい実習生のもとに集まり、熱心に話を聞いていました。
受験勉強の話から、在学している大学の情報、現在学んでいる学問分野に至るまで、話題は広い範囲に及び、予定していた1時間という時間はあっという間に過ぎて行ったようでした。
国際理解だより 5
今回は、「国際化」のもう1つの考え方、「多言語文化社会」を取り上げます。
世界はグローバル化と同時に多言語社会へも向かっていると、以前に書きました。多様な言語や文化を尊重する考え方は「多言語多文化主義」と呼ばれます。このような考え方に基づく場合、多様な言語や文化を理解することが大切になります。そのために互いに協調しあいながら共に生きることが求められるのです。
こうした考えの基礎には、「競争しあう」を尊重する「競争原理」でなく、「共に生きること」を尊重する「共生原理」が働いていると言えるでしょう。
つづく
東北大学オープンキャンパス見学会の申込書を配付しました。
7月29日(木)実施予定の「東北大学オープンキャンパス(大学説明会)見学会」の実施要項および参加申込書の保護者あて通知を、全校生徒に配付しました。申し込み締め切りは7月22日(火)で、参加費は4,500円となります。貸切バス(1台)を利用し、募集人数は40名を予定しています。
Library News 6月号
国際理解だより 4
前回、「グローバル化」とは、世界中で起きている「画一化現象」のことと書きました。
画一化現象の特徴は、いわゆる「世界標準(グローバル・スタンダード)」を生み出したことであります。そして、世界の国々は、世界標準を生み出した国(=勝者)とその世界標準に乗り遅れた国(=敗者)とに大別されることになったのです。
そのような状況にあって、人々が望むことは勝者になりたいということであり、結果として、世の中は「競争原理」に束縛されることになりました。
ここには、問題も潜んでいるのです。
つづく
国際理解だより 3
グローバル化とは、現在、世界中で起きている「画一化現象」のことといえるでしょう。グローバル化の象徴的存在であるハンバーガー・ショップの名前をとって、「マクドナル化」などとも呼ばれることもあります。
20世紀後半に起きた工業技術の発達や通信網の飛躍的発達は、欧米などを中心とする先進諸国の経済システムと文化を、あっという間に世界中に拡散させました。その結果、世界には経済システムの画一化現象と、それに伴う文化的画一化現象が起きたのです。マクドナルドが世界中で見られるようになったのは、そのためなのです。
つづく
国際理解だより 2
世界の「グローバル化」は、「アメリカ化」に他ならないという人もいます。しかし、そのことが現実だとしても、世界はグローバル化と同時に多言語社会へも向かっているのです。
グローバル化という方向に向かっているとみれば、国の政策として、たとえば英語公用語論が出てくるでしょう。一方、多文化多言語主義の流れを尊重すれば、多文化共生を目指すことも大切になります。
次回は、「グローバル化」について考えてみたいと思います。
つづく
国際理解だより 1
本日から、国際理解に関するテーマでいろいろ書いてみたいと思います。第1回目は、「国際化とは何か」です。
「国際化」とは何でしょうか。2つの考え方があると思います。
まず1つめは、「国際化=グローバル化」という考え方であり、もう1つは、「国際化=多言語多文化化」という考え方です。
当然のことですが、現実の社会動向を考える場合には、いずれか一方の考え方だけが絶対的に正しいということではなく、両方の考え方があるのです。
つづく
第45回定期演奏会のお知らせ
白布ヶ丘だより6月号
1年応援練習
関東大会出場!!
演劇部自主公演開催のお知らせ
校内体育大会
交通安全講話
Library News 5月号
白布ヶ丘だより5月号
Library News 4月号
4月20日 創立記念式典
白布ヶ丘だより4月号
新任式
異動されてきた先生方の離任式が行われました。
第1学期スタート-離任式、始業式-
平成22年度全日制入学式
平成22年度 全日制入学式が挙行されました。
第3学期修業式
合格体験発表会
高校入試 合格発表
3月2日卒業式挙行 校長式辞
厳しい冬を経て、馥郁(ふくいく)と梅の香り漂うこの佳き日に、日下田實同窓会長様、田村稔PTA会長様をはじめ、多数のご来賓のご臨席を仰ぎ、平成二十一年度第六十二回栃木県立真岡高等学校全日制の卒業式を挙行できますことは、喜びに堪えません。ここに、教職員、生徒ともに厚く御礼申し上げます。
保護者の皆様、本日はご子息様の「栃木県立真岡高等学校卒業」誠におめでとうございます。心よりお祝いを申し上げます。ご子息様は、高校生活を送る中で、大きく成長されたと推察いたします。これまでの本校の教育活動にご理解とご協力を賜り、教職員を代表いたしまして、心より感謝申し上げます。
本校は、”至誠”を教育の基本精神とし、これまで二万三千五百二十四名の有為な人材を世に送り出して参りました。「人を欺かず、己を欺かず」「己が善と信じたことを実行する」という至誠の精神は、佐多万之進先生が主唱されて以来、星は移り、世は変わっても脈々と本校の教育の底に流れる精神です。この”至誠”の精神が、諸君が、これからも成長を続けるための精神的支えになることは間違いありません。
いま、至誠の碑に固く誓った高校生活最後の日を迎え諸君は白布が丘の学び舎で過ごした日々を振り返り、万胸に迫るものがあると思います。これまでの三年間で学び体得された基礎・基本を基に、今後一層、「大きな人物なること」を期待しております。さらに、願わくは、「この白布が丘で育んだ友情」を、生涯の絆として、心豊か人生を歩んで行かれんことを希望するものであります。
「未曽有の不景気」とか、「百年に一度といわれる大不況」(バーナンキは「百年に一度の金融危機」と言っています。これが事実です)などと我々国民をいたずらに意気消沈させる風評をたて、心情的に危機感をあおる傾向がありますがわたくしは、そのような傾向に与しません。
近代日本を鳥瞰しただけでも、日本は、「現在進行中の不景気」より、はるかに深刻な不景気を克服して参りました。すなわち、①明治維新後の不況、②一九二九年前後の金融恐慌や世界恐慌、③太平洋戦争後の大不況を、生来の知恵や勤勉さなどを駆使して、見事に克服し、さらに発展してきたのであります。これはまぎれもない事実であります。
これからの諸君には、日本の利益、つまり、国益を最優先しつつ、世界の中の日本という視点から、日本の利害のみで物事を判断するのではなく、広く国際的、あるいは地球的、全人類的視野の中で物事を考え、判断でき、実行できる「世界の中の日本人」としての高い識見と行動力を持つ人間になっていただきたいと強く望みます。
そのような人間になるためには、当たり前のことを実行すればいいのです。一つは、「大学生になれば、学問にひたすら打ち込み、ほどほどに社会勉強することです。そして、社会人になれば、全力で仕事することです」。二つは「幅広く本を読み続けることです」。三つは、「小説『宮本武蔵』などで知られ、日本最高の勲章である文化勲章を受賞された作家の吉川英治さんは、小学校も中退せざるをえませんでしたが、「我以外皆我師」の精神を座右の銘に生きてこられました。すなわち三つは、「自分以外の全ての人や物から学ぶこと」です。
三つ目。人々が、平和で幸せなくらしを送ることが出来る世の中を実現することは、若い諸君の双肩にかかっていると申しても過言ではありません。地球的規模で考察すると、今後とも地球には、戦争や紛争はなくならないと予想されます。
しかし、戦後まもなく、アジアで初めて「自由で、法的には平等な国」を作り上げた我が国は、知恵や努力、才覚や工夫または運などにより、それこそいっぱい夢も希望も散らばっていると私は、確信しております。
その具体例として、現熊本県知事の蒲島郁夫さんの話を紹介します。蒲島郁夫さんは、米が一年で約三百七十キロしかとれない田んぼをもつ貧しい十人家族で育ち、高校時代は勉強を一切しないので成績は二百二十人中二百番台。高校卒業後、農協に勤めるも二年で退職。しかし、彼には夢が三つありました。
一つは小説家になること。二つは政治家になること。三つは牧場経営をすること。それを本気で信じていたことです。
少年時代の夢を実現した点でトロイ遺跡を発掘したハインリヒ・シュリーマンに似ています。高卒後、農協職員になり、「派遣農業研修生プログラム」に応募し、二十一歳でアメリカに渡り、アメリカの農業を勉強し、農奴のような過酷な労働をしつつ、ネブラスカ大学に入学、「豚の精子の保存法」で認められましたが、小さい頃の夢であった政治家を捨てがたく、大学を辞めて、「政治学の分野で有名なハーバード大学の大学院」へ進学し、そこで博士号を取得。帰国後、筑波大学教授、そして一九九七年から東京大学法学部教授、二〇〇八年には熊本県知事になり現在に至っています。
私が、三つ目で、諸君に最も伝えたかったことは、「逆境こそが人生の成功の鍵」になるということです。
四つ目。人間は一人では生きていくことはできません。周囲の方々のお陰で、諸君はこれまで成長することができたのです。四つ目の「はなむけ」の言葉として、お世話なった方々へ「感謝」ができる人間になって欲しい、ということです。たとえば、今日のうちに、お父さんやお母さん、そして先生方やこれまで沢山お世話になった方々に、自分の言葉で、「心からありがとうございました」とお礼を言って欲しいのす。
人は「ありがとう」の数だけ賢くなり、「ごめんなさい」の数だけ優しくなり、「さようなら」の数だけ「愛」を知るものだと、言われます。
しかし、私たちは、前途有為な諸君を自らの手で育てる手伝いができたという確かな手応えを感じつつ、優秀な諸君とともに三年間同じ白布が丘で過ごせることができたことに感謝しつつ、諸君を送り出すことができます。
卒業生諸君、どうか自重自愛されて、「古き歴史に新しき光」を添えることができる広い視野を持つ大きな人物になって下さい。
諸君の前途洋洋として、幸多かれことを祈って式辞といたします。
栃木県立真岡高等学校長
上 岡 健
白布ヶ丘だより3月号
白布ヶ丘だより2月号
白布ヶ丘だより2月号を配付いたしました。
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県高校スポーツ特別功労賞受賞
本校教諭 馬場正明 先生(ソフトテニス部)が第51回県高校スポーツ特別功労賞に選ばれました。おめでとうございます。
白布ヶ丘だより1月号
白布ヶ丘だより1月号を配付いたしました。
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